ゲーム概要

BMGジャパンより1997年7月10日にプレイステーション用ソフトとして発売された3Dアクションシューティングゲーム。エイリアンに占拠されたエジプトに乗り込み地球の平和を取り戻すのが目的となる。美しい3Dグラフィックとスピーディーかつ抜群の操作性が特徴で、ジャンプして崖を飛び越えたり、水中に潜るなど多彩なアクションを駆使して、仕掛け満載のステージを進もう。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★★ 4.0

    かなり長く遊べる、古典FPSの傑作。

    「西暦1999 ファラオの復活」という怪しいタイトル、エジプト風味の、いかにも洋ゲーらしい、怪しいグラフィック…。
    「クソゲー?」と思う方もいるでしょうが、ところがどっこい。
    PS3が出ようか…という今でも通用する面白さを持つ、まさに「腹一杯、寝食を忘れて遊べる」ゲームです。

    ■■■このゲームの長所・着目点■■■

    ●新しい武器・道具を得る毎に、新しい道が開けてくるゲーム性。
    ・このゲームは、典型的なDOOM系アクションなのですが、ジャンプして崖を飛び越える、水中に潜る…などのアクションが追加されて、立体的なマップを冒険できるようになっています。
    ・鍵を集めたり、スイッチを押して先に進むだけでなく、「ジャンプ力増加」「潜水時間増加」「ゆっくり降下」など、特殊な能力を持つ秘宝の存在により、従来は行けなかった場所も新しい秘宝を手に入れた後に再び訪れると…という、「自らの能力で道を切り開く楽しさ」があります。

    ●隠しアイテムの存在により、クリア後も楽しめる。
    ・この作品では、「ロボトミードール」と呼ばれる、開発スタッフの人形が23体隠されており、この人形を全て集める…という、ゲームクリア後の楽しみが存在するため、かなり長く遊ぶことが出来ます。
    ・これが、オマケ程度なんて物ではなくて、この人形を探すのがゲーム本編より難しく、そして面白い…という、なんとも恐ろしくボリュームのある隠し要素なのです。

    ■■■このゲームの短所・残念な点■■■

    ●キャラクターが全てビルボード。
    ・DOOM系アクション黎明期のゲームのせいか、敵キャラ・アイテム・敵弾…など、背景以外のほとんど全てのグラフィックが、ペラペラな一枚絵です。高台の上から目下の敵を見下ろすと、ペラペラっぷりがかなり目立ちます。
    ・これは、DOOM、ポエド、ディスラプター…など、初期DOOM系FPSの宿命…といえる部分なので、そこらへんはまぁ昔のゲームだから仕方ないか…と割り切るのが重要です。

    ●マップが非常に見づらく、ほとんど使い物にならない。・ゲームのメニュー画面から、リアルタイムマップを表示することが出来るのですが、ステージが立体的なのにマップは平面的で、重なった部分が非常に見づらいです。
    正直、このゲームのマップは、ほとんど使い物になりません。

    ●よく死ぬ、メチャ死ぬ、激しく死ぬ。
    ・このゲーム、とにかくプレイヤーが死にまくります。
    崖から落下して死ぬ、溶岩に落ちて死ぬ、溺れて死ぬ、火球に当たって死ぬ…などなど。
    ・この「超死にまくりの難易度」についていければ、非常に楽しいものになるのは確かですが、ヌルゲーマーにはちょっとオススメするのが辛い…という物になっています。
    …。
    ……。
    ………。
    …ヌルいアクションゲームに満足できなくなった人は是非、このゲームをプレイしてみて下さい。
    きっと「思いっきり遊んだー」という満足感が味わえると思いますよ。

  • ★★★ ★★ 3.0

    外国産らしい、ハイレベルなグラフィックと意地悪な難度

    1999年、地球を占領しエジプトに本拠を置いた異星人を倒すため、エジプトの各地で戦っていくFPS。
    パッケージだけ見るとまったくおもしろそうに見えないし、邦題もあやしげだが、実際やってみると高品位なグラフィックや、練られたステージ構成など、完成度の高さに驚く。
    一度クリアしたステージに、自由に入り直せるのが特徴で、能力アップなどの重要アイテムを入手したあとで、以前のステージに戻ると別のルートが開けることがある。
    足場を飛び移ったり、水中に潜る場面もある。
    敵やアイテムはドットパターンの拡縮で、ステージは遠くまではっきり見通せる。
    DOOM(PS1版)は秒間30フレームが上限だったが、このソフトは低負荷なところなら60フレームで描画する。
    基本的な操作やプレイ感覚はDOOMに似ているが、違うのはジャンプがあるのと、視線の上下操作があることで、DOOMとは違った楽しみ方が生まれていると思う。
    問題は難度で、最初はそうでもないが、中盤あたりからぐっと難度が上がっていく。
    主観視点でのギリギリの難しいジャンプを求められ、失敗したら即死で長いステージの最初から全部やり直し、という状況が非常に多いので、やっていてとても疲れる。
    なのでゲームで苦労したくない人にはおすすめしない。
    重要アイテムの隠し場所などの謎解きもかなり難しいものが多い。
    難度調整に問題がなければ、広く勧められる。
    主観視点アドベンチャーの名作になったのではないかと思うと、非常に惜しい。

  • ★★★★ 4.0

    トゥームレイダータイプのアクション

    タイトルにも書いたとおり、トゥームやDOOM系の3Dアクションゲームです。
    ビジュアルもキレイだし、操作性も文句なし。
    かといって☆を4つにしたのは、非常に難易度が高くプレイヤーを選ぶ点と3D酔いする人に考慮しての点です。
    これらに当てはまらなければ十分楽しめると思います。

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最終更新日:2022年8月2日 PR