ゲーム概要
任天堂より1998年5月23日にスーパーファミコン用ソフトとして発売された。マリオがビルの解体屋となり、敵をかわしながらすべての壁を壊していくビル解体アクションゲーム『レッキングクルー』をスーパーファミコンに移植。旧作をそのまま移植した「オリジナルモード」と、新たに作られた「’98モード」の2本を収録している。「’98モード」は、対戦型パズルゲームになっており、旧作とはまったく異なっている。
プレイ画面
※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーである任天堂様が権利を所有しています。
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レビュー
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★★★★ ★ 4.0
リメイク版は旧作とは別物。ファミコン版も収録。
「レッキングクルー」は、任天堂が発売したアクションパズルゲームで1984年にアーケード版が稼働。1985年には ファミコン版 が発売されました。
ファミコン版 は、解体されるビルの壁をマリオが壊していくパズルゲームです。
ハシゴをのぼったり飛び降りたりして、ビルに棲み着いたモンスターや火の玉をよけて指定された壁をすべて壊すと、次のステージへ進めます。
マリオが主役として登場したシリーズのひとつでありファミコン が家庭用ゲーム機の主流だった時代に隠れた人気がありました。
キャラクターやオブジェクト(壁、ハシゴ、ダイナマイト、ドラム缶など)をプレイヤーが配置してステージを自作できる「デザイン機能」もついています。
当時、ゲーム情報誌に読者が作成したステージ構成が掲載されることもありました。
スーパーファミコン 向けにリメイクされた本作「レッキングクルー ’98」はファミコン版とはルールが異なり、キャラクターと対戦する落ちものパズルとなっています。
フィールドに落ちてくるパネルを壊して配列を並び替え、同じ色のパネルを一定数並べるとパネルが消え特殊な消し方をすると進行が有利になったり、対戦相手を妨害できたりといった効果が生じます。
対戦相手のフィールドにパネルが積み上がり、最上段を越えた状態が一定時間続けば勝利となります。
逆に、自分のフィールドでパネルが最上段を越えて積み上がった状態が続くと負けになります。
ステージの合間は、キャラクターがコミカルに会話する場面があります。
ファミコン版で敵として登場したナスビ仮面やブラッキーは、本作で対戦相手として登場します。
ファミコン版と同じ仕組みのゲームを期待した人にとって残念なリメイクかもしれませんがこのスーパーファミコン版の存在はあまり知られていないので、ファミコン時代のゲーム事情を知る友人に再会したとき「レッキングクルーにはスーパーファミコン版があったんだよ」と話題を向けて愛蔵のスーパーファミコンを物置から出し、ともにプレイして当時の思い出話に花を咲かせる種としての値打ちはあると思います。
さらに、本作にはファミコン版も収録されています。
ファミコン版のカートリッジに備わっていなかったバックアップ機能が搭載されデザイン機能で自作したステージ構成を記録できるようになりました。
ファミコン版の愛好者も持っていて損はないでしょう。
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最終更新日:2021年8月2日 PR