ゲーム概要

エニックスより1992年12月15日にファミコン用ソフトとして発売されたシミュレーションRPG。音楽を田中公平氏、キャラデザを高田裕三氏が担当するなど豪華メンバーを起用している。主人公をはじめ7人の仲間たちが、モンスターにさらわれた司祭を救うため冒険をする。1部隊は6人で構成され、最大4部隊を同時に操作できる。チームプレイとフォーメーションを駆使して敵の大軍に立ち向おう。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★★ 4.0

    運のなかった名作

    クエスト部分はドラクエ、戦闘はファイアーエムブレムで小隊単位の行動、範囲攻撃が基本。
    プレイ感覚はシャイニングフォースっぽい。
    同時期同系列の作品と比べると見劣りする感はあるけれど緻密に作られたシステム、ゲームバランス。
    これで、発売時期がよければ、ハードが良ければ、シリーズが続いていれば一大タイトルになっていたと思われる惜しい作品。

  • ★★★★★ 5.0

    正義の導師

    タイトルのジャスト・ブリードを意訳すればそんな感じですかね。まぁ安心して楽しめる勧善懲悪ファンタジーです。
    面白いのは主人公それぞれに導かれる〈宝石〉があって意外な人物が意外な宝石だったりしますね。ラピスラズリとか言われても小学生なら『ん?』という感じでしょうがまぁ勉強にはなるでしょう。
    ゲーム内容を一口に言えば『ドラクエ・スパロボ』ですかね。例えばマップ兵器みたいな魔法が登場します。基本的な戦略が遠距離から弓やブーメランで削る。体力のあるキャラが壁になる。攻撃力のあるキャラが魔法で分身したり攻撃力を高めて突撃…。まぁそんな感じでだいたいスパロボなのです。
    各章の始まりと終わりにアイキャッチが入るのですがキャラが増えるとだんだん豪華になります。アニメみたいですね。キャラデザインがサザンアイズの人ですから意識したのかもしれません。
    基本的に宝石に導かれた主役級キャラが隊長でそれぞれ剣士、弓兵、魔法使いという構成の小隊を率いる格好ですね。脇役の兵隊にも名前があって人格というか生き様を感じる珍しいゲーム。

  • ★★★★★ 5.0

    佳作。

    ↑という言葉がまさにふさわしい作品です。
    ストーリーやシステム面では、特に強烈な印象があるわけではない、だけどあらためてプレイしてみると、絶妙なゲームバランスになっていることを実感します。
    チーム毎に動くのでチーム個々の能力の把握は重要であり、どういったチームターン順なら効果的に敵を倒せるか(この点が特に重要)など、同じSRPGでもファイヤーエムブレムとは異なる戦略性の要素があります。
    でもちょっとオルロフさん部隊が強すぎでしょうか。
    というかオルロフさんが全ての面で強すぎです。

    音楽はすぎやま氏ではありませんが、ファミコン時代のドラクエと似た感じの曲で、ドラクエをプレイしている気分になってきます。
    スクエニ合体前は、スクウェアもそうですが、エニックスもメインタイトル以外の作品を気合を入れて作っていたんだなあと実感させられました。
    今は、、、。

  • ★★★★★ 5.0

    ゲームシステムが良い

    隠れた名作とはまさにこれのことですね。

    小学生だった当時夢中になってプレイしていましたが、大人になって再びプレイした今でもその良さは変わりませんでした。
    決して懐古ではなく、そういえばこのソフトやったことあるなぁと忘れきっていた頃に新鮮な気持ちでプレイして十分に楽しめました。

    シナリオ・キャラクター・ゲームバランス・音楽・システム・ゲーム性、どれをとっても文句なしです。
    やり終えてから、こうして欲しかったという要望が全く出てこなかった珍しいゲームです。

    [ストーリー・キャラ]
    王女様がさらわれ救出しにいくという王道シナリオですが、その途中で同じ境遇の仲間と出会ったりトラブルがあったりとイベントが充実しています。
    そこにいるキャラクター達もみな個性的かつ憎めない魅力的なキャラばかりです。
    ちなみに主人公はしゃべらないタイプのRPGです。

    [ゲームシステム]
    上に書いたとおり、全般的に優れたゲームだと思うのですがその中でも他のシミュレーションRPGと比較して特に優れているのはゲームシステム。
    幅広い攻撃のバリエーションと、徹底されたテンポの良さは他のものと比べると歴然でした。

    交戦中に画面が切り替わりません。すべてマップ上で処理されます。
    剣や槍などの攻撃では単純なアクションだけですが、弓矢やブーメランなどではちゃんと軌道上に矢やブーメランが動き、魔法にいたっては全部違うアニメーションがマップ上に出ます。大きな範囲魔法を使った時などは圧巻です。
    新しい武器や魔法を取得するたびそのアニメーションを見るのが楽しみでもありました。
    これによりテンポの良さとビジュアル的な楽しみ双方を兼ね備えているように思いました。

    さらに敵の行動を早送りできます。説明不要でしょう。テンポが良くなります。

    さらにさらに、部隊単位でオート操作にすることも出来ます。移動のみの操作の時はこれが非常に便利です。

    射程が広いです。弓矢やブーメランの射程は最大で7。一方方向すべての敵にダメージを与えるボウガンもあります。
    回復魔法は画面内であればどこでも届きます(さすがに薬草は届きませんが)。
    射程が広いゆえに何もしないまま行動を終えるキャラが少なくなるのが◎。

    魔法の攻撃範囲に関して言えば、魔法が強くなるに連れ範囲がみるみる広がり、しまいには画面内全てが攻撃範囲になる魔法なんてのもあります。
    また画面内の敵に対しビリヤードのように何度も反射して当たった敵に当たった回数分のダメージを与える技もあるなどバリエーションに富んでいます。
    このように範囲魔法の攻撃範囲がかなり広いので、効率重視で上手く敵を誘導して大量の敵を範囲魔法で攻め、
    生き残った敵を他のキャラで掃除するというような戦略をとって楽しんだり、また逆に敵側の範囲魔法に警戒してキャラを散らすなどの工夫が必要だったりもします。

    経験値は部隊(1部隊6人)ごとに個別に割り当てられ、同じチーム内で誰がダメージを与えてもチーム全員の経験値になります。
    これにより、回復役が経験値ほしさに攻撃したりする必要もなく個々のチーム内の役割に集中することが出来ます。

    エニックスなだけあってコマンドウインドウはドラクエ式で見やすいです。
    町の様子なんかもドラクエのようなイメージと言っておいて間違いないでしょう。

  • ★★★★★ 5.0

    ファイアーエムブレムをドラクエっぽく改良した様なゲーム

    基本戦闘はFEの様なSRPGマップ形式だが、街の中だけドラクエの様な移動形式になる。FEの様に武器の回数制限は無く、防具も装備でき、経験値もパーティ単位になっている

    また武器の射程距離の幅が大きい、おおよそ剣1マス、槍2マス、弓3〜6マス、ブーメラン7〜8マスくらい有り、杖などは画面上に見えてれば届く。魔法の範囲も強いものだと直径5〜6マスにもなる

    人数は1パーティにつき6人で、ゲーム中に登場するパーティは6つなので、計36人になるが。ゲーム中では最大4パーティで24人。しかし、最終的には各パーティのリーダー以外は離脱し、リーダー6人のパーティになる

    難易度やバランスにおいて、とりわけ悪い部分は無い。難しすぎず簡単すぎず、金も貯まり易すぎず貯まらなさすぎず、少々キツい場所もあるがレベルは自由に上げられるし積む事は無い。中盤から後半にかけて、敵の数が多くて大変だが複数を攻撃する武器や魔法もある、仲間の人数が多くなってもオート行動も可能

    マップの拡大縮小が出来なかったり、誰に何を装備させたか分からなくなったり、操作性においては難がある。そういった点を差し引いても、良ゲーの部類に入るだろう

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最終更新日:2021年11月9日 PR