ゲーム概要

TGLより1998年4月23日にプレイステーション用ソフトとして発売されたシミュレーションRPG。軍事大国イーヴァムに起こった2つの軍事組織の内紛を通して、主人公ヤンとその仲間たちの戦いを描いたゲーム作品となる。迫力溢れる3Dクォータービューを採用し、鋼の巨人兵器「ギガント」に乗って戦う緊迫したバトルが演出されている。機体はパーツを自由に付け替えることで自分だけのカスタマイズを楽しむことができる。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2022年11月13日

    天使同盟

    『天使同盟』は、軍事大国イーヴァムに起こった2つの軍事組織の内紛を通して、主人公ヤンとその仲間たちの戦いを描いたシミュレーションRPGとなっています。

    【ストーリー】
    イーヴァム帝国という軍事大国が舞台。
    科学技術と軍事力が急発展中の帝国において、すたれつつある「騎士道」と「皇立ケルベロス学院」この学院に集う少年たちは、騎士になるための厳しい訓練の日々を過ごす。
    しかし、謎の敵との直面を機に、政府と軍と騎士団、それぞれの思惑が渦巻く戦いへと巻き込まれていく。

  • ★★★★ 4.0

    感想と、ちょっとした攻略兼システム説明

    なぜか父親がPC版を購入していて、小学生の頃にプレイしました。
    どマイナーな作品のようですが個人的にすごく印象的な作品で、ゲームアーカイブスで見つけたので久々にプレイしてみました。

    他のレビューや2chのまとめでも書かれていますが、正に世界名作劇場なノリ。ギガントという機動兵器による戦闘がゲームのメインとなりますが、世界観に対してギガントがそれほど浮いてないのが考えてみると不思議な気がします。序盤は悪ガキどもと教官との漫才じみたやりとりがメインですが、中盤からシリアス展開になり、終盤にはそれぞれの戦う理由が明らかになっていきます。声優陣の演技は決してうまくはありませんが、これだけ古い作品でフルボイスにしてくれているだけで満足でした。

    ストーリー面でちょっともったいなく感じたのは、ややコンパクトにまとめすぎてるきらいがあること。それぞれのキャラクターにちゃんと設定があり、それなりにキャラが立っているのに、戦う理由を通して表現されるだけであそびの部分がない。「こいつはこういうやつなんだ」というのがわかった上での会話を通じてキャラに愛着が湧いてきたりすると思うんですが、そこがあんまりないんですよね。逆にいえばそういうキャラ萌え的な欲望を刺激させられるくらい良いキャラクターということで、ゲームシステム的に無理なんですが、もう少しプレイヤーが自由にキャラと戯れられる要素があると良かったと思います。

    肝心のシミュレーション部分ですが、シミュレーションゲーム好きにはかなりおすすめです。
    メジャータイトルであるスパロボだと、考慮しなきゃいけないのはせいぜい射程と地形効果ぐらいだと思うんですが、天使同盟では考慮しなきゃいけないことがたくさんあります。敵との高低差、敵のいる地形・向き、障害となる敵・味方ユニットの配置、装備している弾の種類etc... 
    こういうマスゲー(?)やり慣れていない人には非常にとっつきづらい部分だとは思うんですが、こういう色々な要素を考えて自分なりの最適解を考える作業が好きな人には面白く感じると思います。ただ説明書読んでもわからないことが多く、いまいち仕様が把握しづらいです。未だに意味がわからない数値もあります。ゲーム進める上で特に大事だと思われる部分を以下に箇条書きにしておきます。

    ・高低差があるとその分余計に移動力を必要とする。1段より高低差がある場所(とくに数値表示があるわけじゃないが)には登れない
    ・迫撃タイプを除き、射線上に敵・味方ユニットがいる場合、その向こうへは弾は届かない
    (そのため、近接戦闘タイプの機体を先に敵に近づけてしまうと、そいつが邪魔で敵に攻撃できないという事態が起こったりする。ユニットを動かす順番を考える必要がある)
    (射撃メインのユニットは迫撃タイプの弾を忘れずに装備しておかないと戦闘効率が下がりがち)
    ・高低差があるとその分射程を余計に喰う。基本的に攻め上がるステージが多いので、高低差の分も込みで射程は考えなければいけない
    (迫撃タイプだと高低差もかなり無視できる。完全にではないようだが)
    ・近接武器による攻撃(arm)は、敵・味方の高低差が0〜0.5(特に数値表示があるわけじゃないが)でないとできない。ぽんと一段高いところに立っている敵には隣接しても攻撃できなかったりするので注意。回復などの補助効果の特殊装備も高低差があると届かない
    ・近接武器による攻撃(arm)は、反撃を喰らう場合がある。おそらく正面からだと100%。側面は50%?後ろからの場合反撃は受けない
    ・M・Fストライク、ライトニングは命中率100%
    ・ベルセルクの効果は3ターン(2ターン?)まで
    ・アイテムは基本的に余るので惜しみなく使って大丈夫。新しく入ったアイテムはセッティング時に手持ち(16個まで)に入れておかないと使えないので注意
    ・セッティングの際、パーツにカーソルを合わせてセレクトボタンを押すとパーツ性能の詳細が見れる
    ・主装甲にはAPという値があり、耐久性を意味する。AP以上のダメージを喰らうと主装甲は壊れ、DEFが低下する。HPを回復することでAPも回復する。基本的に大ダメージを与えられる機体から攻撃し、APを0にしてDEF低下を狙うのが吉
    ・セッティングは基本的に特化型を作っていくとよい。レッドインパルス、チャリオットには近接兵器は不要だし、ロクモンセンの射撃武器はほとんど使わないので一番軽いものでよい。カジモドは移動力の高さを生かし、回復・ベルセルクなどの味方補助に割り切って使うのもよい
    (途中で手に入るシグマ43年型という動力パーツは、Gスペシャルと一緒に使ってはいけない。GスペシャルをつけるとRESはまともな数値になるが、せっかく上がった移動力とENが大幅に下がってしまう。RESを捨てて移動力とENを取るのが吉。FストライクにENを、隣接するのに移動力を必要とするロクモンセンと異常に相性がいい。もちろん他の近接タイプの機体にも)

    ゲームプレイの自由度・快適さを上げる方向でリメイクしてくれたら絶対買う。まぁありえないですね。

  • ★★★ ★★ 3.0

    面白いゲームだけど…

    97年発売には珍しいフルボイス。
    世界名作劇場やジプリ作品を思い出させる世界観、キャラクターの魅力は最高です。

    ただ、難点はゲームバランスが悪くて、ものすごーく取っ付きにくいところ。

    装備画面や戦闘時のメニュー画面は、最初に全く説明が無いうえに、見づらい為、戦略SLGに不慣れな人は、ステージ1で挫折する危険が大きいです。

    また、ストーリーも魅力的なのですが、その設定や伏線がシナリオとして表面に出てこない部分が多すぎて、説明不足な感は否めません。
    ストーリーも戦闘も、もう少し親切に作っていれば良作としてもっと注目されていたのではないかと思います。

    とにかく
    ・近代ドイツ、時代に翻弄される少年たち、メカニック(ギガント)という言葉に心惹かれる
    ・戦略SLGに慣れていて、安いゲームをちょっとクリアしたい
    ・ちょっと曲線型のロボットが好き
    という方には、お勧めです。

  • ★★★ ★★ 3.0

    ロボットが活躍

    高低差があるマップが特徴のシミュレーションゲーム。
    イベントシーンなどが入っていて選択次第でストーリーが変化していく。
    ロボットのチューンがすこぶる楽しいゲーム。
    ただ情報量が多いので戸惑うかも。乗り越えれば止められない。
    とにかくいろいろな情報を把握するのが一苦労なので理解できれば面白くなると思う。

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最終更新日:2022年11月13日 PR