ゲーム概要

エニックスより1985年11月29日にファミコン用ソフトとして発売されたコマンド選択式の本格推理アドベンチャーゲーム。人気パソコンゲームからの移植作品となる。黒い噂の絶えない金融会社「ローンやまきん」の社長・山川耕造の密室での死をめぐる、複雑に絡み合った事件の謎を解き明かすのが目的。パートナーである部下の「ヤス」に様々な命令を下してゲームを進め、殺人事件の犯人を探し出そう。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★★ 4.0

    リメイクを期待したい。

    かなり古いゲームなので、今日の最新ゲームと比較しようもないのですが、ファミコン版ポートピアは多くの往年のゲームファンがプレイした思い出深いゲームです。
    当時はこの種のゲームに対する「約束事」という認識が薄かったためか、様々な媒体でネタバレがされてしまったため、犯人は誰なのかほとんどの人が知っているでしょう。

    しかし、パソコンなんて高級品に手の届かなかった当時の少年たちにとって、この一見地味画面のゲームがとても斬新に見えたのです。
    敵やエイリアンを撃ったり、埋めたり、逃げまわったりする事がゲームのすべてだと思っていたファミコン少年たちに、新しいジャンルを紹介したこのゲームの存在意義はとても大きいものです。

    もはや新品が手に入る事は無く、中古でも良品はめったにないでしょう。
    ぜひ他の傑作アドベンチャーゲーム数本を合わせて、最新ゲーム機で発売してくれないですかね?
    必ず出てくれることを心から期待したい!

  • ★★★★★ 5.0

    今も遊べる名作AVG

    発売当時、「舞台神戸じゃないか!」と嬉しさのあまり、父と相談して買ってもらったゲームの一つでした。
    地元、ということもありポートピア普及率は非常に高く、知人のファミコンユーザーが皆持っていた。スーパーマリオも買ったのではなく人にやらせてもらってばかりで、そんな自分宅にもあったゲーム、という存在です。
    誰か一人が「ラストが分かった!」と言い出すと、大勢で「解き方教えて!」とその友人の家におしかけたりもしました。難易度は高めですが、例えば最初に本部で事情徴収ではなく、屋敷の家宅捜索から迷路へ、といった事が出来、「攻略本」の流れにとらわれることなく自由なコマンド選択が出来ます。
    登場人物の行動、反応が面白く、「わしじゃない! わしはやってない!」「さあ!言え!言うんだ! ボカ!ガス!」など名セリフも多く盛り込まれ、発売から10年以上経った今でも遊べ、そして一度遊ぶと延々その魅力を語れるゲームです。

  • ★★★★★ 5.0

    クライマックスはAVGらしく幕を閉じる傑作

    ファミコンでは反射神経が要求されるアクションゲームが、ゲームとして扱われていた時代に、ファミコン史上初となるAVGがパソコンから移植された。
    開発チュンソフト、発売エニックス。
    そして、原作はご存知、『ドラゴンクエスト』でお馴染みの堀井雄二氏、と豪華。
    この作品にはサスペンスの世界に欠かせない、「密室」,「アリバイ」,「連続殺人」など、探究心を刺激するキーワードが多く登場。
    そして、地下迷宮や暗号の解読など、日常生活では体験できないスパイのようなシチュエーションをも盛り込み、私たちファミっ子を楽しませてくれた。
    みる、しらべるなどの指示をだすのはボスであるプレイヤーで、部下のヤスがそれを実行する。
    グラフィックをはじめ、行動がボスの視点で描かれているため、ボスとプレイヤーとの体験が完全に一体化している。
    はじめは、このシステムについて、単に刑事ドラマのようにコンビを組んで捜査をする様子を表現したかったのだと安易に思っていたのだが、クライマックスではこのカラクリを使った理由を知ることになり、なるほどとうなずく。
    そう、堀井氏は早くから、このシステムでしか成し得ない方法でAVGを表現していたのだ。
    この作品は、フラグチェックされていないシーンがいくつかあり、プレイの仕方によっては前後の話がつながらない事態も起こる。
    また半導体が高価な時代に発表されたこともあり、バッテリーバックアップがなく、またパスワードによるゲームの途中記録すらできない。
    そしてBGMもなく、グラフィックも寂しい。
    なじみのあるスタイルではないが、それらは『ポートピア』の味。
    このあたりの事情は堀井氏のファミコン版AVGの次作である、『オホーツクへ消ゆ』への課題となったのではなかろうか。
    堀井氏にはまた是非とも、このようなAVGを制作していただきたいと思う。
    ※AVG‥‥アドベンチャーゲーム
    ※評価5点は当時の衝撃を考慮してのもの。

  • ★★★★ 4.0

    色褪せない記憶、犯人有名になりすぎて動機と共犯者が置き去りやな。

    ポートピアとありますがほぼ花隈町で起きた事件ですね。
    パソコンやMSXにファミコン以前かありました。
    ファミコン版しかしらないひとは確実にしらないでしょうね。
    移動すればぱっと画面が一秒もかからずにでてくるその速さに……

    物語はゲーム内でも少し語られます、ただ事件内容とかは詳しく語られませんンね。
    悪質な取り立てで成金になっていた山川耕三が何者かに殺害される、死因はナイフによる刺殺。
    しかし部屋は密室であり内側から鍵がかけられていた、普通に見れば自殺みたいだが違和感があった。
    警察官のあなたは部下のヤスとともに事件の謎を解きに行くという話。
    物語開始直後から雪子の父の平田が行方不明になっていますけどね。

    物語はアリバイやトリックなどを探すのではなく、山川耕三の人間関係から過去の詐欺事件を探すことになりそれから容疑者を指名することが最終目標となります、そのためミステリーでありながら事件内容は最後まで置き去りです。
    入力式からコマンド式に変わったため、ゲームに詳しくない人でもとっつきやすくなりました。
    クリアするのに相当苦労しましたけどね。
    犯人だけはもはや全ゲーム中有名になってしまいましたが、犯行にいたった動機と明確な共犯者がいたことはあまり知られていませんね。

  • ★★★★ 4.0

    当時は夢の一本

    当時、PCではアドベンチャーゲーム最盛期を迎えていた。自分はその頃、PCを持っている友達の家で初めてアドベンチャーゲーム(デゼニランド)をプレイし、アドベンチャーゲームの面白さに度肝を抜かれたものだった。自分の家でじっくりアドベンチャーゲームをしたいなぁ…と思いつつ、PCは「そんなもの必要ない」と買ってもらえず悶々とした数年間を過ごしていた中…ついに、ファミコンでもアドベンチャーゲームが出るとの報が!それがこの「ポートピア連続殺人事件」でした。当時、予約して即買いでした。

    友達の間でも話題となり、犯人は誰だとか、地下迷宮がどうのこうのとか、あそこでこのアイテムを見つけないと先に進めないとか話題の的となり、今から見れば理不尽に難しい箇所が多かったゲームではありますが、ようやくじっくりアドベンチャーゲームができると、血眼になってプレイしたもので、これが家庭用ゲーム機におけるアドベンチャーゲーム黎明期となりました。

    この作品の登場で、その後も数多くのアドベンチャーゲームが世に送り出され、家庭用ゲーム機でもアドベンチャーゲームのジャンルを確立する訳ですが…最近では、「プレイに幅がない」「何回も楽しめない」ことがネックとなり、アドベンチャーゲームも下火になり久しい…。個人的には、もう一度アドベンチャーゲームブームが起き、良作なアドベンチャーゲームをプレイしたいです。

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最終更新日:2021年11月3日 PR