ゲーム概要
バンプレストより1995年8月4日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。高校の新聞部に所属する主人公の高校生が、6人の上級生や同級生から怪談話を取材するというサウンドノベル形式の作品。男女6人それぞれで語り口調やテーマが異なる事や実写画像を取り込んだグラフィックを特徴としている。マルチストーリーを採用しているので、何度もストーリーを楽しめる。
プレイ画面
※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるバンプレスト様が権利を所有しています。
© 1995 バンプレスト All Rights Reserved.
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レビュー
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★★★★★ 5.0
名作中の名作
当時の弟切草から始まったノベルゲーラッシュのうちの一作品にすぎなかった本作ですが、名作であったかまいたちの夜と唯一肩を並べていたであろう作品です。
昔はCMなんかもやってましたが、知名度はけっしてあったわけでないです。
しかしその物語のボリューム・質・音楽・恐怖度がじわじわと評価され、現在ではリメイクもされ、後会社が作品を作ったり、某サイトで動画が沢山紹介されています。
街・かまいたちと並んで、間違いなくノベルゲーの最高峰の出来であると言えます。
当時小学生だった自分が何気なくパッケージの箱だけ見て衝動買いしたソフトでした。
なぜ1万円という大金で衝動買いしてしまったんだろうかと今でも分かりませんが、今大人になって思うと自分には先見の明があったのだなと喜んでいます(笑) -
★★★★★ 5.0
学校であった怖い話
<ストーリー>
とある高校の新聞部で、「学校の七不思議」の特集を組む事になった。
その取材を担当する事になった新米部員の主人公は、緊張と不安の中、部室へと向かう。
この企画の提案者である日野先輩が、そこに七人の生徒達を集め、
それぞれに一つずつ「怖い話」を語って貰う事になっていたのだ。
しかし、約束の時間を過ぎても部室には六人しか集まらず、七人目は中々やって来ない。
仕方無く主人公はそのまま「七不思議の会」を始める事にしてしまう。
果たして、七人目が到着した時、何が起こるのか…?
そして、主人公の身にも…?
いまいち知名度は低いですが、「シナリオの豊富さ」という点では、他に類を見ません。
よくもまあこれだけの「怖い話」を考え付いたものだ、と感心したくなります。
シナリオの進め方がまた独特で六人の生徒達の話を好きな順番で聞いて行き、
六人全員の話を聞き終わると七人目(?)が現れ、最終話である七話目を聞くと言う形に成っています。
聞く順番によって生徒達の話の内容が変化し、また同じ話でも、その中で選ぶ選択肢によって、話の内容が大きく変わって行きます。
また、一定の条件を満たした場合に現れる「隠しシナリオ」も用意されており、更には主人公の男女の性別によっても見れるシナリオが変化します。
シナリオの内容も、単に怖い話だけで無く、笑える話、悲しい話、不思議な話等様々です。
正に「至れり尽くせり」な内容、ボリューム満点です。
定価で買ってもそれだけの見返りは充分に有ります。
何故これ程優れたサウンドノベルがもっと売れなかったのでしょうか?
少なくとも「かまいたちの夜」や「街」ぐらいの知名度が有っても良さそうなものですが…。
今となっては中古屋で探しても中々見付からない作品ですが、もし見付けたら是非買いましょう。
そして徹底的にやり込んで下さい。 -
★★★★★ 5.0
唯一無二の恐怖・・・
当時はこういうサウンドノベル形式のゲームがいくつか出ていました。
弟切草・晦-つきこもり・かまいたちの夜・最終電車
いろいろプレイはしました。
ですが、この「学校であった怖い話」が一番面白かったですね。
これだけキャラが主張してくるサウンドノベルはこの作品が唯一無二だと思います。
そして、やっぱり怖かったですね。
ただゲームをやっているだけなのに、抜け出せない迷路に迷い込んだような感覚。
圧迫感・緊張感
そして、この異質な空間に放り込まれた孤独感
登場キャラ達の不可思議な言動がさらに恐怖を煽ります
そして、全てのシナリオを見たつもりでもさらに出てくる隠しルート
抜け出したいのになぜか奥へ奥へと引きずり込まれていく恐怖・・・
バイオハザードも怖かったのですが、あっちはアクションゲームですから怖さの種類が違います。
アクションゲームは反射神経で対応できる要素がありますが、サウンドノベルはそうもいきません。
だから余計に怖いのだと思います。
「ホラー」というジャンルは作り手のセンスが全てです。
この「学校であった怖い話」を作ったゲームクリエイターのセンスは凄いと思います。
ただ、怖さだけを追求しただけの作品ではないからこれだけの名作になったんでしょう。
まさにオンリーワンな作品ですね。 -
★★★★★ 5.0
小学生時代にプレイし未だに唯一トラウマなゲーム
小学生の時にプレイしました(20年くらい前?)
何故小学生で少ない小遣いからこのゲームを買おうと思った友人がいたのか・・・・今考えるとかなり不思議ですが(笑)
当事、このゲームは購入者の友人から複数のクラスメイト、他クラスの友人を渡り私の元に来ました。
正直当事の年齢でこのゲームの怖さは半端ではなく、夜トイレに行くこともできなくなるレベルでした。
はっきりいって私はこのゲームカセットは呪われているんだろうと本気で信じていたくらいですから・・・
その後、中学生・・高校生時代と複数のホラーアドベンチャーゲームをプレイした私ですが、今作を超える恐怖を上回ったことはありません。
思い出補正と思うかもしれませんが、高校生のときに再度プレイしてもお風呂で目が開けられなくなるレベルでしたのでマチガイありません!(笑)
レトロフリークを所持している方であれば起動すればプレイできると思うので是非中古でも手にとってプレイを進めます!!
(あまりにもホラーゲーム耐性がない人にはオススメしませんが・・・) -
★★★★★ 5.0
あるのは恐怖だけ、それでも挑みますか?
音と絵のついた小説のようなゲーム「サウンドノベル」と呼ばれるジャンルにおける異端児にして一個の到達点、それがこの一見平凡なタイトルを持ったこの作品です。
そのボリューム、完成度は発売後二十年以上の時間経過をもってなお熱烈なファンを擁していることからもわかります。ゲーム本体の持つ情報量ももちろん、原作者による同人展開やスピンオフも行われており、とにかく話題は膨大です。
作品を知る者同士なら、たとえ面識がなくとも会話のネタに困ることはないでしょう。
スーパーファミコンと言う限られた容量において画像に使い回しも目立つものの、チープを突き詰めたゆえに逆に悪夢的光景と化したグラフィック。
流麗なピアノの旋律と無機質な繰り返しの恐怖の二面性がプレイヤーを晦ませるBGMなど、単独の要素を取ってみても見どころは多いです。
そして、何より膨大な話数と分岐に裏付けされた100万字におよぶシナリオは外せません。
舞台は某マンモス高校。
そこで新聞部の先輩から新聞を作るため「学校の七不思議」をよく知る語り部達から話を聞き取るよう命じられた新人の男子生徒「坂上修一(デフォルト:変更可能)」は、隠しようの無い不安に身をよじらせつつも、部室の扉を開くが――。
七人が集められたはずが、なぜか六人しかいない語り部たち、この舞台を離れてなおキャラが立ちまくることになった彼らについて話すだけで朝が明けてしまいます。
語り部を指名する順番で聞ける話は変化し、時に語り手からプレイヤーに話の展開をゆだねられることで、個々の話はさらに分岐派生します。
「パラレル・ワールド」を前提としたシナリオは予測不可能、玉石混交、一周辺りは一時間程度と短く済むので気づけば何十周していること、保証します。
そして、そこまで来てこの作品の入り口に立っているに過ぎないこと、もしくは作品を貫くある法則に囚われてしまったことに気づくかどうかはあなた次第です。
「人形」「殺人クラブ」「仮面の少女」、それぞれが違った面でこのゲームを象徴し、俗に三大シナリオと呼ばれるそれらを目指すもよし。
それとも名高き「スンバラリア星人」に面食らう?
「飴玉ばあさん」の飴食らう?
「ルーベライズ」? それとも「早苗ちゃん」?
夏の夜長を前に、恐怖はあなたの口の前に大きく口を開けて待っていますよ。
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最終更新日:2021年7月19日 PR