ゲーム概要
トンキンハウスより1992年7月3日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。ほのぼのとしたファンタジーの世界観で「殺さない」という珍しいコンセプト。町の人でも敵でも話しかければ仲間に誘えるというパーティの自由度も特徴。戦闘はランダムエンカウントで発生し、タクティカルバトル形式で行われる。プレイヤーの強さによって敵の種類も変更される。イラストははけたれいこ氏が担当。
プレイ画面
※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるトンキンハウス様が権利を所有しています。
© 1992 トンキンハウス All Rights Reserved.
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レビュー
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★★ ★★★ 2.0
世界観はライトサイド、戦闘だけはダークサイド。(テンポ的意味で
「戦闘さえよければ・・・」としか言いようがない作品。
明るくコミカルで、とってもかわいらしいキャラだらけの世界観や、モンスターはもちろん町の住民だろうがなんだろうが仲間に出来てしまう仲間システムの自由度、聴いていて気持ちいいBGMなど評価できる所は確実にあるのだが、それをテンポがめちゃくちゃ悪い戦闘システムだけがぶちこわしてしまっている。そんなゲーム。
状態異常もかなり多くどれも非常にヤバい。下準備をしっかりしないとまともに進むのも難しい。
キャラ愛をどれだけ捧げられるかで進める度合い変わってきそう。多分。(笑 -
★★★ ★★ 3.0
苦痛の名作
ストーリーやキャラクター、音楽は高評価なのですが、システム面が最悪です。
戦闘のテンポが悪く、状態異常で動けなくなったら100%ゲームオーバーです。
エンカウントは多いですが、それほど気になりませんでした。(これくらいエンカするゲームは沢山あるので)
普通だったら投げるゲームなのですが、キャラクターが可愛すぎて苦痛に耐えながらもプレイしてしまう不思議なゲームです。
普通にプレイしたら苦痛ですが、裏技を使えば快適にプレイできるので、ぜひとも沢山の人にプレイして欲しいです。 -
★★★ ★★ 3.0
SFC史上戦闘に最も時間がかかるRPGかも?
まさに鎧に身をかためた体力タップリのヒーローが敵をばさばさなぎ倒すのではなく、いかにも貧弱そうな主人公、うるうる目玉のかわいいキャラが大活躍するほんわかRPGなのです。
何者かによって盗まれてしまった光の神器を取り戻すため、主人公は人魚族の長リューシアの秘密や、運命の星を持つ者との出会い、そして別れを繰り返しながら物語りは数々のアニメーションを取り入れドラマッチックに進んでいくというもの。
そしてこの作品の問題作でもある戦闘システムはバトルグリッド上で行うシミュレーションタイプを採用。キャラをおのおの操作して敵と戦い、すべての敵をツボにふうじ込めれば勝ちとなるのだが、この戦闘が怖いというかもう大変な作業のような感じで、このゲームのすべてがこれで台無しなっているようなそんな雰囲気でした。
アイテムや魔法、あるいは仲間にできるキャラも約70種類。仲間はマップ上のキャラを操作コマンドで誘いまくればいいわけだ。要するに自分だけの気に入ったパーティが作れるというもの。その他魅力アル要素が盛り込まれていてなかなかよくできた作品だと思う。
とにかくめんどくさい戦闘方式がスムースにいってれば、この作品はけっこう素晴らしいRPGになったのではないでしょうか。パート2も同じような戦いなんだよね。不思議です。
それと自分のカセットだけだったのかもしれないけどバグるケースがあります。確か後半に入ってどこかの洞窟で敵と遭遇しないアイテムを使うと、持続効果が永遠に続いてしまって敵が出てこなくなります。
まあほかにセーブしてあれば、これを利用してスムースに先の展開が分かるというもの。 -
★★★ ★★ 3.0
『クソゲー』ならぬ『毒ゲー』
キャラクターは可愛らしい。
ストーリーもわかりやすい。
イベントは専用絵が出てきて盛り上がる。さらに口パクまでする。
フリーパーティ制度採用で(制限があるものの)好きなキャラクターでゲームクリアを目指すことができる。
でも、それだけ。
敵が理不尽に強すぎて、死ぬ。死にまくる。
死ななくても鬱陶しい状態異常にかかって死んだも同然の状態にされる。
敵が強いから頑張ってレベルアップしたら、敵も同じくレベルアップして立ち向かってきた。
どういうことなの。
あと、折角モンスターが仲間にできるシステムなのに、仲間になりにくい。いろんな意味で。
敵が強くて装備が整わないから、バクチで稼ぎましょう。
プレイ時間の8割がギャンブルタイムだったぜ。
移動速度が遅くてイライラしてたら、どうやら移動速度を早くする隠しコマンドなるものが存在するらしい。
隠してんじゃねぇよ。デフォルトで出しとけっての。
他にも、ギャンブルに100%勝てたり、敵の範囲魔法を無理やりキャンセルできたり、敵をずっと出現させなくできちゃったり…
もうこれ、毒をもって毒を制す、ならぬ理不尽な難易度を裏技で制する、みたいな。
クソゲーだわ。
猛毒なクソゲーだわ。
でも好きなんだ。フリーパーティとかのアイディアとか、キャラデザインは秀逸だから。
トルイはもっと評価されるべき。 -
★★ ★★★ 2.0
拷問
戦闘のバランスが全体的にきつく、特に序盤は極悪。エンカウント率も高い。
最初の城から一歩出れば2ターンで主人公を撲殺するようなやつらが普通にエンカウントする。運が悪けりゃ集団で。勝てるはずの敵でもクリティカルで防御貫通、ゲームオーバーというパターンも。いつでもどこでもセーブできるのが救いというか、これがないとやってられない。
雑魚の種類は主人公のレベルに合わせて決まるからレベルを上げても余計辛い。レベルを上げずに裏技で金策して装備で殴れ、というシステムなのか。しょっぱな無一文で放り出されるこのゲーム、まともにやってたら金策もままならず、しっかり稼ぎ鍛えてないとボスが倒せないのだ。修行には「勝てそうなやつを見繕う」のが必須である。勝てない相手は逃げるか勧誘する。勇者とは一体。
戦闘システムは非常に時間がかかる。碁盤の目状のフィールドで移動して隣接し殴るのが基本となり、接敵するだけで数ターン。接敵したらしたでお互い命中率が低くなかなか勝負がつかない。雑魚戦1回につき数分。一応オート戦闘機能があるが、AIがアホだし途中解除できないので使い物にならない。雑魚戦でもらえる経験値は少なく、まともにプレイするとこんなどうしようもない戦闘をひたすら繰り返す羽目になり非常に苦痛。40時間程のプレイの大半が戦闘なんてことにもなりかねない。
状態異常の種類が異常に多く、どれをどのアイテムで治せるのか把握するのも一苦労。効果も重い。状態回復魔法も種類別で、必要MPは異常に高い。限られたアイテム欄を状態回復アイテムと用が済んだイベントアイテムが圧迫していく…
状態異常になるとグラフィックが「キャラのグラフィック」から「全キャラ共通の状態異常のグラフィック」に変更。どれが誰なのよ。イベントシーンにも残って気分壊すし。終盤は敵が全体に状態異常をバラまいてくるし。
装備性能の調整にも難があり、最終的に店売りの投石機で集団でボコるゲーになったのには笑いも出なかった。投石器を使えないキャラは二軍落ち。カタパルト引きずって敵陣に乗り込む勇者たち。シュール。低い命中率を上げるには某所で金を払う必要がある。必中は全体魔法だけで、町で買えるが高い。消費がでかいのでMP回復アイテムが欲しいところだが、これも高い。本当に何をするにも金、金、金だなー…足りるかバカタレ!どこでもセーブを利用してギャンブル当たるまでロードを繰り返すしかないな。そしてプレイ時間の大半がギャンブルとセーブ&ロードに消えていく。
ダメージ時に「しぬ?」等の吹き出しが出てげんなりさせてくるし、戦闘に勝つとこれっぽっちもうれしさを呼び起こさない微妙なファンファーレが流れる。余計なところでじりじり削られるプレイヤーの精神力。戦闘BGMも微妙かつ耳に残る曲でトラウマ化。
ストーリーは王道ものだが、基礎はしっかりできてるのに展開が雑すぎる。
FF2のようにゲストキャラが入れ替わり立ち代わりするが、ほとんどのキャラは短いイベントひとつ終われば抜けて、その後イベントで再加入することもない。一人だけやや長い付き合いになり熱い展開で盛り上げてくるやつがいるが、その後即抜けられてずっこけた。そのうち再加入するかと思ったら最後まで帰ってこなかった。なんだったんだアイツ。実はその直後から町で一般キャラ同様勧誘することができるが、普通は気づかないしその後のイベントに出番もない。
色々なゲストキャラが出てくるが、良くも悪くも皆「よくいる普通のキャラ」で没個性的。存在の必要性すら感じられない奴も少なからずいる。
イベントはおおむね困ってるゲストキャラと出会って手伝ってやり、解決したら別れるの繰り返し。単調で薄い。後半はエンカウント率の高さにうんざりしつつお使いゲー。移動速度は遅い。もうやだ。
トルイがあのタイミングで離脱さえしなければもっといいストーリーに見えたはずだし、町で声かけた時に「いつでも手伝うよ」とでも言えば、イベントキャラの任意加入に気づかせることもできたはずなのに…あれはシナリオ上は親友枠で、強制離脱なしでちょうどいいキャラだろう。
一般キャラの仲間は町にいる人に声かけて誘うか、そこらのモンスターをスカウトする。
いずれにせよこれっぽっちも個性がなく、「戦力」という意味しか持たないキャラである。なので、育てなければ頼りにならない普通の町人を誘う意味はほぼない。ステータスはレベルと種族に依存し個体差はないらしい。魔法は装備するものなのでここでも個性は出ない。強力なモンスターを入れられれば戦力が飛躍的に伸びる。バランスもくそもないな。
仲間と話をして情報を得るコマンドがあるのだが、イベントキャラ以外は本当にろくなことを言わない(イベントキャラも大してヒントは言ってくれないが)。台詞の種類は少なくパターンもほぼ全員同じ。キャラに性格と言うか特徴が設定されているが、ただのイメージ要素で意味はない。
面白さに繋がらない自由度なんか要らんわ!
イベント演出のフラッシュが多く目がチカチカするし、挙動がラグい。
ファンタジーなのに80年代的要素がしばしば混入し、メタ発言と合わせてユーザーを困惑させる。一応90年代の作品のはずだが…
イベントムービーは頑張ってはいるものの、まともにプレイするとクソ長い移動と戦闘でげんなりして話の筋も半分忘れるくらい。装備が貧相だとボス戦に数十分もあり得るし。第一、シナリオそのものにも難が。
裏技で移動速度調節や金策、エンカウント停止などができるらしいが、知らなかったので本当にひどい目にあった。ギャンブルを当てる裏技はともかく、オプションコマンドなんて隠す必要ないじゃないですか。裏技フル使用でちょうどよくなるくらいのバランス。散見される製作者の自己満足要素も不愉快。悪い意味で記憶に残る作品。主人公の名前をタップにしたらヒヨコの名前がタッピーになったことだけがいい思い出です。
勧善懲悪ではなく立場の違いなどによる悲劇とその向こうの希望を描いているのだが、一つ一つのイベントが短いため全体的に薄いし、悲劇を演出するにはカワイイデザインやゆるい雰囲気が足を引っ張るし、テキトーに遊ぶライトなゲームとしてはシナリオやシステムが足を引っ張るし、ゲーム全体のつくりがちぐはぐな感がある。
キャラが入れ替わり立ち代わりするのでイベントキャラに愛着がわかないし、それぞれの立ち位置や主張をきちんと描き込めていないし、記憶にも残りづらい。光の心を持つ魔物がこれからの世界には必要だとか言われても、そもそも光と闇の精神性の差が描かれていないから意味不明だし、それは魔物が本来の生き方を捨てて光の勢力に従属するということではないの?過ちを犯した旧世代を若者たちがブチ殺してあとは女神の化身がなんとかするわけ?これで悲劇とか融和とか希望とか言われても、上っ面だけの話だなーと。子供は納得するかもしれないけど。
このシナリオをきちんと描こうとするなら、ガチガチにパーティーメンバーを決めてイベントを作り込んでどうにかってところ。モブキャラなんて入れてる余裕はなかったんじゃないかな。
個人的には、戦闘で倒した相手を壺に閉じ込めて割るのも嫌い。テンポが悪化するのもさることながら、死よりも酷い存在の抹消をしているようで怖い。いろんな意味でこのゲームには居心地の悪さを感じずにはおれない。
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関連ゲーム
ライトファンタジー2
トンキンハウスより1995年10月27日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。『ライトファンタジー』の続編。前作にあった独特の戦闘や、かわいらしさのあるほのぼのとした世界観は本作でも引き継がれている。前作でテンポが悪かった戦闘は移動時キャラが斜め移動の採用、全体攻撃のダメージを複数同時表示、設定で敵の攻撃テンポを早める設定ができるなど多少、改善されている。ライトファンタジー外伝 ニャニャンがニャン
トンキンハウスより1999年10月21日にプレイステーション用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。SFCで人気を博したほのぼのRPG『ライトファンタジー』シリーズの外伝作となる。60種類のコミカルアニメーションを搭載した「フリコマアクションバトル」など独自の要素が満載。猫の村に住む落ちこぼれ少女・ニャニャンとなり、成人するのに必要な能力「スケコマ」を身につけるべく、妖精と一緒に冒険しよう。他のスーパーファミコン(SFC)ソフトを探す
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最終更新日:2021年6月25日 PR