ゲーム概要

タカラより1995年1月1日にプレイステーション用ソフトとして発売された対戦格闘アクションゲーム。3Dポリゴン空間でド派手な必殺技と多彩なアクションを繰り出して闘う。ボタン1つで必殺技の発動が可能など格闘ゲーム初心者でも楽しめるシステムを搭載している。宿命の糸に手繰り寄せられるように「闘神大武会」に集まった戦士達。己のため、愛する人のため、名誉のため。全てを賭けた闘いが今、始まる。

プレイ画面

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© 1995 タカラ All Rights Reserved.

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レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    色褪せない魅力は名作の証

    「3D格闘と言えば?」

    と問われれば私は昔も今も迷わずこの「闘神伝」と答えます。

    発売当時は小学生でしたが、毎日のように飽きもせず友人の家に集まって対戦を繰り返したものです。今でも時々プレイします。あの、「ソウルエッジ」を作り直させたという逸話を知ったのは随分と後の事でしたが、納得です。

    ポリゴンは粗く、軸や空間の作り込み具合は「バーチャファイター」に遠く及ばない。ですがそれでもなお、楽しませてくれる要素は十分にあります。

    今でこそありふれた存在ですが、当時としては「ポリゴン」で「三次元的に動く」キャラクターが「武器を持って」闘うという形式はかなり斬新でした。ボタン1つで必殺技が出せる親切設計もライトユーザーには嬉しい仕様。ことぶきつかさ先生の描く個性的なキャラクター陣も魅力でした。

    通常斬り、蹴りヒット時の効果音が軽く、爽快感がやや不足している感はありますが、過剰なまでのエフェクトの必殺技がそれを補っています。

    残念ながらシリーズを重ねる毎に完成度が低くなってしまいましたが、逆に「ソウルエッジ」の流れを組む「ソウルキャリバー」シリーズは素晴らしい進歩を遂げているので、ゲーム業界に貢献したという意味でも重要な一作と言えるでしょう。

  • ★★★★★ 5.0

    懐かしい!!3D格闘の名作

    PS初期が出た時期に発売されたソフトです。
    久しぶりに立ち上げてプレイしてみましたけれど、当時の3D格闘の感動した思い出が蘇ってきます。
    今になると流石にプレイする人もあまりいないと思いますが、こういう作品があったということを次世代に伝わればと思います。

  • ★★★ ★★ 3.0

    いいですよ

    アーケード版「ソウルエッジ」を作りなおさせた、なんて事もあった当時にしてはナイスな1本です。

  • ★★★ ★★ 3.0

    先駆者

    家庭用ゲームにおける、3D格闘の開拓者であり先駆け的作品。
    タカラの格闘ゲームと言えば、スーパーファミコンのネオジオ移植作の悪夢が脳裏をよぎる方も少なくないだろう。
    本作は、定価一万円以上の超クソゲーを売り撒いた罪を払拭した上、新時代の到来を感じさせるPS黎明期の名作と言える。

    多彩なキャラクターが、独自の武器を持って戦う3D武器格闘ゲーム。
    ただし、「武器で戦う」というだけで、それを失ったりする攻防の無い点では、サムライスピリッツなどと異なり、ただの格闘ゲームに近い。
    必殺技を含め、操作性は良好。
    独特のもっさり感はあるが、これが逆に良い味になっていたと思う。
    体力が減ると使える超必殺技、軸移動など、システム的に斬新なものは無い。
    最大の魅力は、従来の2D格闘ゲームを3Dにしただけという根幹部分だ。
    全体的に派手な技が多い点も、それがバランスを崩していても面白かった。
    ストーリーが字幕のみ、しかも英語だったりしたが、実際に動かすだけで楽しいゲームなので、そんなものはどうでも良かった。
    又、各キャラクターに隠しコマンドの必殺技が用意されており、それを探すのも遊び心をくすぐる楽しさがあった。

  • ★★★ ★★ 3.0

    PS本体と同時に買いました

    90年代半ばの次世代機戦争、PS1とセガサターンの値下げ合戦で、あっという間にPS1も定価29800円に。
    そこで高校生だった私は手が出る値段になったので、このソフトと「リッジレーサー」を購入。

    どちらもPS1初期を代表する、デモンストレーション的なソフトでした。
    ニンテンドウ64で言えば、「マリオ64」や「ウェーブレース64」みたいな存在。

    当時はほとんどゲームセンターに行かなかったので、「バーチャファイター」が人気だとは聞いていましたが、なんとなくPS1の方を買いました。
    セガサターンも後に買いましたが、なぜPS1を先に買ったか、理由は今となっては思い出すことは出来ませんが。

    とにかく買ってきてすぐリビングのTVに接続して、その日一日は物凄く興奮しっぱなしでした。
    せいぜい「スト2」くらいの2Dグラフィックの格闘ゲーム経験しか無かった私にとって、画面狭しと立体感を持って動きまわるキャラクターに心を奪われてしまいました。
    「リッジレーサー」も凄いと思いましたが、個人的には「闘神伝」の方が「次世代」を感じました。
    特に土煙や気弾などのエフェクトがそそられました。

    3Dポリゴン初体験の衝撃は、PS2やPS3でその後凄いグラフィックが出ても、その時ほど驚かなかったくらい大きなものでした。

    ただ、ゲーム性は正直あまり良くありません。
    3Dの映像ですが、操作は今までのスト2タイプの2D格闘の感覚です。
    波動拳みたいなものも出しますしねw
    武器格闘ゲームでは後にPS1でアーケードの「ソウルエッジ」が移植されましたが、それとは比べるべくもない大味なゲームでした。

    「バーチャファイター」が、特に「2」が社会現象的なブームを起こすほどのゲーム性を持っていたので、もし「鉄拳」が無かったら、PSは格闘ゲームというジャンルに置いては厳しかったと思います。
    「鉄拳」・「鉄拳2」が出ると、私ももう「闘神伝」はプレイすることは無くなったくらいです。
    (一応、「闘神伝2」も買いましたが)

    星の数は、迷ったのですが、当時の物凄いインパクトだと☆5つなんですが、例えば現在PSのゲームアーカイブスで「DOA1」や「ブラッディロア1」などを買ってプレイしてもそれなりに面白いのと比べると、今からやると☆1つくらいのゲーム性しかないので、間を取って☆3つくらいかな、としました。

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最終更新日:2022年6月16日 PR