ゲーム概要

ナムコより2000年10月5日にプレイステーション用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。日常に神が人間と共に存在する世界「カムライ」を舞台に、人間「カガト」と神族「不死」の2人の主人公の運命を描いている。神と人間の異なる視点からストーリーを進行していき、それぞれの価値観で壮大な物語を体験。また、主人公に対する信頼度・好感度が直接戦局に反映し、臨場感溢れるバトルシーンが展開する。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★ ★★ 3.0

    世界観も話も悪くないがシステムで台無し

    最近PS1ゲームを漁っており、その中で何となくタイトルに惹かれて買ってプレイしてみました所、世界観はファンタジーやってて良いと思います。
    まだ3Dゲームが手探りな状態で作られていた時代を考えると操作性も悪くありません。

    ただし、お前ファミコンかよ!ってぐらいのエンカウント率。
    戦闘は思ったように動いてくれない事・感情システムによって成長率が変わってしまう為、通常のRPGのように「順調に敵を倒してヒロインとは好感度を高く維持していくと後半から一気にきつくなる」というクソシステムが擁護できません。

    具体的には耐久面ばかりが育ち攻撃力が低いままというバランス。
    ヒロイン達には嫌われるように立ち回れば攻撃面で強くなる等。
    RPGとしてそれはどうなんだ…と。

    書いて良いのか迷う所ですが正直な話としてエミュでプレイしないとロード時間の長さや、エンカ率の高さがテンポを悪くしてるのでそれらを軽減できるエミュでのプレイを推奨します。

  • ★★★ ★★ 3.0

    美しいキャラと戦闘システムがいい

    「二人の主人公」とはいうものの、実際には一人はまるきり見劣りがし、ストーリーも美形の主人公にばかり重きがおかれているのは少々残念。「主人公」という役をちゃんとこなせるキャラを立ててほしかった。
    ただし、キャラデザから作ってそれにストーリーをあてた、というだけあって主人公メインは大変な美形だし、人となりも描きこまれている。声優もよく合ってて満足。
    こういう戦闘システムは初めて見たが、なかなか面白いと思った。同じユニット内のキャラの感情値によって習得する技が変わったり、台詞が変わったりするのも小技が効いている。
    でも、エンディングがなぁ・・・私は「もしかしてマルチEでバッドだったのか?」としばし呆然としてしまった。
    神にも人間にも未来を拓くよ!うな終わり方ってなかったのだろうか?

  • ★★★★★ 5.0

    アジア系な世界観が好き

    好みの空気とキャラクターが好きなので、今でもプレイしてます。微妙な点もありますが、好きな方はハマると思うので星五つにしました。
    戦闘が難しいです。神威(魔法技)が美しくて好きですが。後半はきつかった。
    世界観がしっかりとしていて、システム、ストーリーもわりといい感じです。グラフィックも綺麗です。個人的には結末が物足りなかったですが。
    神話やアジア風の物が好きに方にはオススメです!

  • ★★★★ 4.0

    まあ好みで・・・!

    自分はRPGが大好きです。今までに一番よくやったジャンルは?と、聞かれたら絶対RPGと答えるでしょう。して、ナムコから発売されたこの『神来』。ストーリーは人間と神との闘い。ネタバレになりますが、この話の内容は、最初人間は神を頼りにして生きていた。しかし、生活が豊かになるにつれて人間はだんだん自立して行くようになる。そして、神との対決が始まり、全ての神を倒して1から人間の生活をはじめていくというシナリオです。簡単に書いたのでよく分からないとは思いますが、僕は結構面白かったです。しかし、エンカウントが鬼のように多いので短気な人にはあまりお勧めできないかな?

  • ★★★★ 4.0

    名作になれたかもしれないのに…

    せっかく良い素材が揃っていながら調理方法に失敗した料理のような感じのゲームです。

    最大の特徴は独特のセミオートバトル。
    「攻」「守」「集」「散」という味方全員に一気に指示できる号令みたいなものがあり、状況に応じてそれらを切り替えます。
    ちなみに戦闘はかなり歯ごたえありますよ。
    序盤でもちょっと油断すると、あっという間に戦闘不能になります。

    WILL技は言わば必殺技で存在自体はいいのですが、なぜこんなネーミングなのか…。
    あまりに世界観にそぐわない気がするのは私だけ?
    WILL技がひとりでに発動するのはいただけなかったかな(任意の発動も可能ですが)。

    もう一つの特徴は、選択肢や戦闘中の行動で仲間の信頼度や好感度(総称してWILL値)が上下することですね。
    と言っても影響するのは戦闘のみで、ストーリーが変わったりはしません。

    選択肢で感情が変化するのは納得できるのですが、戦闘でWILL値が下がる条件が非常に理不尽だと思います。

    敵の攻撃を5回くらうと下がり、戦闘不能はもちろん瀕死状態になっただけでも下がります。

    敵の神威(他のゲームで言う所の魔法)や特殊行動の阻止に失敗すると下がり、味方の神威が敵に阻止されると下がります。

    2人以上の仲間が回復を必要としてる状況で誰か一人だけを先に回復してしまうと、後回しにされた仲間のWILL値が下がります。

    ステータス異常を回復せずに戦闘終了したり、神威詠唱途中で戦闘終了になっても下がります。

    と、まあこんな具合に理不尽なのですが、戦闘でWILL値低下を防ぐには、戦闘開始と同時に強力な神威を唱えて一気に殲滅するか、弱い神威を連続で唱えて敵の行動を封じればいいのです(神威が全く効かない敵もいますが…)。

    でも実は、信頼度や好感度は上げすぎない方がいいみたいです。
    信頼度や好感度が高い状態で上がるパラメータは防御力や素早さといった、装備品で十分上げられるものばかり。
    むしろ信頼度や好感度が低い状態で上がる攻撃力や体力(いわゆるHP)・神気(いわゆるMP)こそが、重要なのに装備品で上げにくいパラメータなのです。

    信頼度は多少上げてもいいけど、好感度は上げる必要ないかと。
    時には逃げてワザと下げるのも手です。
    MIND値は混沌寄りにするのがオススメ。
    ただしWILL値を極端に下げすぎないよう注意が必要です。

    メニューを表示する時のロードが一切ないのは嬉しいところ。
    フィールド画面をぐるぐる回すことができますが、それで進む方向を見失うことも。
    建物に出入りすると勝手に向きが変わってしまうのも痛い。
    しかしL1とR1ボタンをしばらく同時押しすれば、マップと同じ北を上にすることができるので、それほど気にならないかと思います。

    他の方が言う通り、2人いる主人公のうち、片方が優遇されてる感は確かにあります、中盤辺りまで。
    しかし、終盤になると気の毒過ぎるほどの悲劇的展開に加え、エンディングではかなり後味の悪い扱いをされています。
    私もバッドエンドかと思ったくらいです。

    こんなにも心が重くなったエンディングは初めてかも。
    もっと違ったエンディングにいくらでも出来たはずなんですが…。
    RPGのエンディングなんだから、やっぱりもっと感動が欲しかった…。

    キャラクターや世界観は日本の神話っぽい感じで、なかなか魅力的です。
    ストーリーはエンディングを除けば秀逸と言えます。
    音楽も悪くありません(主人公ごとに戦闘曲が違うのがGOOD!)。

    システムとエンディングを変更してリメイクしてくれたら、買いたいくらい。
    本当に惜しいゲームでした。

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最終更新日:2022年5月29日 PR