ゲーム概要
エニックスより1990年2月11日にファミコン用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。ロトシリーズが完結し、新シリーズの幕開けとなる人気RPG『ドラゴンクエスト』シリーズ第4弾。シナリオは5章で構成され、章によって主人公が変わる。AIを搭載し、最高10人編成のパーティなど新システムを導入。世界を救う冒険のがここに始まる。
プレイ画面
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レビュー
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★★★★★ 5.0
ファミコン版をもう一度遊びたい
このゲーム、捨てちゃって久しいけれど、未だに大好きです。
まず、パッケージイラストが最高です。
主役が後ろででかく茶色になっている…もしかして悪役?と子供時代の私は思いました。
でもこの、抑えた色みが、ゲームのカセットとしては珍しくていいんです。
兜の被ってる感、髪の毛のなびきっぷりがすごい。リメイク版の絵も案外いいけど、やっぱりこれだ!
ゲームの画面も、初めて地獄の帝王の城にたどり着いたときはもう、驚異のグラフィックに「すごいーーー!!!」でした。
(リメイクをやったとき、私が感動した鍾乳石の群れがまるで無くて、そこは心底がっかりしました。)
だいたい、これが手に入るまでに、友達の家で終わりまで全部観てしまったんです。
自力でクリアしたおぼえもないし、今手元にないし、語る資格なんかないけど、相当面白かった。
よくストーリーを完全に無視して、世界をめぐる旅をして遊びました。
町や村のひとつひとつに個性があって、眺めてまわるだけで面白いのです。
新しい鍵を手に入れて、以前行けなかったところに行けるようになって、また世界を一巡りしたり。
ダンジョンは怖かった、すっごく怖かった。
敵の出現率がかなり高くて、歩く移動速度が遅くて、嫌でした。(その上よく白骨死体が落ちてるし)
画面の切り替わりとともにしばしば敵が現れるのが大嫌いでした。
そいつがまた、嫌な敵で、戦闘が長引いて戦闘のBGMの後半部分が流れ、
いい曲なのでつい聴き入ったり苦戦したりしているうちに、どっちから来たのか忘れて道に迷うのです。トラウマです。
戦闘画面も背景真っ暗、大抵の魔物は目つきが悪く、不気味な色をしてました。
「ひとつめピエロ」とか「死霊の騎士」とか、名前だけで怖いのに見た目も怖くて…。
でも怖さは必要だと思います。逆に主人公たちが、強い人たちに見えるので。
音楽も良かったなあ。
よく、クラスの女子が、オルガンでフィールドの曲や城の曲をひいてました。
ピアノの連弾で、戦闘の曲をひいてた人たちもいたなあ。(すごく難しいと思う…手がつりそう)
個人的にドラクエ一好き!な曲があるわけではないけど、情景に合ったいい曲ばかりです。
音が細かすぎたり、和音が普通じゃなかったりで、頭の中で再生困難なのがまた、ききたくなるというか。
中でも一番ドラクエ4らしい曲は、「エレジー」だと思います。
全滅の曲なので、これが好きな私って異常?って当時思いました。
だけどこの曲が流れる廃墟と、そこを歩く勇者の後ろ頭(ドット絵)の印象が忘れられないです。
もちろん美人姉妹の戦闘時の曲とか、カジノの曲とか、コロシアムの控室の曲とか、あれもこれもみんな好きですけど。
しんどいから通しでやりたくはないけれど、もう一回この雰囲気に浸りたい、とたびたび思います。 -
★★★★★ 5.0
変身を遂げたドラクエ
『ドラクエIV』は前作『III』とは色々な点で異なります。まず、2Dドット絵のグラフィックに立体感が出ました。キャラの性格付けがはっきりし、ストーリー性が多少強くなりました。でも自由度は損なわれておらず、感動の押し売りもないです。ストーリーは五章立てで、一章から四章では各章の主人公のエピソードが語られます。(ミネアファンである私のお気に入りは、第四章)。五章で真の主人公たる勇者(ネーミング自由、性別選択可)が登場します。更に一章から四章までの主人公が勇者のもとに集結、ストーリーは佳境に入ります。ストーリーは基本的に冒険ものですが、決してわざとらしくない悲壮感溢れるエピソードもある。だから、気楽に楽しめるものでありつつも、薄っぺらな印象を与えません。システム面ではAIが初めて導入されました。当時の技術レベル故か、AIはおよそ利口でなく、何かとプレイヤーを困らせる。特に神官クリフトのザキ、ザラキ連発には参りました。『ドラクエIV』の魅力はストーリーのみならず、音楽、馴染みやすいシステム、スリル満点の戦闘にも見出せます。当時まだ小学生でRPG初心者だった私も、すぐシステムに適応、傑作揃いの音楽をハミングしつつ、先が気になるストーリー追い、戦闘に没頭していました。豪華賞品欲しさに、小さなメダル収集というミニゲームにもはまりました。欠点は、データ消失の危険性、変な所で出るバグ、気の利かないAI、マニュアル戦闘とAI戦闘を切り替える機能がないこと……これくらいです。『ドラクエIV』は、私が一番好きなゲーム作品ではないまでも、好感を持てます。何故なら、今時のゲームが忘れがちな要素が沢山詰まっているし、「プレイヤーに楽しんでもらう」という製作者の意気込みが伝わってくるからです。一人でも多くの人に『ドラクエIV』の魅力を、製作者の自己満足では終わらない真の名作の素晴らしさを知って欲しいです。
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★★★★★ 5.0
天空シリーズ第1弾
ロト三部作が完結し、新シリーズとなったこの作品。
章立てで引き込ませてくれました。
1章のライアンは生粋の戦士
2章のアリーナは武闘家 クリフトは僧侶 ブライは魔法使い
3章のトルネコは商人
4章のマーニャは魔法使い ミネアは僧侶
各章共に絶妙なバランスが取れていたんです。
メインである5章は、馬車システムや気球、街の育成など「見所」満載です。
「小さなメダル」もこの作品から。
残念なのは、各章の(特に2章)物語が全て語りきれなかった事。
システム・音楽・ストーリー全てが「名作」の名に恥じない物となっています。
PS版リメイクではなく、是非オリジナルの方をプレイしてみて下さい。
手に入れるのなら、出来るだけ初期のロットの物をどうぞ。
カジノのコインのバグや気球のバグが残っている物が初期ロットです。 -
★★★★★ 5.0
30年経ってようやく知った本作のAIの面白さ
クリフトがボスにザラキを連発しイライラさせられたプレイヤーは数知れず、最近流行りのコンピュータAIがイマイチ信用できないことの例にも使われてしまう本作である。
デスピサロに対してクリフトがザラキを連発する(ミネアだったらラリホーを連発する)のは「変身する度にAIが違うモンスターだと思い込み、学習が進んでいない」ことが原因であり、正直なところ、この部分の設計には改善の余地はあっただろうとは思う。
ラスボスなんかは普通は勝ったらそれで終わりだし、負けたらリセットしてしまうだろう。
ただ、このゲームに関しては負けてもリセットしてはいけない。
勝敗に関わらずターンが経過する度に一定の確率でAI学習が進むので、再戦時にはAIは賢くなっているのである。
わざわざ全滅するのが嫌なら、勇者がアストロンを唱えれば良いようになっている。
本作のアストロンは必ず先制できるし、MP消費も2で済む。ドラクエ4のアストロンは用途が多い。
AIが敵に魔法を打つのをなんとか防ぎたいのなら、敵にマホステをかけてもいい。
デスピサロ戦でブライにバイキルトを使わせたいときには、デスピサロにマホステすればブライはマヒャドを使わなくなる。
そもそもデスピサロ戦は838861で装備を磐石にして、8逃げでクリアした人間が大半だったと思う。 実際、昔の自分もそうだった。
しかし最近「ドラクエ4のAIがちゃんとしてる」というのを知って、この年末年始でプレイしてみた。
すると、昔は何のために存在していたのか分からなかった勇者の呪文が、実はAI戦闘を上手く進めるためにあったというのを知れたのである。
実際、8逃げもカジノの838861も使わずに、適正レベルでデスピサロと対戦すると、そんなに簡単な戦いにはならない。
苦戦したとしても、適正レベル帯だとレベルアップ時のステータス上昇が大きいので、いくつかレベルを上げればなんとかなるように作られている。
ストーリー自体はテンポが良く、以前から評判がいい。
キャラも立っていて、今でも派生作品でドラクエ4のキャラが目立つ状況である。
AIだけが残念な評価だが、このようにちゃんと動きを理解すればかなり上手く動いてくれる。
図らずも本作は、AIをどこまで上手く使うのかは人間次第である、ということを教えてくれる作品となった。 -
★★★★★ 5.0
ファミコン版が一番!
僕が一番好きなドラクエです。
例え、AIが改善されたり、グラフィックや音楽がパワーアップしたリメイクが発売されようが、僕はファミコン版の4が一番です。ザラキを連発するクリフト大好きだー、ファミコン独特のピコピコ音が好きなんだー、あの与えられた中で精一杯頑張ってるグラフィックが好きなんだー!
やっぱり、ドラクエ4コマ劇場でも4のが一番好き。キャラゲー等と揶揄する人もいるけど、このゲームほどゲーム中のキャラを好きになれた作品は無い。
4の魅力の一つである悪役。いちよ、ドラクエの他作のボスは、一人称が「わたし」だったり、グラフィックが迫力あったりして、「他の敵とは違うんだぞ感」を出してるが、僕ははっきり言って、あまり魅力を感じなかった。ドラクエ5や6のボスキャラも、それなりに貫禄はあるが、結局何がしたい人なんだろう……って感じでした。その点、4はしっかりとボスキャラにスポットを当て、プレイヤーにも同情せざるをえない展開もあり、だからこそ、ラストバトルは悲しくてやりづらい点もあったが魅力的だった。
あと、説明書に「AIには学習能力があるので、むやみにリセットボタンを押しちゃ駄目。」みたいな事、書いてましたが、本当にそうなの?あんまし実感無かったなあ。
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最終更新日:2022年7月5日 PR