ゲーム概要
セガより1989年4月29日にメガドライブ用ソフトとして発売されたシミュレーションゲーム。戦略シミュレーション『大戦略シリーズ』の一作。パソコンで発売された大戦略2をベースにメガドライブに移植。移植にあたって画面や音楽が大幅にアレンジされ、ユニットにも変更が加えられている。本作では分散・合流もできるので素早い補給や部隊の編成も可能。また、敵の思考も早く、快適にプレイできるのも特徴となる。
プレイ画面
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レビュー
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★★★★★ 5.0
今でも「大戦略」で一番好き。
このゲームは個人的に数ある大戦略シリーズの中でもトップ3に入るくらい好きなタイトルです。
総プレイ時間は1000時間程度では済まないでしょう。
ベースとなるのはPCで発売された大戦略2ですが、メガドラに移植するにあたって画面や音楽が大幅にアレンジされ、ユニットも色々変更が加えられています。
「レッドベア」「四国ウォーズ」といったお馴染みの名マップに加え、「セガランド89」や「ネイ」といったセガならではのオリジナルマップが追加されいます。
ユニットの方では、各種間接攻撃ユニットや艦船が強化され、裏技コマンドを入力すれば、「89式戦車(現90式)」「F-117」「Su-27」といった最新鋭兵器が追加され、さらに別のコマンドを入力すれば「サンダーブレード」などのセガタイトルからのゲストユニットが生産できます。
真っ先に制圧すべき拠点を確認し、間接攻撃ユニットや工作部隊などをいかに活用するかが攻略の肝でしょう。
最近の大戦略と比較すると、キャンペーンモードや索敵モード等は無く、コンピューターの思考は遅くてルーチンも賢いとは言えません。
しかし! 鮮やかでとても見やすいマップ画面、極めてノリが良くて名曲揃いなサウンド、テンポ良く展開する戦闘シーンなど、最近の大戦略が忘れた、というか現在に至るまでことごとく実現できていない要素を持ち合わせているのが、このメガドラ版と言えると思います。 -
★★★★★ 5.0
このゲームのためにメガドラを購入しました。
軍用兵器に興味のある僕は大戦略シリーズが非常に気になっていて以前よりPC版大戦略は本などで見たことがあり一度でいいからプレイしてみたいなぁと思っていたのですが当時の自分にはPCが高価な物でありなかなか手が出せる物ではなったのでメガドライブのソフトラインナップにこの大戦略があったので迷わずに大戦略プレイしたさにメガドライブを購入しました。
とにかく面白いですよねぇ、家庭用ゲーム機でここまで硬派でマニアックなゲームを発売するのもさすがマニアックなユーザーの為のマニアックなセガならでの発売ラインナップが納得できます。
このメガドラ版大戦略の最大の特徴はなんといっても速度9の鉄道ユニットが存在し工作部隊で線路をコツコツと敷設して兵器を戦線までピストン輸送するのが最高に楽しかったPC版大戦略パーフェクトver3.0はこの鉄道ユニットが削除されてしまってるのでメガドラ版大戦略があまりにも貴重な存在に思えます。
ただ艦艇ユニットは実名ではなく単に駆逐艦、巡洋艦、空母、潜水艦といった感じで艦名を省略されてしまってるのが残念でした。 -
★★★ ★★ 3.0
一長一短
SFC版にない合流、分散がありガス欠で墜落しそうな飛行機を裏技で延命可能。航空機の航続距離自体も全体的に長い。
かわりに都市、空港で補給しても機数は回復できない(艦船は港で耐久値が回復)。
弾薬がかなり豊富(戦闘機がサイドワインダーとスパローを分けて装備している等)。
SFC版にない爆撃、工事、鉄道がある。
裏技でユーロファイター等新兵器を作れるようになるが、敵に新兵器がある生産国だと敵のほうも作れるようになる。
索敵、待ち伏せがなく敵首都への迂回奇襲が成功しにくい。
同盟関係がなく、非武装であっても全ユニットにZOCが発生し、動きにくい。
セーブが一つしかできないのは正直厳しい。 -
★★★★ ★ 4.0
惚れこんだ
自分はこのゲームのためにメガドラを買いました。当時PCゲーム以外では、現用兵器による戦略シミュレーションはこれくらいしか無かった記憶があります。FCのファミコンウォーズで鬱憤が溜まっていたところに、このゲームの存在には驚かされました。東西もし戦わば、が画面の中で起こっているのですから。自分はこれでソ連の兵器の運用思想が好きになりました。戦車に対ヘリミサイル積んでみたり、ヘリに対空ミサイル積んでみたり、1つ1つの性能は米軍に劣るながらも、全ての敵に単独で対応できるような運用方法は興味深いものがあります。あと隠しコマンドで、セガのゲームの中のサンダーブレードや忍び部隊などが作れたのも良かった。さすがに今の戦略ゲームに比べると、グラフィックも思考ルーチンもお粗末だけど、これは良かった。BGMも今でも耳に残ってます。
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★★★★★ 5.0
メガドライブ版スーパー大戦略は、大戦略2のゲームシステム
本作MD版は、システムソフト社の大戦略2のゲームシステムを使用したものでした。
本家本元のスーパー大戦略のシステムは、何処の自国の都市や飛行場でも損害で減った兵器のユニットを補充する事が可能ですが、MD版は何処の自国の都市や飛行場も兵器ユニットが補充出来ないので、首都と首都がある5ヘックス以内の都市と工場と飛行場で減ったユニット分の兵器を生産して、合流という形でユニット補充しなければならないというものです。
後、工業力という数値のパラメーターがあり、幾ら軍事予算が有っても、工業力の数値が足らなければ、兵器が生産出来ないというシステムであります。
強力な兵器を生産したり、兵器を一度に沢山生産する為には、まず工作車を生産して、工場の耐久力を上げて工業力を上げなくてはならなくなるでしょう。
それと同時に、軍事予算を増やすために首都や都市の耐久度も上げなくてはなりません。
他にMD版の特徴は、間接砲撃が出来る自走砲や地対空ミサイルがある事と艦船が追加された事。
艦船は非常に役に立つので、使えるマップが有れば艦船は作った方がいいですね。艦船は港で耐久力の回復と燃料弾薬の補給が可能。
そして、首都や都市や工場等の建物や地形を爆撃して破壊したり、ダメージを与えられる爆撃機が追加されている事。
対潜哨戒機や輸送機、補給機、鉄道の輸送列車なんかもあります。
隠しコマンド入力で、自作マップ制作や、当時、試作兵器だった89式戦車(90式戦車)等の隠し兵器も登場します。
本家本元のスーパー大戦略では、歩兵や輸送補給トラックの銃撃にも敗れてしまう、殆ど役立たずのソビエト製T55戦車やT62戦車がMD版ではちゃんと使える性能に調整されている点が良かったですね。
あと、MD版にはT54/T55戦車やM42ダスターや63式水陸両用軽戦車やCH47チヌーク、Mig25戦闘機なんかの冷戦時代の主力兵器が入っている点も良い所です。
只、ここまでやるなら、M48戦車やM41軽戦車やF5タイガー戦闘機なんかのメジャーな冷戦時代の兵器も入れて欲しかったと思います。
あと、MD版はスウェーデンの兵器生産タイプが入ってないのが残念ですね。支那の69式戦車や62式軽戦車も入ってないのも残念。
MD版スーパー大戦略の戦闘機は、アメリカ製の戦闘機F15やF16等が一番強いです。ソビエト製の戦闘機ではアメリカ製の戦闘機に殆ど歯が立たないです。アメリカ製戦闘機になんとか対抗出来るのはSu27位。
家庭用のスーパー大戦略は、どのゲームも兵器の生産タイプのエディット機能が付いてないのも非常に残念な点ですね。
因みに、PC98版のスーパー大戦略は、M48戦車、T55戦車、ホーク自走地対空ミサイルランチャー、F5Eタイガー戦闘機、ラファール戦闘機が追加されてたのがよかったです。ただし、M48戦車、T55戦車は使えない戦車でしたがw
コンピューター陣営が使う手頃なヤラレ役の兵器としては面白い存在といった処です。
MD版の戦闘シーンは真上から見た俯瞰で、アクション性の高いものです。
戦闘シーンになると、BGMが途切れる点が残念でした。
BGMは6曲位有ったかと思いますがどれも良い曲ばかりでおススメです。
個人的には、戦闘シーンはPC98版スーパー大戦略の方が好みです。
斜め前の俯瞰から描かれた兵器がカッコ良くて今でも好きなんです。
メガCD版でもセガ版現代大戦略が発売予定だったのですが、こちらは残念ながら開発中止になってしまいました。
もし発売されていたら、どんなマニアックな内容になったのでしょうか?
アドバンスド大戦略を発売したメーカーですからね。
それを考えると残念でなりません。
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最終更新日:2022年2月12日 PR