探偵神宮寺三郎 危険な二人 前編
(ディスクシステム専用)

Tantei Jinguuji Saburou Kikenna Futari
★★★★1.0(1件)
機種
ファミコン (FC)
ジャンル
アドベンチャー (ADV)
発売日
1988年12月9日
メーカー
データイースト
定価
3,300

ゲーム概要

データイーストより1988年12月9日にファミコンのディスクシステム用ソフトとして発売されたコマンド選択式の探偵物アドベンチャーゲーム。『神宮寺シリーズ』の第3作目。ファミコンのディスクシステムにて、前後編構成で発売された。神宮寺は、助手である洋子の友人・京子の誘いで、バイクレースを観戦するため洋子と共に鈴鹿サーキットを訪れた。そのレース中、京子の夫であるレーサー・岡崎が事故を起こしてしまう。

プレイ画面

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© 1988 データイースト All Rights Reserved.

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レビュー

  • ★★★★ 1.0

    前後編合わせてのレビューです。

    良い所

    ・難易度
    前作に比べてずいぶん優しくなりました。選択肢固定の総当たりゲーなのは変わっていませんが、選択肢が減り移動箇所も減りました。また、フラグをすべて立たないと移動できない場所が多いのも親切。そのフラグのテキストと、不要なテキストの違いも大きいので話が進んだことがわかりやすいのも◎。とはいえめちゃくちゃ簡単というほどではないのでちょうど良いと思います。(やや簡単な部類でしょうが)

    ・ザッピング(?)
    助手の洋子を操作するシーンがいくつかあります。事件の内容を考えても合っているのでそこは良かったかと。ラストも思い切って洋子でプレイさせてくれたらもっと好印象だったかも。

    悪い所

    ・独りよがりなシナリオ
    シナリオ自体は悪くないです。しかしあまりにわかりづらい。序盤に登場人物が増えるのはどのAVGでも普通ですが、まだどんな人か理解する前に次々に(しかも普通の苗字の人が)現れるのでわけがわからなくなります。「○○ってどんな人だっけ?」と思うこともしばしば。おかげでラストで回収されてもイマイチ煮え切らないまま終わります。同じような登場人物数のAVGでももっとわかりやすい作品はあるので見せ方の問題。アホ小説家が自分だけ理解して書いたバカ小説なようなものです。

    総評

    うーん…最初から最後まで面白くないなぁと思いながらのAVGはとても珍しいです。当時から印象が薄かったですが記憶の通りでした。シナリオが理解しづらいとAVGは本当に楽しくないですね。前作も散々なデキだと思いましたが渋い雰囲気が全面に出てた分、まだ前作の方がマシです。
    オススメできるのはシリーズファンのみでしょう。しかもコンプしたいという理由以外ではオススメ出来るポイントがありません…。しいていえば助手の洋子の知人が絡む事件なだけに、彼女の心模様が現れるシーンはあるのでファンの方はそこを。ラストの犯人とのやりとりと、解決後のかわいさは一見の価値アリです。

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最終更新日:2021年12月6日 PR