エターナルチャンピオンズ

レビュー

• ★★ ★★★ 2.0

  そんなにチャンピオンでいたいのか!!

  …と、ラスボスに突っ込みを入れてしまったゲーム。
  それが「エターナルチャンピオンズ」(ラスボスと同名。)
  
  ジェネシスミニに収録されていたので、プレイしました。
  ざっくり言うと「アメリカ版スト?」です。
  ただし、色々劣るところ多し。という但し書き付きですが。
  
  一応、最後までクリアしたので、以下報告します。
  キャラはサイボーグムエタイの「RAX」を使用。
  基本は下+大キックのスライディングで転ばせまくり、ガードされてめり込んだら投げに持ち込む。
  対空は下+大パンチを使用。(攻めにも使える。)
  …という訳で、攻略法もあんまり日本の格ゲーと変わりません。
  (必殺技は、役立たずなので封印です。)
  
  で、問題なのが前述したラスボス「エターナルチャンピオン」。
  こいつ、倒しても倒しても蘇ります。
  初期状態から、火、水、風、もう一回火、と属性変化して、合計5本分のゲージを空にすればゲームクリアです。
  (こっちは体力が半分まで回復するので、何とかならないこともない。)
  とは言え、セーブ機能使わないとほとんど無理。
  ここまで負けっぷりの悪いラスボスは初めて見ました。
  タイトルの「永遠のチャンピオン」は伊達じゃない。
  
  「アメリカ版スト?」と言いましたが、実際には「ヴァンパイア」やら「餓狼伝説」やら、ごちゃまぜです。
  使用キャラも「半魚人」「くのいち」「原始人」「サイボーグ」「魔法使い」「ヒーロー」「刑事(?)」など、ごった煮感ありあり。
  必殺技も「自分だけ5倍速になる」「無敵になる」「こっちの操作を邪魔する」「自分と相手の位置を入れ替える」など、色々。
  雰囲気だけなら「ゴールデンアックス・ザ・デュエル」に似ているかも。
  面白さも似たようなもんです。
  
  なお、背景で敵をフィニッシュできるらしいですが、そこまで解析したくなる程、ゲームにのめり込めませんでした。
  でも収録されている以上はクリアしたいし、勝負事に勝てばやっぱり嬉しくなるのは万国共通なのかな、と思いました。
  
  ああ、そうそう。
  さっきセーブ機能を使わないと無理、と言い切りましたが、このゲーム、本編の「コンテスト」は1回敗退したら最初からやり直しです。
  つまり実質コンティニュー無しです。
  ついでに言うなら、ラスボスに2本とられて敗退するとバッドエンドです。
  
  以上の「ザ・アメリカ仕様」を覚悟の上でプレイすることを推奨します。
  オープニングの曲が格好いいので、面白いゲームと勘違いしそうなのが恐ろしいです。
  星2つ。

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