ゲーム概要

セガより1995年9月1日にメガドライブ用ソフトとして発売されたアクションゲーム。プレイヤーはマンガの世界に引きずり込まれた主人公夕ーナーを操り、多彩なアクションを駆使して、現実の世界へ戻るために戦っていく。マンガのコマとコマの間を飛び越しながら移動していく演出がユニークで本作の特徴となっている。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    ハードを使いこなしたソフト

    ジェネシスからの移植作。「コミックスゾーン」とういタイトルに違わず、グラフィックといい演出といい、どっからどう見てもアメコミの世界そのものです。キャラクターがマンガに入り込み、コマからコマに乗り移って暴れ回るとか、皆が思いつきながらもまだ誰もやれなかったアイデアを、いきなりこの完成度で実現させてしまったのが素晴らしすぎる。

    メガドラ最末期の、ハードを限界まで使いこなしたソフトで、技術レベルの高さは自分の素人目にも明らかです。システム的にはベルトスクロールアクションからの分派で、わかりやすく言うと、外国人のセンスで作ったファイナルファイトといった感じ。

    大きく分けて、全3面。1面が2部構成なので、実質6ステージあります。基本は攻撃ボタンの連打でOK。殴って蹴って吹っ飛ばしてと、痛快そのもの。殴りや激突の効果音がまた小気味良い。操作性、バランスも問題なく、敵との攻防も洋ゲーのわりに意外としっかりしてます。

    各コマには様々な仕掛けがあり、仲間のネズミを使ったり、進むルートを工夫すると、楽に進める場合があります。一番強い2面(ステージ数でいえば、4つ目)ボスは絶え間ない爪飛ばし攻撃が鬱陶しいが、ガードでほぼ防げますよ。

  • ★★★★★ 5.0

    斬新な発想、異色のアクションゲームの名作!

    名作「ファイナルファイト」に似たアクション格闘ゲームだけど先に進むには頭脳も必要。アメリカの漫画家ターナーが漫画執筆中に自分の描いた悪役に漫画の世界に引き込まれてしまうなどかなり斬新な内容、凄い発想力!、漫画の枠線を超えて進んでゆくシステムはこのゲームオリジナルといえるでしょう、ナビの女性キャラがいるのも心強いですね、何よりもグラフィックが細かくリアルで綺麗!、これはお勧めですよ。

  • ★★★ ★★ 3.0

    難しく。かつクール。

    メガドラミニで挑戦。
    難度が高く、ルート分岐がせっかくあっても、下手な筆者では、低難度の方以外では、実質ほぼクリア不可。
    アイテムで楽に、というより取れないと勝てないし、「通常技でも地味に体力減る」ので、回復アイテム道中でとれないとほぼアウト。
    ある面では溶岩地帯の越えかたがさっぱりわからず、結局攻略サイト見て、別ルートから行った。
    クッドグリーフ!
    ただ高難度には閉口したものの、BGMやキャラ、キャラデザはベリナイス。
    タフガイな少し太め?の主人公や、媚びない容姿と性格のヒロイン、 相棒のネズミも心身ともにクール(心の方はエピローグ、見た目はサウンドテスト等で判断)。
    個人的に本作の相棒ネズミ、マジ格好良い。
    エピローグの文章も文学的片鱗を感じます。(余談ですが、いかにも続編ありそうな締め方)
    欲を言えばもう少し色数増やして欲しかったとはいえ、OPやエンディングのデモも気合入ってる。
    (ほとんど単色系なのが惜しい)
    アクションゲイムとしては個人的に微妙でしたが、キャラ、キャラデザ、BGM、最後の方のエピローグ文章はクールで素適で好みです。

  • ★★★★ 4.0

    メガドライブ後期の名作(PC版あり)

    VC等でも配信されているようですが、PCの場合、SEGA Mega Drive Classic Collection Vol 1に収録、またはsteamで単品購入できます。
    (英語版ですが、簡単な単語ばかりで、問題なくプレイできました)

    物語も演出もアメコミなアクションゲーム。
    自らのアメコミ世界に閉じ込められてしまった作家が主人公。
    作家とは思えない格闘家並みのタフなアクションを繰り広げる。

    【良い点】
    アクションが面白い
    --------------------------
    ファイナルファイト風とのレビューがあるが、加えて格闘アクションライクな戦い方も要求される。
    上下段攻撃の使い分けやガード、あびせ蹴りやタックル等のユニークアクションを駆使して戦うが、敵も多彩なアクション+ガードを使用してくるので、単純な攻撃連打だけではなく、誘導して隙を作ったり、攻撃パターンを読んで戦うなどの工夫が必要になる。回復アイテムも少なく、被ダメを抑えてボスまで行く必要があり結構難しい。

    マルチルートで仕掛け沢山
    --------------------------
    ステージはマルチルート、所々の分岐点で好きな道を選べる。
    コミックのコマ割でステージが小分けされているのだが、コマ毎に多彩な仕掛けが用意されている。

    ダメージ覚悟の拳でゴリ押ししてもいいし、爆弾やナイフ等のアイテムで突破してもいい。
    ほか、電撃で攻撃する相棒ネズミ(黄色くはない)を使ってスイッチ操作させる等、洋ゲーらしく様々な方法で攻略できるのが楽しい。

    グラフィックが良い
    --------------------------
    メガドラ後期だけあって良く描き込まれている。
    色数制限を感じさせないコミック調の賑やかな色使いも良い。
     
     
    【残念な点】
    音楽がジェネシス臭全開
    --------------------------
    ベアナックルのようなキャッチーな曲はなく、日本人好みではないギンギン曲。

    ラスボスが弱すぎる
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    正直2面のボスの方が強いし楽しい。
    あまりに弱すぎてクリア時の達成感が薄い。

    物語も内容も短め
    --------------------------
    舞台は多彩だが、全6エリアと少し短め。
    初見でも1~2時間でクリアできる。
    分岐ルートで2週は楽しめるが、もう少し長く、起伏に富んだ物語でも良かった気がする。
     
     
    【総評】
    満足。クリア時に小さな不満は感じたが、それまでの過程が充分楽しめたので、★4つ。

  • ★★★ ★★ 3.0

    システム的に理不尽

    ○良いと思う点
    ・格ゲーみたいにコマンドで色々アクションできるのはいいと思う。
    ・アメコミはよくわからないけど、こういう雰囲気なんだろうと思うと、別に悪くない。
    ・コミックの中だからか、キャラがいちいちフキダシで喋る演出が面白い。

    ×悪いと思う点
    ・箱や仕掛けを殴るだけでライフが減るのは理不尽。壊すもの、どれだけあると思ってんだ・・・
    敵がいないのに仕掛けを壊すので消耗するとか、意味がわからない。
    ・しかも、やたらライフが減るのに、回復のパワードリンクは1ステージに1つくらいだし、全回復ではない。
    さらに、ステージクリア後のライフ回復は無し。減ったまま次のステージに行ったら、すぐミス確定。
    ・敵のガードが固すぎ。敵によっては攻撃の半分くらいガードされ、なかなか倒せない。
    かといって手を緩めたら反撃が来るので、やめるわけにもいかない。結果、戦闘が長引く。
    その間に後ろからもう1体来たりしたら、もう地獄。 

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最終更新日:2022年3月21日 PR