ゲーム概要

アスキーより1999年10月7日にプレイステーション用ソフトとして発売されたサウンドノベル形式のアドベンチャーゲーム。謎の猟奇殺人事件を追っていくゲームとなる。凶悪犯罪課の刑事となり脱走したウエハラカムイの捕獲命令をきっかけに数々の事件に遭遇していくTransmitterサイド、ウエハラカムイ脱走事件をフリーライター・モリシマトキオの視点から追うPlaceboサイドを交互にプレイしていく事になる。

プレイ画面

※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるアスキー様が権利を所有しています。
© 1999 アスキー All Rights Reserved.

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レビュー

  • ★★★★ 4.0

    前半通常の事件物、後半ファンタジー。

    まずクリア時間は正確には解りませんが、15時間程度かと思います。
    結構話によって所要時間にムラがあり、話数が進むごとに時間がかかる訳でもありません。
    短いと1話1時間で終わります。

    構成としては、同じ事件を主人公視点のメインストーリーと、モリシマ(裏主人公)というジャーナリスト視点から見る感じで進んで行きます。
    推理と言うより読み解く感じですね。

    画面は、特殊な仕様でオシャレ感覚を出そうとしてチカチカとバックが常に瞬いていたり、文字がスライドしてきたりと見難い画面となっています。まぁ、慣れると問題ないし人によっては好きな構成なのかも知れません。あと無駄に英語が多いです。別に読めるから良いんですけど雰囲気だけの為に取り敢えず使っている感じで「勘違いしてない?」と思えました。

    操作も慣れると苦になりませんが、もう少し使いやすく出来たと思います。ロードはそれ程無いのですが全体的にモッサリとしたスピードです。また実写ムービーは要りません‥安っぽい演技を見せられてヤル気急降下です。特に後半酷いですね。前半のような使い方ならいいのに‥

    いくつか欠点を挙げましたが、最大の欠点は、このゲーム話をユーザーに伝える事に難があります。まず、メインの登場人物が全てカタカナ表記です。そこそこ登場人物がいるのに、モリシマ、モリカワ、モリチカだったりサカグチ、サカモトと解りにくい。
    人物を区別するのに結構説明書を見ながらゲームしてました。

    ストーリーはすべて会話形式進むので、状況説明や補足説明的なナレーションが無く。ただえさえ後半難解なシナリオを更に分かり難くしてます。その上、テキストに謎を散りばめつつオシャレ感まで入れてるので、また一段と解り難い。

    3話目までは話に無理なく付いて行けるのですが、4話目で状況が怪しくなり5話目ではユーザーはかなり置いてけぼりです。
    急に仲間内が‥となったり、性格や行動が‥となったり、もうタバコ屋や電車‥とカオスです。(ネタバレ防止)

    色んな初見の情報が飛び交います。しかも圧倒的に説明不足です。なんとなぁ〜く分かるけど結局ガンガン状況はかわり話は進んで行きます。情報を整理したくても、バックログは無いし親切な資料もありません。

    結構途中まで面白かったのに残念です。

    シルバー事件は、光や談話室で結局ネタバラシ的に直接真相が明かされるのですが(どうせなら主人公が捜査することで解決するべき‥)凶悪犯罪課のドタバタは、行動原因やその心理が理解できませんでした。

    総評としては、変わったデザインのアドベンチャーだけど一部光る所雰囲気も見られる。前半良作、後半シナリオが難解な奇作と思います。

  • ★★★ ★★ 3.0

    独特の世界観とスタイリッシュな画面構成は素晴らしい

    実は発売当初にこのゲームを購入して、序盤の3Dパートと独特の操作になれず、そのまま放り出して10年以上の歳月が経過してました。
    当時の評価は画面デザインと操作がスタイリッシュすぎてわざと敷居を高くして損しているなと思っていました。(ちなみに3Dパートは、当時でもグラフィックが荒いと感じていました。PS黄金期だったので、ハードの性能を引き出したソフトがすでにたくさんでていたんですよね)

    改めてプレイしようと思ったきっかけは、キラーイズデッドという新作をプレイして面白かったということと、以前プレイした「ムーンライトシンドローム」、「花と太陽と雨と」が同じディレクター須田氏による作品だったと知り、私はこの須田氏の作り出す不可思議な世界観が好きなのだなと気づかされ、このシルバー事件にもきっと面白さを見出せるはずとPSNで再購入しました。(実家にはPS版ソフトがあるのに)

    結果、面白かったです。
    やはり序盤の3Dパートの操作で投げ出したくなりましたが、NPCから「大丈夫だ、すぐになれる」という台詞どおり、序盤ステージクリア時には慣れて快適になりました。

    この物語はプレイヤーが操作する主人公と、もう一人ジャーナリスト崩れの探偵(?)モリシマトキオという主人公がいて、主人公が事件を解決し、モリシマトキオが調査という形で事件の背景や犯人の動機を詳しく解説するような構成になっています。

    プレイヤーだけでも事件のあらましはわかるのですが、とても簡素でコンパクトにまとめられているので感情移入しにくい部分があり、導入部にあたるシナリオ0と1の時点ではなにがなんやらという状況でした。それがモリシマトキオの登場によって詳細な背景がかたられることで俄然、面白さがでてきます。

    終盤にいたると、やはり他作品でも見られるような超展開になっていくのですが、一応、事の顛末を把握できるだけの情報が開示されます。それが他作品とは違う点と思います。
    伏線はすべて回収されたと思いますが、ちょっと詰め込みすぎな感じもしました。オチとしてはあり得るけどいままでの世界観とガラっと変わったような決着のつけ方に思えました。
    いままで構築していた世界観と真相の世界観のギャップがありすぎて描写不足に感じました。

    でも、真相のオチとしてはアリだと思います。
    個人的には3話の「パレード」のような事件を解決していく流れの方が好きです。

    これは個人的な感想ですが、他作品に共通してこの方の作品は終盤直前まではとても面白いです。
    終盤までついてこれた人はその後もプレイできるのですが、どうも惰性で続けてしまうようになります。
    おそらく製作陣としては終盤こそが肝で「さあ!どうだ!」という意気込みがあり、その熱意が伝わってくるのですがプレイヤーは置いてけぼりをくらう感が強いです。
    その中でもシルバー事件は唯一きちんと説明をした作品だと思います。展開はかなり駆け足ですが、テキスト量は他作品よりも群を抜いて多いです。

    総評として他の須田氏の作品をやって面白いと思ったのならプレイする価値があると思います。人を選ぶ作品でもあります。
    3Dは荒いですが、建物のデザインはスタイリッシュでかっこいいです。
    また、基本的にADVでキャラ絵と背景絵で進行していきますし、その部分は現在の携帯ゲームとしてなら通用するほどデザインが素晴らしいです。

  • ★★★★ 4.0

    実は話の内容はよくわかってなかったと思う

    アドベンチャーを遊びたいと思っていたところ、ジャケットに惹かれて購入。
    現代的かつ近未来的でSF的な要素(つまりなんとなく洗練されたように感じる)と、今まで見たことのないインタフェースにドキドキしながらプレイしまいした。

    プレイ当時もちょっとポリゴンが荒いように感じましたが、退廃したような雰囲気と逆に案外あっていたように思います。

    2部構成で主人公が切り替わり、それぞれクリアすることで物語の全体像を見渡すことができるようになる構成です。

    普通のアドベンチャーゲームに飽きた人には是非プレイして欲しいと思います。

  • ★★★★★ 5.0

    今さらですが

    今頃レビューを書いても誰も読まないかもしれませんがレビューします。

    PSアーカイブの人気ランキングで上位にいて、タイトルに興味を惹かれたので購入してみました。

    プレイ開始直後から終盤までの評価は『600円ならこんなもんか』というものでした。
    ・演出がシリアスなのかコメディなのか紙一重
    ・3Dパートに必要性を感じない
    ・3Dパートでの煩わしさ(移動速度が遅い)
    ・やや鼻につく台詞まわし(モリシマ)

    ところが、最後の最後までプレイした結果、評価が急上昇しました。つまりシナリオがとても自分好みだったのです。
    『定価で購入していても、不満はなかっただろうな』と思いました。

    まだ、未プレイでPS3を持っている方はぜひ遊んでほしいと思います。

  • ★★★★ 4.0

    ジャケ買い

    をよくするのが私の趣味なんですが、この作品は題名もダサくて気に入ったんですね。
    まあそういう買い方をするとハズレも多くひくんですが、これは素晴らしかったです。
    映像センスと音楽、シナリオ、キャラクター、これらはずば抜けています。ただプレイ要素はほとんど無く少しある3D移動もモッサリでストレスがたまります。

    その世界観にどっぷりハマりたくて、根気よくひたすら文章を読むことが出来て、パンク風の演出、ミステリ、バディ系、刑事モノ、この辺りのキーワードに反応する人はオススメです。

    逆にオススメじゃない人は、何も考えず(まあADVではあまりないですが)ぼけ〜っとゲームをしたい方や、ホラーを期待する方、テンポを重視する方、小説が苦手な方などは全く受け付けない可能性もありますので注意です。

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最終更新日:2022年7月7日 PR