ゲーム概要

ソフトプロより1985年12月5日にファミコン用ソフトとして発売された格闘アクションゲーム。主人公カラテカとなり、恋人であるマリコをさらい、故郷の村を滅ぼした将軍アクマとその手下達を得意の空手でやっつけていく。武道の精神を忠実に再現しており、敵に「礼」をしてから戦う独特のシステムを採用している。画面の左右から出現する敵を6つの必殺拳でぶっとばし、囚われの恋人マリコを無事救出するのが目的となる。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    このゲーム・・・、

    嫌いです。が、好きです。 つまらないです。が、楽しいです。先の見えない緩くて重くて《長い格闘》に、思わず『お前らいい加減にしろ〜!』と、苛立つ。そして、そこまでの苦労が水の泡と化す《即死の罠》こんな世界観はゲームだけでお願いします。しかし、どいつもこいつも《愛すべきやつら》です。感動のエンディングは、名作【スパルタンX】と、かぶってます。コツさえ掴めばクリアできます。が、当分このカートリッジは我がフィールドにはのらない事でしょう。

  • ★★★ ★★ 3.0

    ビデオゲーム黎明期の名作

    他の方のレビューにあるようにビデオゲーム黎明期のスタークリエイターによる名作。

    だが、ファミコン時代より遥か昔の作品をほぼそのままの形で移植したため当時から評判は良くないし、現在でも見劣りするのは確か。
    プリンス・オブ・ペルシャ同様滑らかな写実的モーションと反応が重い独特のレスポンスが特長。
    ゲーム自体は現在やってみるとかなり古臭いけど、なかなか良い出来です。
    ボリュームがないので柵の即死トラップを抜けることが出来ればクリアするのは難しくないはず。
    ゲーム黎明期の雰囲気を味わいたい方はどうぞ。
    また、戦う前に礼をしないと難易度があがるらしいので注意。

  • ★★★ ★★ 3.0

    マリコ姫の元へ…理不尽な罠経由(笑)

    まず、始まって驚かされるのが「礼」の出来る事。
    日本の武道は「礼に始まり礼に終わる」と言うが、こう言った細かい所まで再現している。
    攻撃は上中下段のパンチとキックのみ。ガードはない。次々と差し向けられる敵の組織の戦闘員。それらを倒していくと、敵の組織の建物内(道場みたいな)に入る。そこからがこのゲームの凶悪な所。まずあなたの目の前に立ち塞がるのは、通称「ギロチン台」と呼ばれる罠。この罠がこのゲームの全てを語っていると行っても言い程だ。通り方はご自分であみ出して欲しい。
    徐々に弱って体力が落ちてくる主人公を、如何に敵ボスの所まで導けるか。そして、めでたくマリコ姫を助ける事が出来るのか!それはあなたの腕にかかっているのだ。
    なお、このゲームは「強烈な!クセ」のために巷では駄作呼ばわりだが、私はそうでもないと思う。

  • ★★★ ★★ 3.0

    ゲームはもはやお勧めではない。でも歴史はとっても大事。

    結構バカにされることの多いこのゲーム、確かに現在のゲームからみたら致し方ないに違いない。
    ファミコン初期のものなので、グラフィックもしょぼく、ゲームバランスも悪すぎです。
    ゲーム自体は今から見たら「クソゲー」となってしまうと思う・・・。

    しかし、このゲーム、実は現在の全てのゲームのパイオニアなのだ。

    コンピューター・ゲームの黎明期、ジョーダン・メックナーというごく普通のサラリーマンがいた。
    まだ20代始めの彼は、ゲーム会社に勤めていたわけではない。
    ゲーム会社なんてものすらごくわずかにしか存在しない時代で、そんなものがあることすらほとんどの大人は知らない時代だ。
    コンピュータが一般人には無縁の時代だった。
    彼は、ほとんど独学でコンピュータの知識を覚え、リアルに動く人型をコンピュータ上に再現する技術を開発。
    当時これは、信じられないほど画期的なことだった。
    すごいのは、毎日会社から帰ってから自宅で「たった一人」で、悩みながら作り上げたこと。
    もちろん便利なツールなんてものはない。
    前人未到、ゼロからの「創造」。
    それで戦いを行う「ゲーム」を「発明」。

    それが「カラテカ」であり、「プリンス・オブ・ペルシャ」でした。
    当時Apple2で発表されたこれらは、世界に衝撃を与えました。
    彼の技術に教えを請い、追随者が続々と現れたため、我々が現在楽しんでいる、人間が活躍するビデオゲームが、文化として定着したのです。
    現在、ゲームといえば、トランプやスポーツの事ではなく、ファミコン、プレイステーション、パソコンゲームなどに代表される「ビデオゲーム」のことですが、日本の岩谷 徹氏と並ぶ、まさに世界でもっとも偉大なゲームの創造者の一人なのです。

    ファミコン全盛時ですら、このゲームのバランスは悪く、ショボすぎでしたが、遥か昔のゲームだったのだから、当然ともいえます。

    メックナー氏といえば、今ではゲームクリエーターの間では、伝説的人物だし、映画製作、シナリオライター、ドキュメンタリー製作を通じて、社会派監督としても知られています。
    ちなみに、ゲームジャンルを引退したわけではなく、A Smoking Car Productionsを1993年に創立し、今でもたまに刺激的なゲームを世界中に発表しています。

  • ★★★★ 4.0

    本当は、実際の人間のモーションを取り入れている無駄なハイテクゲーム。

    「アクマショーグンに誘拐されたマリコ姫を救うのだ!!! 」(篠田麻里子様じゃありません)
    ……ストーリーは、よくあるような、ほどほどモチベーションをあげてくれるやつです。
    対戦相手に遭遇したら、礼をしましょう。
    礼を失してしまうと、何故か敵が奮起してしまいいつもより強くなってしまうからです。だから武道に礼は大切です。
    敵キャラは柔道着にこれも何故だか、変態な謎の仮面を被っています。怖い仮面で、ビビらす作戦なのか???
    このゲームは、対人戦よりも、柵のトラップや、飛んでくる鷹のほうがエグイので、モチベがだだ下がりになるでしょう。
    しかし、おまけで、マリコ姫が主人公に襲ってくるという、おしおきプレイまでありますので、どうかモチベを保ってプレイしてください。
    スパルタン Xの、5週目の、シルビアが襲ってくるのは、ウソテクですが、マリコ姫は本当です。
    このゲーム、音楽という音楽も無いし、頭がおかしくなりそうです。
    そうしたら、スタートしてすぐ後ろの崖から落ちて人生、やめましょう。

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最終更新日:2021年12月5日 PR