ゲーム概要
バンダイより1998年9月10日にプレイステーション用ソフトとして発売されたコミカルアクションゲーム。テレビのモニター内を自在に行き来できる元電影刑事の主人公レノを操作し、フルポリゴンの仕掛けいっぱいのフィールドを縦横無尽に駆け巡るゲーム作品となる。フル3Dポリゴンならではの斬新なステージ構成と多彩なフィールド、巧みなギミックを満載し、3Dアクションの魅力いっぱいのゲームに仕上がっている。
プレイ画面
※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるバンダイ様が権利を所有しています。
© 1998 バンダイ All Rights Reserved.
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レビュー
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★★★★ ★ 4.0
クールでユーモラスな3Dアクションゲームの良作、がしかしローカライズが最悪
初めに、トゥームレイダーシリーズにも関わったことがあるアメリカのゲーム会社、クリスタルダイナミックス社のヒット作「ゲックス」シリーズの2作目。
原題は「GEX: Enter the Gecko」もしくは「GEX 3D」、または「GEX 2」とも。
1作目「ゲックス」は日本語版も原題と同じタイトルで発売されていますが、この2作目はローカライズ元が変わったため、タイトルが大きく変更され1作目のゲックスとは関係の無い作品ということにされている他、主人公のヤモリ「ゲックス」もこれでは「レノ」という名前にされ、ヤモリからトカゲという設定にされています。
正直私はこのバンダイのローカライズによる改変があまり…というかかなり好きではないため、このレビューにおいてはゲームタイトルを「ゲックス2」、主人公の名前も「ゲックス」と、原版に忠実な記述で書かせて頂きます。
内容は「バンジョーとカズーイの大冒険」や「スパイロ・ザ・ドラゴン」のようなタイプの3Dフィールド探索系アクションゲームです。
このタイトル特有の特徴としては前作からのウリであった、ヤモリであることの特性をいかした壁に貼り付いて移動するなどのアクションがあること。
ゲックスシリーズは一貫してテレビの中の世界が舞台となっているため、カートゥーン(アニメ)の世界やホラー映画の世界、SF映画の世界、ちょっとサイバーパンクな電子空間世界など、あらゆるジャンルの映画や番組がモチーフとなったステージ作りがされています。
そのため、所々有名な映画のパロディがあったりするのも見どころです。
全体的にコミカルでユーモラスな空気のある作品なので軽快なノリでプレイ出来ます。
ステージの雰囲気や仕掛けは全体的に「バンジョーとカズーイの大冒険」にかなり似ていて、バンカズをやったことのある人なら結構親しみやすいのではないかと思います。
遊園地のアトラクション的な遊び心のある仕掛けも多く、空間デザインはそこそこ凝っています。
音楽もそれぞれの映画や番組の舞台を意識したBGMで、モチーフとなったジャンルの映画で実際に流れてそうな「いかにも」な曲となっていて面白いです。
クリア後のスタッフロールではステージ等のコンセプトアートやボツ案などが見れるお楽しみもあります。
ただ、ステージ内を探索すること自体は楽しいのですが操作性やカメラはそんなに良くなかったりします。
特にゲックス本体が小さいためアイテムを拾おうとしてもかなり正確かつ確実にアイテムにぶつからないとなかなか拾えませんし、ゲックスの攻撃も範囲が狭過ぎるため敵に攻撃し損ねて逆にダメージを受けるということもよくあります。
壁貼りつきアクションは何にせよ対象が3D媒体であるためにゲックスが壁に貼りつくと突如視界がグルッと回り、空間把握能力がある程度備わっていないとかなり混乱します。また3D酔いしやすい人は高確率で酔う可能性が高いです。
上手く空間と自分が今いる位置を把握出来れば面白いアクションですが、慣れるまでは苦戦する部分です。
他、個人的にあまり良くないと思う部分は何と言ってもバンダイによるローカライズ。
タイトルやキャラクターの名前や設定を改変したこともですが、ゲーム内に出てくるテロップの文字がとにかくもうやる気が全く感じられない。
原版ではゲーム内に浮かび上がる文字は全てちゃんと3Dポリゴンモデルで作られた立体的で綺麗なテロップなのですが、この日本語版では日本語の3Dポリゴン文字モデルを一から作る気が無かったのか、そのままテキストボックスで打ち込んだだけのような平たいフォントが適当にゆらゆら揺れているというもので酷い。
これのせいでゲーム全体が非常にチープなように感じてしまいますし、ゲームのグラフィックや雰囲気自体はそこそこ作り込んであるのにそのやる気の無いテロップが全てをぶち壊しにしてくれます。
あんな改悪をするくらいならまだ原版の3Dポリゴン英字モデルをそのまま使っていたほうがよっぽどマシだったと思います。
またバンダイは一体何を考えていたのか分かりませんが、ステージの背景等にある英語関係の文字が描かれた部分を全て塗りつぶしています。
(例えばカンフー映画ステージにある中華料理店の窓に書かれた店の名前などが消されていたり)
そのせいで原版と比較するとステージ全体の印象や雰囲気が大きく変わってしまっていて、このゲームの良い部分が大いに削ぎ落されいると感じました。
文字は結構重要で、ステージにその場所を表す字があるかないかだけで全く受ける印象が違うのに。
ゲームはその世界の雰囲気を楽しむことが好きな自分としてはこの改悪はかなり許せないです。
そして今作におけるゲックスの吹き替えがせんだみつお氏というのも非常に賛否両論が出る部分だと思います。
せんだみつお声のゲックスはゲームと関係ないギャグを飛ばしまくります、自分は最初は抵抗がありましたが聞き慣れる内にこれはこれでありかなとも思えてしまったのでこれに関してはこれ以上はもう何も言いません。
以上のように、バンダイによる日本版ローカライズの仕様ははっきり言って最悪です。
このゲームの良い部分をかなりの範囲で殺してくれちゃっています。
しかしながらゲーム自体の質はちょっと操作性とカメラが悪いことを除けばそこそこ良作ですので、バンカズやスパイロ系列のアクション洋ゲーが好きな方には迷わずオススメします。
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最終更新日:2022年6月21日 PR