ゲーム概要
スクウェアより1997年1月31日にプレイステーション用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。大人気RPG『ファイナルファンタジー』シリーズ第7弾。CGムービーが各所に挿入され、3Dバトルフィールドで臨場感もアップ。マテリアと言うアイテムを装備品に装着することで様々なアビリティを使用可能になるシステムを採用。ソルジャーのクラウドがエアリスという少女と出会い、大きな戦いへと巻き込まれていく。
プレイ画面
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レビュー
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★★★★★ 5.0
FFシリーズ最高峰
息を切らしながらスイッチを押したあの瞬間から、心に染み付いてとれません。
ストーリーは非常に計算されていて秀逸。随所で現れる核心へのチラ見せ、伏線に次ぐ伏線。きれいに解答へと導かれます。
そして生き生きとした登場人物とのドラマチックな出会い、別れ。近づいたと思ったら離れていく、クールでほんとに絶妙な演出に、完全にヤラれました。
あくまでゲームだというスタンスは持ちつつも「生きた言葉」で「会話」がなされていて、8以降(9以外)に見られる、現実世界を下手に模倣した会話から生まれる違和感やイライラはありません。
クライマックスで、マテリアが落ちる瞬間堰を切ったように鳴り響く優しく、悲しく、強いあの音楽。その瞬間に涙がぽろっと落ちます。何回やっても落ちます。そこに代表されるように演出がとにかくニクイ!
システムはマテリアシステム、リミットブレイクなど、6までのいいとこ取りですが、加減がよく、胃もたれ感はなし。
武器や、ポーズ、動きもかっこいいし、いい具合の自由度、ハマるミニゲーム等全体的にバランスが絶妙で飽きさせません。
不完全さこそが美しい
もろいもの・はかないものこそ美しい
そんな日本人の心の繊細で敏感な部分を突いているような気がします。
これを超えるFFはもう出ないと思っています。それでもよいです。十分です。 -
★★★★★ 5.0
後世の和製RPGへ与えた影響力は偉大
当時、歴史的な売上を記録し、初代PSを主力ハードに押し上げたゲーム。
ゲーム自体の面白さの評価は一旦隅っこに置いておくとして、後のゲームに影響を与え、このゲームを境界として「ビフォア―」と「アフター」で語られるほどの指標を築きあげたのは、やはり偉大である。
他のゲームへのインパクトファクターの大きさとして、これ以上のゲームは「ドラゴンクエスト3」位しか思いつかない。
(しいていえば『ポケモン』もあるが、アレはどちらかといえば局所的で他のゲーム与えた影響はそれほど強くは無い)
世界観も素晴らしい。ファンタジー世界の村落が異常発達したサイバーパンクな世界観は、FF6でもそのひな型が見られるが、当時としては本当に斬新だったと思われる(まぁ、この後使われ過ぎて、多少陳腐にはなったが……)。まさしく「終末の幻想」といった感じで、シリーズ中最も作品タイトルに適った内容を持っている。
但し、ゲーム自体の面白さに関しては、今までのFF5の踏襲と思われる。良くも悪くも今までと同じ延長線上にある、FFの正統派的な仕様。つまらなくは無いが、過大な評価は出来ない。
ゲーム産業が市場としてピークを迎えようとしていた全盛期に誕生した作品だと思います。ゲーム市場そのものが縮小過程にある現在では、(開発者の情熱の可否に関わらず、時代の流れとして)もうこんなゲームはでないだろうなという諦観の念も込めて☆5。 -
★★★★★ 5.0
やっぱり最高です
はじめてのFFは7でした。とにかく7が最高ですね。昔あるサイトで見た人気ランキングでも7がダントツでした。
「星を救う」ということで壮大なストーリーですね。またクラウドにも驚くべき秘密があったり、エアリスが死んでしまったり。
そしてキャラがかっこいいですね。クラウドはもちろん、バレットの右腕が武器になってるのもいいですし、シドは渋いオヤジだし・・・
また音楽も個人的には好きです。爆破ミッションとかかっこいいし、エアリスのは名曲です。あるサイトでは「ゲーム中ではうまくバランスがとれていたが、音楽だけで聞くと名曲は減ってしまったように思われる」みたいなことを言っていましたが、FF7が好きな人なら気に入るのではないでしょうか?僕はサントラも買いました
マテリアのシステムも悪くないですね。魔法系をつけると最大HPが下がったり、などということがあっていろんな組み合わせを考えさせられます
ミニゲームも楽しいです。バイク、スノボ、チョコボレース。他にもコンドルフォートのシミュレーション、潜水艦、ゴールドソーサーのゲームなど種類も豊富です
エアリスはレイズで生き返らないのかなぁ・・・などと思ったりしますが^^;
とにかくプレイしてない人は1度はプレイするべきだと思います。しなきゃ損です -
★★★★★ 5.0
ゲーム初泣き
FFをX-2からFFシリーズをはじめてしまった愚か者の私には、インパクトのあった作品。
確かに現在のCG技術から見れば「ちょっとなぁ」と思う。方向キーと×ボタンでしかキャラクター操作動かせないのと、CGが粗くてイベントが引っかかるポイントを見極めるのが難しいのとで、最近のアクション・ゲームに慣れた自分には辛いものがありましたが、それもはじめのうちだけ。
ストーリー的にも、イベントにしても、X-2と比べて良い意味で非常に男クサイゲームに仕上っている。
掟破りの○○殺しには吃驚したが、お笑いイベントあり、個人的に大泣きしたシーンありで、作りこみがとても丁寧。FFX以降しかしらないという御仁は、プレイするととても同社製品と思えないクオリティーに驚くと思う。ゲームは画質ではな!い。
他社R.P.G.と比較すると、最近の作品であるブレスオブファイア?より面白かった。
是非お得意の最新CGと、強いデータでもう一度オプションをつけて、焼きなおしてほしい。 -
★★★★★ 5.0
ロードストレスが全くない
「それにしてもFF7はFF7である」
なる、スタジオベントスタッフの山下章氏の一文が、最も7を形容するに近い表現だと思う。
2005年に出版されたアルティマニアωでの端書きからの一文ですが、なんと物語るのに簡潔明瞭な言葉だろうと思った。それは、FF7がゲーム史的に燦然と輝く名作であり、FF自体の大きなターニングポイントであり、プラットフォーム争いで初めて任天堂を負かした超弩級のRPGであるから、FF7の登場は今日に至るスイッチやPS4のシェア、在り方を、継続させ、売り上げ云々ではなく、ソニーと任天堂が共存共栄していく礎を結果的に築きあげ、特大の影響を与えた作品だからだと思う。
ゴツゴツしたポリゴンで世界のビジュアルを描いた目を引くビジュアルで、開発者の新時代のハードによる製作に、並々ならぬ(楽しんでるのも感じる)気概を感じる。まさにファイナルなファンタジー。
まだ比較するもの、真似するものの定番ものからの悪い影響も感じず、荒削りでありつつも、当時ならではの突き抜けていくパワーも多分に感じる事が出来る稀有な作品。
キャラの魅力も凄まじい。後に最も多くの派生作品が作られたFFだが、映像作品なんかはヴェネチア国際映画祭に呼ばれ「なんでこれが日本じゃ高い評価をされないかわからない」と言われる程。それだけゲームを知らない、大抵の人から遊ぶためだけのものと決めつけられ、素通りされたり、遊ぶ人も遊び止まりだったりするのだけど。
FF7が小島監督作品のように大人が見てやって考え心の底まで伝える何かが、上回っているわけでもないが、昨今のFFのFF病たるただの大作として、JRPGの世界の代表として存在していればいいと評される一面を作ったのも、FF7の功績の一産物でしょう。
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最終更新日:2022年5月28日 PR