ゲーム概要
エニックスより1988年2月10日にファミコン用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。ロトの伝説のナゾが明らかになる壮大なシナリオの『ドラゴンクエスト』シリーズ第3弾。フリーパーティシステムや転職システムなどシステム面はさらに深みを増して進化。主人公が16歳の誕生日を迎えた朝。大魔王バラモス討伐の旅に出たまま帰らぬ人となった父・オルテガの意志を継ぎ、壮大な冒険の旅に出る。
プレイ画面
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レビュー
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★★★★★ 5.0
思い出のドラクエ
『ドラクエIII』は生まれて初めてプレイした、思い出に残るゲーム作品です。当時小学校高学年だった私はTVゲーム自体に不慣れで、始めるまでは不安で仕方なかった。でもFCの電源を入れ『ドラクエIII』の世界に飛び込んだ、その瞬間から私はゲーム中の冒険者になりきっていました。このゲームの最大の売りは、自由度の高さです。仲間の性別選択と職業選択とネーミングも自由だし、途中転職も可能でキャラを自由に育成できます。移動面での自由度も極めて高いです。システム面は全体的に単純で、良い意味で敷居が低いです。やり込みをしなくても面白いし、やり込めば面白さは倍増します。キャラデザは可愛らしく、好き嫌いが分かれにくいと思います。音楽面も実に優れています。曲一つ一つの長さは短めで、音はいかにも「ゲームっぽい」ですが、旋律がしっかりしているので決して安っぽくないです。私は特にフィールド、ラーミア、ラスボス戦、エンディングの曲が好きです。ストーリーは一本道型だし、その内容は特別重厚でも複雑でも濃密でもなく、冒険ものに徹しています。でも、よくよく見ると、味わいのあるエピソードが詰め込まれています。(一部のエピソードは、私の心に響きました)。ここに舞台となる世界の広さ、移動面の自由度が加わるので、プレイヤーは壮大な冒険物語を思う存分楽しめます。仰々しい演出もリアルなムービーもなければ、設定資料集的な部分も細かくない、キャラが大袈裟な台詞を喋るわけでもない。だけど言葉では表現しにくい不思議な感動に浸れる。EDを見て何故か涙した後、「かけがえのない目に見えぬ宝物」を得たように思えます。この「宝物」は今尚、消えずに輝いています。敢えて欠点を挙げるなら「データ消失の危険があること」くらいです。(幸いにも私のデータは一度も消えず)。一人でも多くの人が『ドラクエIII』の魅力を知ってくれたら、私はとても嬉しいです。
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★★★★★ 5.0
個人的にはシリーズNO1
ドラゴンクエストシリーズ3作目。この頃は前作からブレイクした異常な盛り上がりの中での発売だった。ビックカメラの行列、ニュース番組での過熱ぶりの報道、発売前後のテレビでの企画番組、そして発売日にメディアを騒がせたひったくり&恐喝事件。。。今のように予約販売というのがまだ成立していなかっただけに、いかに我先にこの作品をゲットできるかが闘いだったといっても過言ではなかった。
個人的には最も気に入っている作品が3だ。一番脂が乗りきった作品でありスケールアップした2に加え更にスケールアップさせたのが3だ。1の4倍のフィールドであった2を更に膨らませ裏世界のフィールドまで作らせてしまった。容量がでかくなった故、復活の呪文の限界性を感じバックアップの採用。職業選択性の導入と革命的なシステムを随所に導入。また広大で冒険心を掻き立てるフィールド。例えば自分で育てる町や日本を思わせるジパングや砂漠の町等今書いているだけでも当時の感動が思い出させる。
戦闘・フィールドを筆頭とした最高クラスの音楽を奏で、多彩でかっこいいモンスターも実に魅せられた。
当時はお金の無い小学生だったため最初のパッケージを手にした時の感動は尋常ではなかった。初めて城からフィールドに出た時の感動。船を入手して自由に探索する壮大性。道中に出くわす中ボスの数々。。所謂やりこみ要素を多分に含んだのも3からではないだろうか?モンスターしか落とさない「しあわせの靴」等のレアアイテム。私はなぜか2つもっていた。そして勇者+賢者3人全員レベル99にさせるという荒業もやってのけた。
私事だが当時、小学校で新聞係を担当していてその当時ドラクエ特集という企画を作り特集記事を書いた記憶がある。普段私のクラス新聞はそれ程注目されてはいなかったが(自作4コマは一部うけていた?)、そのドラクエ特集を組んだ時は黒山の人だかりで自分の新聞を前にほぼクラス全員でドラクエの話題に燃えていた。ここまでクラスじゅうを巻き込んだフィーバーは当時ビックリマンシールかドラクエシリーズ位だった。
全国ニュースだけでなくこのように私事まで話題をかっさらったドラクエ3.。。つくづく恐るべし。 -
★★★★★ 5.0
生涯忘れることのないゲームだと私は思う。
このゲームにRPGの全てが詰まっているといっても過言ではないと思う。このゲームが現在に至るあらゆるRPGの基準、すなわち、原点となっている。これから様々なRPGが派生していったと言っていいだろう。
今となっては古くさいかもしれないが、いやむしろ斬新で古さゆえの最新さがありえるだろう、このゲームのimpactははかりしれないものがある。プレイヤーを数秒で虜にしてしまうことに疑いはない。そして、全てはここら始まっていることを認識するはずである。
ゲームとは夢を見させてくれ、人生の指針を示してくれるものだと思う。四角い画面の中の人間ドラマから多くの人生訓、処世訓を学べるはずである。ゲームとは娯楽であると同時に人生に多大な影響を与える教科書なのだ。
事実の羅列だけでなく自分が噛み締める要素がなければならない。本作には全てがある。これが全てだろう。
いつまでもプレイされるべき最高傑作だと私は思う。 -
★★★★★ 5.0
そして伝説へ
小学生の頃に初プレイ。売切れ続出だったため発売日から2?3カ月後に買った記憶があります。典型パーティーの勇者,戦士,僧侶,魔法使い。自分の名前を勇者に友達の名をそれぞれの仲間に付けて旅立ち。子供だったのでレベル上げなんてあまりやらずにいかにしてどんどん先に進んでいくか・・・敵から逃げまくってロマリアへレベル5位で到着した記憶があります。なんだかんだ最後のボス(ゾー〇)は一般的なレベルの40位で討伐した記憶があります。と記憶記憶と連発していますが、ある程度覚えているのは名作の所以かなと思います。そしてクリアして知ることになる(賢い人は最初から分かっていたのかも)そして伝説への意味とエンディングに感動しました!!
それから今、25年以上も前に買ったDQ3をまたプレイしていますが、セーブデーターも残っていたし新しく初めてもセーブ可能な事に驚き!ファミコン強し(笑)
全てにおいてどうかは解りませんが、セーブデーターが残っていたのでもしかしたら中古品でもセーブ可能かも。今なら安価だしダメもとで買ってあの頃の感動を味わってみては如何でしょうか?(ただし相変わらずセーブデーターは消えやすいし、リメイク版や今のRPGゲームからすると操作性は悪い事も念頭に入れて下さい) -
★★★★★ 5.0
これだけは、リメイクでなくまずこの原作を遊んでほしい。
開発当初は、ちゃんとタイトル画面があったらしい。
容量が逼迫してしまったため、タイトル画面を無くした。
今と違って、使える容量は限られてて。
その中にいかに面白さを凝縮させ、詰め込むか。
だからこそ、余計なものは一切省かなければならなくて。
ここまでしたゲームが、面白くないわけがなくて。
黒地の背景の中にテキストで打たれた14文字
DRAGON QUEST III
これこそが、このゲームを創った人たちの誇りだと思う。
そこまでの意地とプライドを感じたゲームは、今の所、このゲームぐらいしか知らない。
そして多分、金輪際そんなゲームは出てこない。
だって今は、環境さえあれば容量の付け足しは出来るから。
なんだか、このゲームの事を想ってから、今のゲームの事を考えて見ると、自分の親の世代と自分の世代、子供の世代の事が重なってしまう。
昭和戦時中の時代と、平成な今の時代。
昔はモノは少ないけれど、どこか充実していて。
今はモノが在り溢れてるけど、それが充実といえるのか。
今の時代は実は、何でも出来る代わりに、何も出来ないのではないかと。
そんな事すら思わされてしまうような、そんなゲーム。
このゲームが、ゲーム業界における一つの答えだと思う。
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最終更新日:2022年7月5日 PR