パラスコード
(スーパー32X専用)

レビュー

• ★★★★★ 5.0

  スーパー32X持ってて良かった

  メガドライブ延命策として開発された「スーパー32X」と次世代機「セガサターン」はどちらも1994年12月で、約10日違いの発売だった。両方買う余裕はなかった自分は迷わず先にスーパー32Xを買った。セガというより、メガドライブそのものが大好きだったからだ。
  
  そしてこの「パラスコード」は自分にとって、あの「ステラアサルト」とともに、心からスーパー32X持ってて良かった!と思わせてくれたゲームだった。当時から知る人ぞ知る隠れた名作で、出回った数も極めて少なく、プレミア化してるのはしょうがないと思う。
  
  非常に珍しいクウォータービューの斜めスクロールのシューティングゲームで、敵やオブジェなどは全てポリゴンで表示されています。「ステラアサルト」と同じく、テクスチャなしの生ポリです。ポリゴンを生かしたガシガシ変形しまくる巨大ボスなどもいて、見た目にも楽しいゲームです。
  
  そして本作最大のウリは、ハッキングにより敵の機体を乗っ取ってしまえることです。コアのついている相手は全てハッキングが可能で、自機を敵のコアに重なるようにジャンプするだけでハッキング完了です。耐久力が無くなるまで、その機体を自機として使用することができます。乗っ取れる機体の種類が非常に多く、攻撃方法も多彩で、ハッキングしまくるのが最高に楽しい。
  
  特殊なシステムにも関わらずちゃんとバランスがとれてて、純粋なシューティングゲームとしての完成度も高い。音楽もGood!

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