ゲーム概要
スクウェアより1999年12月16日にプレイステーション用ソフトとして発売されたアドベンチャーRPG。小説を基にした深いストーリーで話題となったアドベンチャーRPG『パラサイト・イヴ』の続編。前作より3年後のロサンゼルスが舞台。特殊能力を身につけた主人公・アヤとなって、人類を襲うクリーチャーと戦う。出現する敵を武器や能力で攻撃するアクション性、CGムービーの挿入など映画的な演出が凝らされている。
プレイ画面
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レビュー
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★★★★★ 5.0
バイオとはまた違う良作!
とにかく飽きがこないです。バイオシリーズよりも武器やアイテムの種類が豊富でさらにパラサイトエナジーというRPGでゆう魔法もあるので戦闘における戦略性がかなり高く、面白いです。
クリアするごとにプレイできるモードが増えたり新たな武器を購入可能になったりするので何度でも楽しめます。前の周で使わなかった武器を使ってみたりするのも新鮮な感じでいいです。
またシステム的な面意外では、色んな物を調べることが出来るのがいい。
何気ない機材やポスター、ドラム缶、ゴミ箱などとにかく様々な物に対してアヤのコメントが聞けて、自分はこの点が特にお気に入りだったりします。時にはアイテムも発見できる箇所もあるのでそういうポイントを探すのも楽しいです。
ビギナーでも快適に進めるお手軽モードや上級者も絶句するハードモードも用意されていて、作品全体に作った人達のいい仕事が見て取れます。稀に見る傑作です! -
★★★★★ 5.0
ドライフィールドの雰囲気が好き
時代柄か、いわゆるラジコン操作が採用されています。
そのくせ狭い場所で緻密な操作を要求される場面があるので、慣れないとストレスが溜まるでしょう。
最初のタワーのあたりでは、ダルいなぁと思いながらプレイしていました。
ところが次のドライフィールドの雰囲気がもろに好みだったので歩き回っているうちに、何となく慣れていました。
慣れさえすれば終始ぷりぷりと動くアヤの尻を見ながらプレイするくらいの余裕が生まれます。
そして、アクションに実にやりごたえがあるのです。
1では武器強化さえやっておけば戦闘はコマンドものと大差ないA・RPGでしたが、2はACTであって、プレイ時間が増えるにしたがって腕が上がっていくのを如実に感じられます。
二週目以降のハードモード等もやりごたえがあり、何周もプレイできる名作です。 -
★★★★★ 5.0
プレステ史に残る傑作!
1と違い、アナログ・スティックで動きたい方向に入力するゲームから、まんまラジコン操作になった2………つまりバイオ1、2、3、ベロニカまでの操作と同じになりました。これに慣れないとゲームにストレスしか感じないので要注意!さてゲームの出来ですが、多くのレビューにある通り傑作と断言できます。物語もさることながら、その面白さは戦闘にあるでしょう。スタート時点でチュートリアルをかねた射撃練習ができるので、本編スタート前に腕前を上げることも可能。しかも高得点ならレベルごとに褒美もあり、レアアイテムも勝ち取れます。戦闘を重ねると賞金Pが入り、買い物に使うシステムです。クリアするとモードが次々加わり、リプレイ、バウンティー、サポートレス、デッドリーと出現。クリア後の持ち越し金はアイテム買い取り制で、使わないほど高い金額に。つまりリプレイで武器弾薬買い放題も可能。最難度のデッドリーに至っては、クリアさせるつもりがあるのか!と叫ぶほど。攻撃1発食らったら終わりと心得ましょう。当然リトライなしなので、セーブデータからやり直しです。マルチEND採用。キャラ8頭身で細かいグラフィック。属性攻撃あり。アヤの入浴CGなど、現在の規制では不可能かも。ハマると20周はプレイする絶品。徹夜の覚悟が必要!
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★★★★★ 5.0
パラサイト・イヴ2 レビュー
前作の1が面白かったので、この調子で2も無事クリアしたのでレビューさせて頂きます。
前作と比べてボリュームのあるシナリオになっており、PS1とは思えない程の演出のクオリティーの高さに感動しました。前作のマンハッタン事件から3年後のお話になっております。システムに関しては前作のエンカウント式のATBとはうって変わり、今作は敵も見えるようになっております。シンボルカウント式ですので、見える敵を□ボタンでねらい目を定め、L1ボタンで敵を倒していく形になります。移動に関しては他のレビュアーが触れてある通り、十字キーの操作が進む方角移動と違って上⇒前進、下⇒後退、左右⇒各反転なので最初は戸惑いましたが、スムーズにプレイしていくうちに慣れてきました。また、2週目の要素もありますのでエンディング分岐も含めより楽しめるモノになっていますので物凄くはまりやすかったです。プレイ時期が遅かったですが、やってて良かったと思える作品です。☆=5です。 -
★★★★★ 5.0
戦闘を楽しむゲーム
10数年前にプレイしたものを再びプレイしてみました。とても暇なので13周もしました。暇なのでさらにレビューを書いてみたりします。
フィクションとしては俗っぽいSFホラーみたいなやつ。アメリカ映画的なSFっぽさとホラーっぽさがちょっとだけ。
ストーリーはどこかで見たことがあるような陳腐な陰謀論もの。国家が秘密裏に世界をどうにかしちゃうというやつ。こういう話は大抵つまらない。ホワイトハウスが出てきて、実はこういう話でした、となると白けてしまう。
前作と較べると、架空の生物学の興味深い話はそんなに出てこないし、独特のダークな雰囲気もなくなっています。"ネオ・ミトコンドリア"のアイディアを拡大して適当に使っているようです。原案の小説を基に話を膨らませるにも2作目ではアイディアに限界があったのでしょう。小説は読んでいませんが。次作『3rd Birthday』では原作とは全然関係ない話になったらしいし。まあ、ゲームにストーリーを求めているわけではないので欠点とはしませんが。コストをどこに傾けるかという問題はあります。
前作PE1は"シネマティックRPG"なんていうコンセプトがあったと思いますが、本作ではそういう映画的な趣がありつつアクションゲームとしてかなり良くなっています。
グラフィックについては、FF8やフロントミッション3と近い時期に制作されたゲームなのでよく似ています。PS1のゲームの中では最高級でしょうか。
序盤の複合施設みたいなアクロポリスタワーは前作にもありそうな雰囲気の場所です。前半のドライフィールドというモハーヴェ砂漠にある集落の寂れた雰囲気が最高です。ホラーな趣があるのはここですね。アメリカの田舎らしい物があちらこちらにあって楽しい。後半の地下施設はいかにもゲーム的でSFな閉塞感のある場所で退屈ではあります。全体を通して人間があまり出てこないからドラマも少なくアヤが孤独に戦うだけという展開が続いて、フィクションとしてはつまらなくなってしまったようです。
前作ではNYのいろんな場所を舞台にしていたところに魅力があったわけですが、やはり実在する場所を採用するのは何か問題があったりするのでしょうか。
音楽は凝っていて、曲になっていない環境音楽みたいなものが多くセンスが良くて、こういうのは好きです。反面、曲らしい曲については印象がかなり薄いという。
ゲームシステムは前作と較べてRPGなところがなくなって、戦闘はバイオハザードに似ていると言われています。バイオはプレイしたことありませんが。
マップは、3Dで作ったものをアングルを固定して使っていて、移動すると場所ごとにカメラが切り変わる作りになっていて、アングルによっては敵が視界に入らないのでプレイしにくいです。エンカウント制で出現数は決まっています。シームレスなストレスのない戦闘とは程遠い出来ではあります。
とはいえ、戦闘はかなりおもしろいです。戦術的にも感覚的にもおもしろい。ここに前作からの大きな改善があります。
武器やアイテムの種類が無駄に多かったりしないのが良いです。いろんな妖怪変化なクリーチャーが出てくるのですが、クリーチャーごとにどの武器を使えば効果的に戦えるかという戦術面でのおもしろさがあります。ここがポイント高い。状況に応じて機動性のハンドガンか威力と射程のライフルか、といった使い分けをするわけです。前作では無駄に武器が多過ぎた。初期装備のハンドガンもずっと使っていけるし、とくに改造したりもしない。アヤが銃器を使う動作にも拘りがあります。銃でのターゲッティングが難しいのですが、返ってやりがいになっているかもしれません。戦闘には中毒性があります。
武器の他に、アヤの特殊能力であるパラサイトエナジーという魔法みたいなものがあり、それぞれに細胞がどうとかちゃんとSFな説明がされているのがおもしろいです。これの使い方にもやはり戦術性があります。
戦闘がおもしろいのでクリアまで短いのが残念です。マップのグラフィックの方にコストがかかってそうだし。
アイテムが実在の製品とかを登場させているのが地味におもしろい。回復にはコーラやリンゲル剤とか。銃器はもちろん実在のもので、防具も特殊部隊が着用するようなアーマーとか。他にはメーカー製の防犯スプレーなど。セーブポイントは電話機。
ゲームバランスについては、通常のモードではやや低めの難易度です。
プレイ時間は、初回ではゲーム内での時間で5~6時間でしょうか。
やりこみ要素については、難易度の上がるモードがいくつか用意されています。そちらをプレイしないとおもしろくないです。1周がかなり短かいのでその点を補ってくれます。
いろいろと欠点はありますが、FF8のあの微妙な出来が好きな人はこのゲームも好きかもしれません。
ほとんどゲームとしての部分しか評価対象としないので☆5とします。
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最終更新日:2022年5月28日 PR