ゲーム概要

コナミより2000年6月22日にプレイステーション用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。ゲートの監視役でもあり、精霊を使いこなす特殊な能力を持つ「精霊使い」の主人公が、世界の均衡を取り戻すために仲間たちと冒険する。訪れる度に変化するシナリオと自動生成フィールドを搭載しているのが特徴。主人公を操作し、2つの世界を行き来して「精霊石」を集め、ゲートに「精霊の力」を取り戻すのが目的となる。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★★ 4.0

    ロマサガ系が好きな人にはいいかと

    ゲームの世界観に、自分の想像が入り込む余裕があるのはSFCまでと思っていましたが、エルダーゲートにはその余裕があります。わくわく空想しながらRPGするのが楽しかった世代には良いゲームだと思います。

    ただ、エンカウント率はちょっと鬼ですね(笑)
    しかしそれにしても、美麗なオープニングムービー、個性的なキャラ、カッコイイ(かわいい?)主人公、
    プレイする度に生成されるワールドマップ、音楽の良さ…いい所は沢山あげられます!
    特に音楽はとても美しく、血眼でCDショップを探しまわったのはいい思い出です。

    ワールドが生成される間のワクワク感はこのゲームならではです。

    残念なのはキャラクターの会話が少ないことです。
    町の人の会話はクエストのためにあるようなもので、極めて単純です。
    PSの容量でこのメイキングシステムなので無理ないかもしれませんが、その分メインキャラの会話が豊富だったらもっと世界観を楽しめたのになあと思います。

    全体的に冒険してる!って感じはすごくあります。
    お使いゲームが苦にならない、気にならない人は存分に楽しめるゲームだと思います。

  • ★★★ ★★ 3.0

    アイデアはよかったけど・・・

    ゲートに入るたびにフィールドのマップ、ストーリー、ダンジョンなどがおよそ無限に変化するというRPGです。
    この作品の場合難易度が調整できるわけだけど、レベルの低い度合いでプレイし続けると問題があるわけで、ある程度慣れてきたら積極的に難易度の高いレベルを選択したほうが賢明だと思います。アイテムや武器、防具なども強力なものが手に入りますからね。

    ショートストーリーを楽しむという感覚で遊べるというのは、アプローチとしてはオーソドックスだけど、育成、カスタマイズ、冒険の仲間を増やしてストーリーを進めていくという醍醐味は味わえるよね。しかしシナリオをクリアすると所持金以外は初期値に戻ってしまうというのは、最初はやる気があったけど、ゲームに慣れてくると結構しんどかった。

    しかも一生懸命育て上げたキャラクターがレベル1に戻されるというのは、なんかやるせない感じでした。
    そして選んだ人によってシナリオヤマップが変化するんだけど、内容が実に似たり寄ったりで、お使いの反復。エンカウント率も高いし、戦略性のない戦闘も味気ないし、とにかく淡々とゲームを進めていくという感じでしたね。

    但し各ステージのボス戦は結構頭を使います。とにかく攻撃スタイルが独特で、物理と魔法を上手く使い分けて戦わないと厳しいですよ。それにしてもステータス攻撃仕掛けてくるボスには、ちょっと面食らいました。笑

  • ★★★★ 4.0

    地道な作業がOKな人はおすすめかも!

    インターネット上では総じて不評なこのゲームですが・・・。一部の人からは大変人気です。カクユウわたしもこのゲーム好きです。トルネコのエンカウントダンジョンとFFの世界観を足したような設定で、世界観のオリジナリティーはありませんが、ついついはまってしまいます。ひたすらアイテムを求めることに抵抗が無ければなかなかおもしろいですよ。戦闘中のグラフィック画面や音楽は奇麗ですし???。冒険自体は単純です。でも、最近の複雑怪奇なRPGより初期のドラクエやFFやロマサガが好きな私はこの単純さが結構好きです。意外な隠し武器が見つかると今までの苦労が報われた気きがします。ただ、すごく癖の有るゲームだとは思います。

  • ★★★ ★★ 3.0

    懐かしいなこれ

    エルダーゲートです。
    内容としましては、何万通りの世界を旅するゲェムです。
    戦闘や移動はオーソドックスなRPG。
    特徴は、ゲートに数字を打ち込むと旅する世界が変わるということ。
    それこそ何万通りもの組み合わせがあるから同じ世界というのはないはず。
    何万通りの世界…ですが、まぁお使いゲェムでもありまして。
    例)○○の町は◇◇の洞窟を抜けた先にあります→◇◇の洞窟には結界が→□□の塔に結界をとくアイテムが→アイテムゲット→◇◇の洞窟をぬけ○○の町へ→△△の洞窟のアイテムを取って来て→△△の洞窟には結界が…のくりかえし。

    ストーリー重視の方は確実につまらないと。

    何万通りの世界だから何万通りのお使いと何万通りのバランスのあるゲェム。

    思い入れのあるゲェムです。

  • ★★★★ 1.0

    皆が書かない大問題点

    まず、シナリオが薄い、イベントがワンパターン、といった部分に関しては多くの方がすでに言われているので割愛します。往年の名作「ティル・ナ・ノーグ」がそうであったように、システム上仕方ないのです。私が指摘したいのは寧ろ戦闘のつまらなさ。やはり仕様上戦闘の回数が多くなるこのゲームにおいて、これは重大な問題点だと思うのです。以下、箇条書きにて。
    ・色々なシステムのいいとこ取りをしようとして、かえってどれも中途半端にしている点。ATBもどきのゲージや攻撃範囲等が設定されてはいるが、結局やることは基本各個撃破。敵の行動を待ってコマンド入力、といった戦略性も皆無、というか出来ないし。それだけに終盤の火力不足が辛い
    ・一戦闘に時間がかかり過ぎる点。まず、敵味方問わずあらゆる必殺技や魔法の演出、行動のモーションのスキップが不可。特にもっさり感が尋常でないスライムやアンデッド系のモーションには大変イライラさせられる。魔法攻撃はコストが高い割に見合った威力がなく、更に敵は比較的早い段階からブレス等の全体攻撃をしてくるくせにこちらが全体攻撃魔法を習得するのはレベル33になってようやく。ちなみにレベル33とはシナリオレベル6までなら余裕でクリア出来るレベルです(シナリオレベルは最高8)。あと、その他の魔法も空気が殆んど。その代わり、各キャラの最強武器入手で習得する固有必殺技が超強力なので、終盤はほぼこれの連打に頼る事となる。戦略性も爽快感も充実感も何もない
    ・特に終盤のザコ戦が辛すぎる点。なにがしかの強力な特殊能力と、半端ない堅さを誇る為、前述の火力不足と相まって戦闘が億劫になってくる。比較的与し易い敵(HPが低め、分かりやすい弱点がある等)以外は無理に相手をしない方が無難なので、必然、逃げるを多用する事になる。余談だが、コマンド選択をミスってもキャンセル出来ない仕様のくせに、何故か「逃げる」だけは「本当に逃げる」「やっぱりやめる」と確認してくる。私が知りうる限り初めてだ。
    …とまあまだまだ色々出てくる戦闘システムの問題点。他にも鬼のエンカウント率や敵のレベル上昇の凄まじいインフレっぷり等、ハッキリ言って、こうした戦闘を延々繰り返す事に耐えられるかどうかが、クリアの為の必須条件である。
    そして最後に、最大の敵はラスボスなんぞではなく、頻発するフリーズ地獄である。その多くは無駄に派手な魔法や特技のエフェクト時に起こる。私はラスボス戦で止まり、心が折れました。
    さあ、これだけ聞いてもプレイする勇気がおありですか?

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最終更新日:2022年6月4日 PR