スプラッターハウス わんぱくグラフィティ

Splatter House Wanpaku Graffiti
★★★★4.8(5件)
機種
ファミコン (FC)
ジャンル
アクション (ACT)
発売日
1989年7月31日
メーカー
ナムコ
定価
4,900

ゲーム概要

ナムコより1989年7月31日にファミコン用ソフトとして発売された横スクロールアクションゲーム。アーケード版からアレンジ移植作品。稲妻によってよみがえった主人公リックが、カボチャ大王にさらわれたジェニファーを救うために古びた館へと乗り込む。アーケードの不気味な雰囲気とうって変わり、コミカルでかわいらしいゲームになっている。

プレイ画面

※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるナムコ様が権利を所有しています。
© 1989 ナムコ All Rights Reserved.

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レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    初めてのファミコンソフト

    二十年くらい前になるでしょうか?
    小学生の頃ファミコンで初めて買ってもらったソフトです。
    父が店の人に、「これは誰でも楽しめるソフト」とススメられて購入したそうです。
    まさに、その通りのゲームでした。
    ファミコンも手放してずいぶんになり、最近はレトロゲームの思い出が懐かしくなり購入。

    基本は操作がシンプルな横スクロールアクションゲームといった感じですが、ステージや演出も凝っていて、難易度もやさしくなく、かといって難しいと言う訳でもなく、誰でも楽しめるし、なれれば30分くらいでクリアできます。
    隠しステージなどを見つけて、本家スプラッターハウスへ続く真のエンディングを見るのも一興。
    スプラッターハウスの本編をしらなくても、十分に楽しめます。

    キャラがコミカルでかわいかったりするのですが、ところどころホラーっぽい演出もなされています。
    ネタや映画のパロディも多数あり、解る人には懐かしいと思えるかもしれません。
    グラフィックもファミコンとはいえ、それなりにレベルが高いと思います。

    今でも面白い!と大人にも子供にもオススメできる作品です。

  • ★★★★★ 5.0

    全然怖くないけどスプラッターハウス!

    ファミコンで発売されたスプラッターハウスですが、オリジナルのアーケード版とは全く内容が異なり、そもそも怖く有りません。
    なにしろサブタイトルが「わんぱくグラフィティ」ですから。「わんぱく」ですよ!

    一応主人公はリックで、ステージも墓場から始まりますが、2等身にも満たないようなちっこいリックとほのぼのタッチのグラフィックにより、全然スプラッターな感じではありません。 むしろ微笑ましいです。
    墓場を進んでゆくと、何故かライトアップされたステージがあり、そこからマイケルみたいなゾンビが出現し、どう見てもスリラーみたいな曲とダンスが始まります。

    その後の展開も、日本のお城やピラミッドなどが登場し、お城では姫様の踊りを鑑賞しながら裏技(?)でオナラを発射できたりと、もはやスプラッターでも無ければハウスですらありません。
    最高です。 このテイストがOKな人にはたまらないゲームです。

    ステージ構成や基本システム、音楽なども実に良く造られており、ゲームとしての完成度は良いと思います。
    こんなスプラッターハウスも有りですね。

  • ★★★★★ 5.0

    本家とはまた別の意味の恐ろしさ

    絵面は確かにコミカルなように見えるが、いざプレイしてみるとそのコミカルさ故の怖さがある。
    なにしろあのタッチでリックのやってること自体はスプラッターハウスそのものなんだから…
    デッドマン、イビルドッグ、ウッディなどといった雑魚もデフォルメされてますがそれでいて不気味はいざゲーム画面に躍り出ると全く損なわれていません
    いやむしろ、特にウォーターデッドやハンギングデッドなどは更に気味悪さに拍車をかけてるようなフシすらあります、いやマジでw
    まあさすがにデフォルメしようがないノブーとかオヴァとかはハブられちゃってますがね…(^^;)

    さらに他作品のナムコキャラもゲスト出演します。ただし基本的に生贄扱いですが…orz

    ちなみにこの作品、きっちり本家と世界観繋がってたりします。詳細は完全クリアすればわかるかもです

  • ★★★★ 4.0

    本家とはまた別の方向性(主に年少者に向けた)恐怖

    これは兄が友人から借りてプレイしていたソフトで、当時幼稚園児だった私はこれがアーケードゲームが原作なのだということは知りませんでした。
    で、当時は隣で兄弟のプレイを見てただけだったのですが・・・・
    むっちゃくちゃ怖くてトラウマでした(TT)

    不気味な色使いのドットグラフィックや、おどろおどろしいBGM、ボス戦の演出(1面ボスの人形の首と、3面のエイリアンが怖かった・・・・)
    そしてなんといっても、ゲームオーバー時の演出が一番怖かった。
    どぎついオレンジ色に反転する画面でリックが仮面を残して消滅してしまい、黒バックの「GAME OVER」表示の横に小さく表示されるアニメーションで誰かがドアの奥からこっちをじっと見つめていて、そっとドアを閉めるという演出・・・もうこれが最恐でしたねorz

    後年になって初めてスプラッターハウスのプレイ動画を見たとき、「いや、怖いっつーより、かっちょえーじゃん!音楽も演出も最高だし!
    むしろファミコンの方がこえーわwww」って、素で思ったくらいでしたw
    (残虐表現もドット絵だからあまり怖いとは思わなかったんですよね。
    本物のスプラッター映画とかは大の苦手なんですがw)

    どっちかつーと、ホラー映画を本気で怖がるような年頃の子供に向けた作風に転換しているという感じでしょうか。
    何も知らない子供にこれをやらせたら、けっこうな確率でトラウマになると思いますw
    事実、私もそうだったので^^;

    ただ、音楽は、おどろおどろしいものも含めて世界観や雰囲気にあったすごくいい曲がそろってます。
    特にスタッフロールの曲はすごく穏やかで優しい雰囲気の曲で、これを聞きたいがために必死で恐怖をこらえてプレイするという本末転倒なことをやってました笑

    作風としては、個人サイトで「妖怪道中記アメリカン」と形容していたのをみかけましたが、確かに妖怪道中記の世界観をアメリカ製ホラー映画に置き換えたといったような趣があり、共通点が多いです。
    コミカルホラーアクションという要素はもちろん、キャラクターデザインからドットデザイン、アニメーションの動きなどが、妖怪道中記のファミコン版に非常に良く似ています。
    (ダメージ穴に落ちた時のリアクションや、水上エリアで死んだ時に溺死するリアクションとかね。
    ちなみにサウンドテストの裏技はFC版・妖怪道中記にもあったもの)

    たしかFC版・妖怪道中記の開発元も本作の開発担当元と同じだったから、たろすけが本作にゲスト出演してたのもそのせいなかなあ?
    隠し面で姫が踊りを踊るって言うのも、竜宮城の乙姫の舞のセルフパロディなのかもw

    何はともあれ、トラウマを克服するのにかなりの期間を要しましたが、なんだかんだいって、この作品好きですw

  • ★★★★★ 5.0

    2022年にクリアしたゲーム”2”本目!

    このソフトは15年程前、1000円ぐらいで買った。
    今回、1時間でクリア。(初見では2時間程)
    私がファミ通のレビュアーなら、8点だったろうな。

    今で言うとこれは、「モンスター・ホテル」かな?
    ホラー物のギャグ作品は大抵のが面白いけど、これもなかなか。
    マリオやロックマン、くにおくんなどのファミコンでの有名ゲーム以外では、この「スプラッターハウス」のファミコン版は良い出来!

    アーケードのリアルさをファミコンでは無理なので、ギャグにしただけなんだけど、当時のナムコのアクションは操作性が抜群に良い。
    王道というか、分かりやすい仕掛けで、嫌みが無い。
    短いステージばかりなので、ゲームオーバーからのコンティニューも楽!
    レベルアップもあるので、かなりダメージを受けても構わない。

    容量のせいだろうけどアイテム数も少なめで、でも、その中ではショットガンは嬉しい。
    「13日の金曜日」をモロに意識してるのも面白い。
    というか、昔のホラー映画のアイデアをふんだんに使ってます。(^▽^)/

    PCエンジン版の様な怖さはありませんが、エンディングも映画をパロディにしてあり、子供向けのゲームで簡単ですが、誰でも楽しめる良作。

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最終更新日:2022年1月9日 PR