ゲーム概要

SNKより1999年12月16日にプレイステーション用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。19世紀末のイギリスが舞台に、主人公の少女・クーデルカが謎の修道院を巡って探索するゲーム作品となる。建物の中を探索して歩き回り、敵に遭遇するとターン制のシミュレーションRPGバトルに突入。モーションキャプチャー技術を駆使した美しい映像が、ゴシックホラー風のシナリオをよりドラマティックに演出している。

プレイ画面

※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるSNK様が権利を所有しています。
© 1999 SNK All Rights Reserved.

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2022年11月12日

    クーデルカ

    『クーデルカ』は、19世紀末のイギリスが舞台に、主人公の少女・クーデルカが謎の修道院を巡って探索するゴシックロマン調のロールプレイングゲームです。
    19世紀末のロンドンを舞台に、強い霊能力を持つ少女「クーデルカ」、無頼を装う青年「エドワード」、司教「オフラハティー」の3人が、仕掛けられた様々なトラップをくぐり、モンスターを倒し様々な謎を解明していくゲーム作品となっています。

  • ★★★★★ 5.0

    リアルを体感できるRPG

    主人公が謎の修道院を訪れたところから始まるゲーム。
    このゲームの良さはリアル。
    ストーリーの構成も、キャラクターの構成も、修道院の設定も全部が全部。
    実在する人間をキャラクターに持ってきてかぶせたり、実在する修道院がモデルになったり・・・と凄い意気込みです。
    リアルにリアルを重ねたこの作品だから不自然なところは殆どない。
    セーヴポイントと呼ばれるものは聖なる泉が湧いているという設定になっているし、
    ピストル等特別な武器以外は使用していくうちに壊れるし。
    RPGに良くある武器屋、アイテム屋など存在するはずがない、なんせ修道院なのだから(アイテムは敵が落としていくので運任せ)。
    極めつけはある一夜の出来事の話であるため最初から最後まで殆ど暗い。
    暗すぎて物が見えないと思うかもしれないが、これもある意味リアルにリアルを重ねた結果だと思われる。
    BGMも脅かすようなガンガン響く音ではなく殆ど効果音(風の音とかそんなの)のシンプルな構成なので余計にドキドキします。
    他にはびっくりするぐらいノロノロした戦闘シーン。
    私も最初は?と思いましたが慣れるとこれが丁度いい。
    ホラーゲーム好きな方や独特のゲーム好きな方にはオススメ出来ます。
    肉付けの凄さにひれ伏してしまう。天晴れ。

  • ★★★★★ 5.0

    面白いです

    雰囲気がすごくいいです。
    RPGなのですが暗い修道院を歩いているだけで何か出てきそうでビクビクしながら探索していました。
    BGMがなく効果音だけなので尚更怖いです。
    ストーリーもなかなかよかったです。
    ただ戦闘が非常にスローテンポなので人を選ぶと思います。
    武器・防具・アイテム等は修道院に落ちているものを拾うか敵が落としていくかしか取得する方法がないので、初めは焦りましたが結構な頻度で敵が落としていくのであまり苦にはなりませんでした。
    ムービーも当時としてはすごく綺麗だったと思います。
    続編のシャドーハーツもいつかやってみたいです。

  • ★★★★★ 5.0

    世界を救わないRPG

    1898年が舞台のゴシックホラーRPGです。

    "大作"と呼ばれるRPGが世界を救ったり宇宙を破壊したりしていますが、本作は世界を救ったりしません。
    また、親から子へ受け継がれる何かなどもありません。

    たった一晩の出来事です。

    CGは良くも悪くもPSレベルですが、完成された世界観と菊田裕樹の音楽、そして物悲しいストーリーが秀逸。

    戦闘シーンに若干取ってつけた感が無くはないですが、モンスターの陰鬱なグラフィックに反して、どんどん上がるレベルと武器・魔法の成長システムが爽快です。

    タイトルは主人公「クーデルカ・イアサント」の名から来ていますが、彼女中心に全てが廻っているわけでもなく、その辺りもリアルさを感じます。

  • ★★★★★ 5.0

    おもしろかったですよ。

    面白そうなゲームをさがしてて、たまたまシャドウハーツの前の作品だと聞いてやりました。
    今更ながらのプレステーション1なのでどうかなと思いましたが、映像もそこそこ綺麗だし気になりませんでした。
    シャドウハーツの戦闘スタイルとは全然違いますが、私はこの王道的なスタイルが大好きでしで作品の雰囲気がとてもよくて、内容もわかりやすく。本当におもしろかったです。
    ちょっと怖いけど怖がりの私がのめり込むほどの怖さ
    登場人物はやってる人間に気に入られようとしない本当の人間らしい感じ
    もう一度シャドウハーツをやりたくなる感じ
    本当に良かったです。とてもお勧めです。

  • ★★★★★ 5.0

    漂う空気感

    私もシャドウハーツからこの作品を知りました。まずOPムービー(ボタンを押さずにしばらくすると流れます)からこの世界に引き込まれました。そして本編へ。ムービーでは全てボイス有りです。しかも英語。台詞回しは洒落ていたり、含みがあったりドラマがありまるで映画をみているよう。戦闘は武器調達がやや困難だったり、耐久度によって壊れたりしますが、そこはリアルを追求クーデルカだからでしょう。BGMもレクイエムの様な讃歌の様な美しくも無機質な歌や、シーンと静まりかえった中に思い出した様に振子時計の低い音が響いたりと世界観が素敵です。イタズラに不安や恐怖を煽る事なく、どことなく漂う雰囲気やまとわりつく空気が何かしら不安定でそれでいて何処かに有りそうな空間。それを表現される造り込みは本当に素晴らしいです。ぜひこの世界を体感してみて下さい。

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最終更新日:2022年11月12日 PR