ゲーム概要

イマジニアより1995年12月22日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。月面に作られた研究所を舞台としたサウンドノベル。人物はシルエットで表現されている。同社の作品『ざくろの味』とは姉妹品的な関係にあり、本作中にも「ざくろの味」という単語が登場している。章単位の読み返し機能搭載。独自の要素としては、序盤の選択肢によって主人公の性格が決定される「性格システム」がある。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★★ 4.0

    SF的サウンドノベル

    プレーヤーの選んだ選択肢から性格を判断し、つぎの選択時の選択肢に反映されるシステムを搭載したアドベンチャーゲームになります。
    映画エイリアンをモチーフにしたようなストーリー。選択肢があるのだが意外と少なめで、どちらかというと小説を読んでいるような感覚。エンディングは誰でもが到達できそうだけど話の完結に至らないところが意味深。

  • ★★★ ★★ 3.0

    月面だけに月並みな

    月面基地を舞台としたSFサウンドノベル。フローチャートや既読スキップ、達成率の表示などの便利機能はない。一つのファイルに上書きオートセーブする仕様で、データのコピーも出来ない。何らかのエンディングに到達すれば、通過した各章の頭から再開出来るが、それにしてもクソ面倒臭い。文章の早送り自体出来ないので1行ずつカチカチ手動で送るのは本当に根気が要る。イライラしてLボタンやAボタンを連打していると、既に選んだ事のある選択肢をまた選んでしまったりしてとんでもない徒労を繰り返すハメに…。肝心要のシナリオもかまいたちシリーズ等に較べるとやはり全体的に薄味で捻りが足りない感じ。サスペンス、ホラー、SF、アクションと色々盛り込んではいるが、どれも中途半端で謎解きや結末もあっさりしすぎ。研究者や技術者が集まっている割にはその分野のスキルや知識を生かすような展開がほとんどないのも不満。ぶっちゃけ月面じゃなく南極や無人島が舞台でも成立しそうな話ばかりなのだ。プレイ時間以上に疲労感が溜まる反面、満足感・達成感はいま一つという作品。全ルート制覇に挑むなら、前の持ち主のデータは残しておこう。

  • ★★ ★★★ 2.0

    個人的には好きなんだけど・・・・

    サウンドノベルブームにのって発売されたイマジニア製のサウンドノベルで、シナリオは「弟切草」や「かまいたちの夜」に比べるとかなり落ちると思います(^^;  
    しかし、このゲームの特徴は主人公の性格が選んだ分岐によって変わるというのが今までなかったので、当時はどの選択肢で性格が変わるのが
    ノートに選択肢を書いてやってました。
    システム的には、かまいたちの夜のような章ごとにセーブされていくので便利だと思います。

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関連ゲーム

ざくろの味

イマジニアより1995年12月22日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。地下に埋没したビルを舞台としたサウンドノベル。人物はシルエットで表現されている。同社から発売された『月面のアヌビス』とは姉妹品的な関係にあり、本作中にも「執筆中の雑誌の連載小説」という形で登場している。大地震で陥没したビルの中を探検することで、戦時中にそこにあった化学研究所の秘密を知ることになる。

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最終更新日:2021年7月20日 PR