ゲーム概要
SNKより1998年6月25日にプレイステーション用ソフトとして発売された対戦格闘アクションゲーム。大人気対戦格闘ゲーム『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』をベースにしたPSオリジナルタイトルとなる。シリーズ初の1ラインバトルを採用し、クイックアプローチやファイナルインパクトなどの新システムも多数採用。新キャラクターのアルフレッドを主人公にしたストーリーが展開。新たな戦いの伝説がここに幕を開ける。
プレイ画面
※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるSNK様が権利を所有しています。
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2022年11月12日
リアルバウト餓狼伝説スペシャル ドミネイテッドマインド 初回限定版
『リアルバウト餓狼伝説スペシャル ドミネイテッドマインド 初回限定版』は、アーケード版「リアルバウト餓狼伝説スペシャル」のチューンナップ移植作品となります。
アーケードそのままの移植ではなく、ガードしながら接近できる「クイックアプローチ」や必殺技をキャンセルして超必殺技を出せる「ファイナルインパクト」など、追加モードやオプション、キャラクター、必殺技、新システムを追加しています。
また、オリジナルキャラクター飛行少年「アルフレッド」も追加されています。
本作、初回限定版には餓狼ファン必見のデータベースソフト「SNKファン・コレクション餓狼伝説」が付属しています。 -
★★★★★ 5.0
結構凄い
PS版のSNKタイトル移植はたいてい目も当てられない出来ですが、今作だけは凄くいい。
ロード時間は残り時間を表示することで工夫しているし、ボイスとBGMの音質劣化はあんまり気にならない。
(2ライン関係の動作は無いだけに)キャラパターンの削除も最低限に留められています。
代わりに追加されたオリジナルキャラ2体と専用ステージ、BGMは完成度が高く、元となったRBSPの雰囲気に違和感無く溶け込んでいるのが素晴らしい。もともとストーリー進展が無かったRBSPにようやくちゃんとした物語性が与えられました。
OPとデモシーンはアニメですが、癖がなく綺麗な作画です。一部キャラの顔が原作と違う(美青年っぽいホンフゥ、おばちゃん顔の舞)けど、画風の違いで納得できるレベル
初回限定版には大ボリュームのファンディスクが付属されていまして、設定画や歴代OPデモなどに加え、全キャラ(非プレイヤーキャラクター含む)のインタビュー(ボイス付き)が収録されています。
作画はアニメ基準?でやはり原作とあまり似ていませんが、複数の表情やポーズなどが描き下ろされているので気合が入った出来だと思います。
わかる人ならネオジオCDの「KOF96ネオジオコレクション」が進化したものだと思えばいいかと。
短所は、格闘ゲーム本編を一人で遊ぶ分にはややボリュームが少ないこと(サバイバルモード、キャラエンディング集めぐらい?)
アーケード版リアルバウト餓狼伝説スペシャルの皮をかぶった全く違うゲームで、ネオジオ版が好きな人にはゲーム性が違いすぎてあまり面白くないかもしれない所(その分複雑なチェーンコンボが無いので、餓狼伝説初心者にもおすすめ)
クソ移植揃いのネオジオゲーのPS版の中では奇跡のような出来です。 -
★★★★ ★ 4.0
2ライン制廃止ですが、成功!
PSのスペックに合わせたライン移動の廃止で容量を削減し、かなりシンプルになりました。
本家リアルバウトシリーズでチョイ役(隠れキャラ)だったアルフレッドを主人公に据えて、ラスボスは本作オリジナルキャラのホワイト(使用は不可)。
特に、アルフレッドにはライン攻撃(の画像)が無いという欠点を、システム上追加する必要なく持って来れたのは、上手いアイデアです。
ガーキャン・受身・空中振り向き等の細かいシステムは継承しつつ、スーパーキャンセルに近いファイナルインパクト、ライン移動に替わる回避行動のクイックアプローチ(攻撃をさばきつつ前進する)などの新システム導入で一味違う作品に仕上がってます。
「ライン移動」はシリーズ集大成のRB2ですら、攻める側の表裏二択用で回避行動としての意義はイマイチしたが、クイックアプローチはやられるとビビリます。
リアルバウトシリーズの雰囲気を損なわずに、独自要素が多くて対戦用にもやり込み甲斐がある優れた対戦ツールです。
限定版特典の追加ディスクは、旧シリーズのOPデモが収められておりファンなら楽しめる程度。
対専用には通常版でも差し支えないと思います。 -
★★★★★ 5.0
リアルバウト餓狼伝説スペシャル レビュー
当時、家庭用やアーケードでプレイしましたが、物凄くはまりました。餓狼シリーズは無印の頃からずっとやってきましたが、リアルバウトシリーズは色々な意味でハマリ要素が強く比較的はまりやすい出来となっております。評価は☆=5ですが、今なら、PS2プレイ出来る環境お持ちの方は、バトルアーカイブスシリーズ(いわゆるコレクションみたいなもの)が出てますので、そちらなら、餓狼シリーズを1枚のディスクで複数プレイ出来るので、そちらをお勧めします。
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★★★★★ 5.0
いい意味で原作無視
NEOGEO版のリアルバウトSPのPS移植版です。当時の家庭用ゲームはゲームセンターの物と比べてスペックが低いため、容量削減するために色々カットする必要がありました。もちろんこのゲームも例外ではありませんでした。餓狼を代表するシステムである、「2ライン制」の廃止やリアルバウトシリーズの代表システムである「コンビネーションアーツ」の多くをカット等です。しかし、この容量削減こそが怪我の功名になったのです。そのため本来のリアルバウトSPを望んていたファンからは批判がありましたが、別物とみれば良いゲームになりました。
良い点
・コンビネーションアーツの大量削除により、原作に比べて一発一発を重視する格ゲーらしい対戦ができるようになった。(原作でのコンビネーションアーツはコンボの楽しさを初級者に伝えることができる反面、対戦時に有用なコンビネーションが少ないことからコンビネーションをつなぐだけのマンネリ化が進んでいた)
・必殺技→超必殺技・潜在能力とつなげる事ができる「ファイナルインパクト」はこのゲームの醍醐味で単純かつ爽快。超必殺技や潜在能力のコマンド簡略化のおかげで非常に出しやすい
・条件を満たせば、原作では使えなかった技が幾つか追加される。(主にKOFシリーズで登場キャラが使うもの)
・ロード時間が当時のPS格ゲーとしては短め。(特にSNK格ゲーのPS移植はロードの長い物が多かった。)
・蛇足的ではあるものの、アニメーションは中々の出来。
・新主人公とラスボスが新たに追加されている
悪い点
・前述の隠し技を出す条件が非常に難しい
・アーケードモードで出る敵キャラに偏りがある。(出るキャラは毎回出るが、出ないキャラは本当にでない。そのため飽きるかもしれない)
・勝利セリフや個別エンディングが無い。(正しくいうと、クリアキャラの一枚絵はでるが原作や他格ゲーのような、後日談てきなEDが無いという事)
・ラスボスの動きが特殊で、格ゲーしている感はあまりない。
餓狼伝説らしさは除かれたものの、格ゲー好きならばすぐにハマれると思います。操作も簡単で敵も弱めなので初心者にもおすすめです。今ならPSアーカイブスで出てるので、PS本体が無い人はそちらで購入できます -
★★★ ★★ 3.0
開き直りの妙
ネオジオ「リアルバウト餓狼伝説スペシャル」をベースとしたPSオリジナル作品、それが「リアルバウト餓狼伝説スペシャルドミネイテッドマインド」(以下RBSDM)です。
餓狼伝説シリーズ最大の「売り」は奥行きという概念を導入したラインシステムです。
しかし、このRBSDMではラインシステムを廃止しています。
ラインシステムは格闘ゲームにおいてとかく問題となる「ハメ」を極力減らし、更には立体的な戦術を組み立てる楽しみをもたらしてくれる素晴らしいシステムではあるのですが、その分、初心者には取っつきにくい部分があります。
元々、PSというハードは内蔵メモリの容量の関係で一度に大量のデータを一括してロードしておくことが出来ません。
そのため、どうしてもキャラパターンを削ったりする必要が出てくるわけですが、RBSDMではラインシステムを廃止することで、その問題をある程度解消しているようです。
ある意味、開き直りともいえるのですが、それが結果的に功を奏しているといったところでしょうか。
ラインシステムの廃止により取っつきにくさがかなり解消されているので、初心者にも入りやすいでしょう。
一方でアーケードやネオジオでRBSをやり込んだヘビーユーザーは物足りなさを感じてしまうわけですが、そこは独自の新システム導入が新たな楽しみ方を提供してくれています。
また、ガンダムでお馴染みのサンライズが製作を担当したOPアニメも見所の一つです。
なお、初回版には餓狼伝説ファンディスクが同梱されています。
こちらもなかなか楽しめる一品ですよ。
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最終更新日:2022年11月12日 PR