ストーリー・オブ・トア 光を継ぐ者

Story of Thor Hikari o Tsugumono
★★★★★3.8(4件)
機種
メガドライブ (MD)
ジャンル
ロールプレイング (RPG)
発売日
1994年12月9日
メーカー
セガ
定価
8,800

ゲーム概要

セガより1994年12月9日にメガドライブ用ソフトとして発売されたアクションRPG。主人公であるポセイドニア王国のルオ王子を操作し、「銀の腕輪」を持つ者による古の魔人復活の野望を阻止する事が目的となる。主人公の多彩なアクションや爽快感のある操作性が特徴。各種の武器と格闘技があるので、ルオのアクションは豊富。「金の腕輪」の輝きを象徴する物へ撃ち出す時、水・火・闇・緑の精霊たちを召喚することが可能。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    隠れた傑作

    メガドラ末期ゆえに認知されなかった傑作。

    ゼルダ型のARPGであるが、キャラが大きく、3つの武器タイプで攻撃もコンボも変わるのが楽しい。

    謎解きも重要な要素であり、見えているのに取れない宝箱を取れた時の爽快感はハマる。

    操作は、走るのに慣性があって慣れるまで多少難しい。後半、この慣性によって渡るのが非常にキツイ足場があるのが難点。

    音楽は古代サウンドの真骨頂。やや暗めながらも鼓舞感のある曲が鳥肌を立たせる。サントラは出てないようなので、ぜひ出してほしいところ。敵のナイトの足音が、遠い時には小さく、走り寄って来る時に段々大きくなる演出など、芸コマ。

    でも、オチが北斗の拳に次ぐ「史上最大の●●ゲンカ」というのは・・・(笑)

    あと、地下100階のサドンデス形式の隠しダンジョンは燃えます。

    至れり尽くせりの一本。

  • ★★★★ 4.0

    地味。

    メガドライブ末期に発売されたアクションRPG。

    アクション部分が強く、サターン版に比べると難易度が幾分低いものの、ダンジョンのギミックに関しては妙に凝った物が多い。
    カギが全部で4つあったり同じ場所に何回も行かされたり間違えたら最初からやり直したり…若干「おつかいゲーム」的な要素もあります。

    武器は全部で4種類、コマンド技が使えるのは短剣と大剣のみ。
    精霊も全部で4種類、そのうち1体は仲間にしなくてもクリア出来ます(その場合は序盤に相当辛い事をするハメになりますが…)。
    サターン版と同じくボスがやたら強く、対処法をある程度作っておかないとキツい部分はあるもののアイテムをストック出来るため、ゴリ押しでも対処可能です。

    音楽はメガドライブでは「ベアナックル」でお馴染み古代祐三氏のサウンドで、聞き応えも抜群。
    裏技でサウンドテストもあります。

    クリア後の特典は無く、クリアするとランキング登録(最初に入れるネームエントリーはここで使われます)があるくらいです。

    ゲームとしては、あくまでも「地味な良作」といったところ、「ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜」のようにシナリオ・アクションともしっかりしているものと比べると、アクションだけが強いゲームのようなイメージです。
    Wiiのバーチャルコンソールでも販売(600P)されているので、Wiiがある方はそちらで遊んでみてはいかがでしょう?

    ちなみに。
    6ボタンパッド対応ですが、操作しやすくなるかといえば微妙なところ。
    初期装備のアルトナイフ以外にも、隠しダンジョンで無限武器を取ることが出来ます。
    隠しダンジョンはどれも難易度が高く、特に地下100階連続バトルは集中力との戦いでもあり苦労しますが、得られる武器はとても有り難く挑戦しがいがあります。
    この地下100階連続バトルの景品を取ると、精霊1体を仲間にしなくてもよくなります(ただし話が進んでいくとセーブ画面にはその精霊が後ろに存在)が、その代わりアイテム獲得100%は出来なくなります。

  • ★★ ★★★ 2.0

    イマイチ

    最初の違和感は、住人。
    ごく一部以外、王子様であるはずの主人公を呼び捨て&タメ口。

    アイテムを持てる数が少ないので、すぐいっぱいになる。
    せめて同じアイテムは1項目になればいいのに。

    ほとんどの武器に使用制限がある。それだけならまだいいが、敵以外でも、宝箱やスイッチを攻撃しただけで減る。酷い。
    それでも数十回あるものはマシだが、酷いのは5回とか・・・
    最初から5回しか使えない武器なら、いらない。
    そもそも、ほとんどの武器は敵を倒しての入手だから、運次第。
    無くなったら短剣だけになる。

    精霊がちゃんと動いてくれない。
    止まらないので、水の精霊の弾など、非常に当てにくい。
    あと、特定の場所かアイテムがないと召喚できないのも面倒。

    動きがやや遅いのは仕方ないが、ダッシュしてもあまり速くなく、ジャンプがイマイチ役に立たない。
    しゃがみ攻撃も、敵に先に攻撃されやすく、使いづらい。
    また、ジャンプとしゃがみはボタンが同じだから、いざジャンプという時にうっかり長めに押してしまい、しゃがんでしまうことも・・・

    レベル。一定数の敵を倒すとハートのアイテムが出て、取るとレベルアップするシステム。
    このハート、一定時間取れないと、他のアイテム同様、消えてしまう。
    そうなったら、当然レベルは上がらないまま。消える必要ある?
    だったら、最初から一定数の敵を倒した時点でレベルアップすればいい。
    わざわざアイテムを拾わせる必要性が無い。

    ボスがどれも異様に強い。攻撃もかわしにくい。
    …と思うと、なぜかラスボスは弱め。
    攻撃も比較的緩く、初見で倒せてしまった…
    前座の方が苦戦させられたくらい。

    ザコにしても、格ゲーの壁ハメ的にボコボコにされることがある。
    ダメージ後の無敵時間も無いし、囲まれたら何もできないまま、タコ殴りにされて倒れるのを待つだけ、なんてことも…
    起き上がりに攻撃を重ねるといったハメ技はこちらも可能とはいえ、敵は集団なので、理不尽には変わりない。
    しかも、連続攻撃していても途中で割って入られることがある。
    特に恐竜人あたりは、攻撃の途中でも平然と蹴りを入れてくる。かなり理不尽。

    特定の隠しダンジョンで回数∞の武器が入手できるが・・・
    そのダンジョンの難易度が高すぎる。
    しかも、ダンジョンによっては、特定の行動をとると、
    クリアしても武器がもらえない、という鬼のような罠も・・・
    回数∞の強力武器だから、簡単に取らせろとは言わないが・・・
    それにしても、難し過ぎる。
    メガドライブミニでなかったら無理。

    滝とかの水の流れる音が、やけに耳障り。
    そこは別に、無音でよかったのでは。
    ちょうどライフがピンチで警告音が鳴ってたりすると、「ザー」「ピコン」「ザー」「ピコン」と交互になり、切れ切れの「ザー」がノイズみたいに聞こえて、さらに耳障り。
    逆に、トゲトラップに当たった時はなぜか無音。
    そっちは音要るだろ…

    エンディングはハッピーエンドだけど、とある人物との別れが唐突過ぎて、何の感慨も湧かない。
    その人物は主人公の身内なんだけど、他の身内も一切触れない。
    行方不明になった身内がいる、とかいう話題も皆無。
    多少触れてもよかったのでは?

    クリアすると、最後にタイム・倒した敵の数・クリアレベル(低いほど高ランク)・入手ジュエル数のランキングが出る。
    それはいいが、見られるのはクリアした時だけ。
    最初はともかく、1回クリアしたらいつでも見られるようにしてくれてもいいのに。

    メガドライブミニに入ってるので似たゲームなら、
    ランドストーカーの方がはるかにいい。

  • ★★★★ 4.0

    良質ではあるが

    エインシャント製の良くできたアクションゲームです。デカイキャラがよく動きます。当然のように音がいい。ですがもうひとつインパクトがほしい。少し地味な気がします。

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トア 精霊王紀伝

セガより1996年4月26日にセガサターン用ソフトとして発売されたアクションRPG。『ストーリーオブトア 光を継ぐ者』の続編。時系列としてはストーリーオブトアの遥か以前になる。トップビュー型探索アクションRPGであり、キャラの等身は高く、またジャンプやしゃがみといったアクションがある。ゲームの最大の特徴は「精霊召喚」。主人公は精霊使いであり、6種類の精霊を呼び出して使役するアクションを行える。

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最終更新日:2024年1月7日 PR