北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ

Hokkaidou Rensa Satsujin Okhotsk ni Kiyu
★★★★★5.0(5件)
機種
ファミコン (FC)
ジャンル
アドベンチャー (ADV)
発売日
1987年6月27日
メーカー
アスキー
定価
4,900

ゲーム概要

アスキーより1987年6月27日にファミコン用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。現実の観光スポットや風物が登場するリアルな舞台設定が魅力。東京湾晴海埠頭で発見された謎の死体をきっかけに、北海道を舞台に移して次々と起こる殺人事件を捜査していく。コマンド選択方式でストーリーは進み、謎を解きながらドラマ性豊かな社会派ミステリーを楽しむことができる。

プレイ画面

※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるアスキー様が権利を所有しています。
© 1987 アスキー All Rights Reserved.

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レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    何回クリアしたかわからない。

    大好きだったゲーム。
    内容も良かったが捜査時に流れるBGMが特に素晴らしかった。
    その証拠にサウンドトラックが何年かまえに復刻している。
    当時は買い損ねて悔しい思いをした。
    子供だったからなあ。CD一枚大金だった。
    何年も前の作品なのにファンはいるんだと嬉しくなりました。
    やっぱり名作なんでしょう。
    でも音楽だけでは名作にはなれません。やっぱり内容がよくないと!
    もし本体が今、手元にあったならばもう一度捜査したいなあ。シュンスケと。

  • ★★★★★ 5.0

    全てはあの写真のために

    携帯版でハマリ、ついにはファミコン版に手を出してしまった。グラフィックも当時の「ドット絵」だし(マンガチックで絵も動くけど)いわゆる80年代っぽくて時代を感じる。しかし、キャラクター達の設定と重厚に練られたストーリーが見事にマッチしていている。とくに浦田が、なぜ犯人が殺人を犯してしまったのか…と、真実を語るシーンから犯人をおいつめるクライマックスまでは、音楽の相乗効果もあり、気持ちが高まった。その後のエンディングの写真…あの二人の幸せそうな表情を見ると「ああ、この日のためにここまでこれてよかった」と思ってじーんときた。とにかく、『オホーツクに消ゆ』はまれにみる名作中の名作だと思う。『ポートピア連続殺人事件』ともあわせてやるといいかもしれない。

  • ★★★★★ 5.0

    道東への憧れ

    小学生の頃にファミコンでプレイし、数十年後、実際に道東へ行って登場した場所をレンタカーで回りました。
    もちろんサントラをかけながら。いつかは行ってみたいという夢が叶いました。

    今思えば一枚絵とテキストだけで、よくここまで印象に残るゲームができたものだと感心します。
    音楽も含めた演出が素晴らしいです。

    のちに携帯のアプリでリメイクされましたが、絵が違っていてファミコン版の雰囲気はゼロでした。
    最新機種でリメイクされてもやはりダメだと思います。

    Wiiのバーチャルコンソールでも出てませんし、
    ファミコンのオリジナル版(ファミコン版自体がPCのリメイクですが…)がベストだと思っているので、
    いまだにソフトを持っています。

    ただ、このレビューを見て環境をそろえてまでプレイする人がいるとは思えず、
    今の時代に若い人がプレイして絶賛するかどうかは分かりません。

    単なる懐古レビューで申し訳ないですが、それくらい思い出深く人生に影響を与えた傑作です。

  • ★★★★★ 5.0

    史上最高のAVGで間違いなし!!

    良い所

    ・BGM
    オホーツクに消ゆといえばやはりBGMでしょう。このゲームをファミコンサウンドNo.1に挙げる人も多いはず。正直サウンドがここまで良くなかったらゲーム自体の評価も違ったかもしれません。 当時にしては1ループが長めなのも好印象だし、そのおかげで当時としては珍しいAVGなのにアレンジアルバムが発売されています。個人的には「追跡」を超えるゲームミュージックはなかなか思い浮かびません。

    ・ボリューム
    東京編から北海道編1部2部3部があり、北海道編はどれも長め。最速プレイでも50分程かかるのでそのボリュームがよくわかると思います。長いわりにフラグ立てもしっかりしていて「そんな話出てないけど…」みたいな辻褄が合わないこともほとんどなく、総選択肢数も多いです。移動箇所もとても多くて飽きさせません。

    ・北海道
    美麗なグラフィック…というわけではないが北海道の雰囲気は十分に出ていると思います。実際の場所を取材してのグラフィックだそうなので写真や動画サイトで見比べるのも面白いかも。…しかし釧路も網走も門別もコマンド1つですぐに移動できるので当時はどこも近いのかなーとか思ってました(笑)

    悪い所

    ・難易度
    移動箇所は1部2部3部共に10箇所前後、選択肢は制限なしの固定なので詰まった時の総当たりはきつい。上記のボリュームもあってクリアまでは大変な部類に入るでしょう。一応困った時のトランプでかなり救済されてますが、これは勝っても無言で終わることもあり完璧ではありません。また、虫眼鏡的な「ここをしらべろ」もクリアに必要な数は多くはないものの、無制限でやれてしまうのでドツボにハマる可能性も大いにあります。更に「それはないだろっ!!」と言いたくなる意地悪な謎解きも数箇所あります。

    総評

    おそらく当時から数えたら100回はクリアしてると思います(笑)もちろん最速クリアは頭の中に入ってます(笑)何年経っても未だにたまに思い出してプレイしたくなるゲームですね。個人的にミステリーAVGのNo.1がこのゲームから揺らぐことはないでしょう。
    総当たりが正直きついので今の時代に完全自力クリアを目指すなら相当なストレスだと思います。しかしそれをも凌駕するキャラクターとシナリオ、そして最強最高のサウンドと、魅力に溢れているゲームです。ミステリーAVGが好きなのに未プレイの人がいるなら実にもったいない。老若男女問わず是非プレイして下さい。

  • ★★★★★ 5.0

    心に残る名作

    「ポートピア連続殺人事件」や「さんまの名探偵」、「神宮寺三郎」で探偵モノのAVGの楽しさに目覚めた折、このゲームが発売されました。
    当時北海道に住んでいた自分にとって、このゲームのロケーションも比較的なじみが高く、登場する場所に旅行に行ったものです。ニポポ人形も買いました。また、ブラックジャックを覚えたのもこのゲーム。人生に色々影響を与えています。

    グラフィックに関しては、『べーしっ君』の荒井清和氏が手掛けています。これがまた、世界観に絶妙にマッチ。ファミコン版にはまった影響もあるのでしょうが、後の本作品のケータイ向けアプリのグラフィックを見ると、荒井清和氏の絵の方に愛着が湧きます。

    さらに上野利幸氏担当のBGMも秀逸。単なるBGMではなく、メロディアスで非常に心に残るものが多く、物語をドラマティックに盛り上げるには欠かせない存在。今聞くだけでも、そのシーンが思い浮かびます。

    ぐっと引き込まれる展開は、さすが堀井雄二氏。真紀子さんの事が本当に心配になりました。子供ながらゲンさんの苦しみ、痛いほどわかりました。

    何をしたら良いか、犯人は誰かもわかってるのに、何度でも遊びたくなる不思議な探偵AVGです。まだ遊んだことが無い方は、ぜひともファミコン版をオススメします。

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最終更新日:2024年10月15日 PR