ゲーム概要

ウルフチームより1994年2月11日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたシミュレーションゲーム。パソコンからの移植作。大臣の裏切りにより国を滅ぼされた王子がモンスターを操り復讐するというダークファンタジー。4人構成の部隊に指示を出して進んでいく、ステージクリア型のリアルタイム制。単なるシミュレーションというものではなく、RPGや謎解きなどのパズル的要素も含んでいる。戦闘はオートで行われる。

プレイ画面

※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるウルフチーム様が権利を所有しています。
© 1994 ウルフチーム All Rights Reserved.

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レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    緋王伝2もSFCで出して欲しかった

    知っている人は極端に少なく、運が良ければ中古屋さんの隅に埃をかぶっている埋もれた名作中の名作緋王伝。
    子供の頃中古屋さんに百円で売っていて、説明書もなくカセット単品だったのでゲームを始めてみると、アイコンの意味もわからず投げてしまった緋王伝。しかしながら妙に曲だけは頭に残っていて、大人になった今、どうしても欲しくてAmazonで購入しました。
    商品が届き箱をあけると怪しく赤い緋王伝の文字。
    やってみると大ハマりで、簡単に説明すると リチャード王子という王子様が魔物を引き連れて敵をやっつけるお話。
    ストーリーは検索していただいた方が詳しくわかります。
    魔物達はあるアイテムを使うとクラスアップし(ポケモンでいう進化)見ためも変わり強くなります。
    たくさんの魔物を操り敵をやっつけていくゲームですが、PCから移植されている為SFCマウスがあると格段に操作が楽になれます(なくても操作できます)それと音楽が素晴らしく一度は聴いてほしいです。
    実は緋王伝には2がありまして、PC専用ソフトということでネット環境のない田舎者の私は遊ぶことが出来ず悶々としています。
    環境の整っている方でしたら700円位でダウンロードできるのでお試しあれ。(出来れば緋王伝1からしてほしい)と 田舎者が言っております。拙い文章を読んでくださってありがとうございました。

  • ★★★★ 4.0

    パソゲーくさいリアルタイム戦術シミュレーション

    スーファミらしからぬシステムの、非常に癖が強いゲーム。ごちゃキャラ系。
    一応コントローラーだけで動かせるものの、元がPCゲームのリメイクなので、マウス操作を前提としたインターフェイスがネックになり、説明書がなければ本気で操作法がわからない。というか、あっても30分悩んだ。スーパーファミコンマウス対応。あるなら是非使おう。
    シビアな世界観も、イベントのコミカルなドタバタ感も、わちゃわちゃしたちびキャラの合戦も好きなのだが、ユニットがなかなか思うように動いてくれず、オート戦闘なのになにかと手がかかる。
    難易度は高めで、漫然とプレイしているとクリアできないし、仲間の選定を間違えるとボスで詰む。
    ステージ進行中でもセーブ&ロード可能。リアルタイム進行だが、ポーズ中に指示を出すことができる。
    シナリオは「歴史の闇に消えていった一人の王の真実の物語」といった設定で、主人公は人間だが、ユニットの大半は契約した魔物。道中はコミカルな部分も多いが、読後感は諸行無常の物悲しさが強い。

    コントローラーでプレイしたものの、キャラの除名の方法はさんざん試して結局わからず。マウスならできるのだろうか。
    一周目のころはアンデッド系は弱いし、周回を重ねると巨人系が伸び悩むし、二周目以降でしか仲間にできないクラスもいるので、除名ができないの本当に困るんですけど。

    システム面でなんとなく粗削り感が漂っている。
    環境設定はタイトル画面ではなくゲーム中でしかできず、デフォルトの音声がステレオになっているうえにステレオの左右にチャンネルがきっちり分けられているため、モノラル環境だとオープニングで曲のメロディが聞けないとか。
    ユニットは全員フィールドに出さねばならず、補欠置き場がないので、人数上限いっぱいに仲間を加えると編成や囮作戦がやりづらいとか。
    バグも搭載。アイテム使って効果が出る前にロードするとアイテム減らずに効果だけ残るとか、レベルがカンストしたキャラがいるとステージクリア後に進行不能になるとか。
    また、敵と味方の攻撃+移動がセットで交互に行われるので、近接攻撃タイプ同士が追走戦になった場合、「逃走側攻撃+逃走→追跡側移動して隣接」が繰り返されて、逃走側無傷のまま追跡側が死ぬという謎仕様。

    二周目で隠し面解禁、クラス追加、ステージ構成変化。三周目以降は敵ステータスが強化されるだけらしい。ステージ自体はどこまでも続くがいずれは前述のバグで進行不能になる。
    隠し面を用意するなら隠しエンディングも欲しかった。
    サウンドが名曲揃いで、サウンドテストがついて聞き放題。曲のテンポも変えられ、一周目をクリアすると未使用曲など含め曲目が追加される。
    未使用曲を聞く限り、追加エンドの構想があったように思えるのは気のせい?
    長らく埋もれ忘れられていた(それ以前に知名度がとても低い)が、現在ではProgectEggにてサウンドトラックのダウンロード販売が行われている。

    原作のPC版もダウンロード販売されているが、SFC版はシステムがかなり異なり、シナリオもやや違う。サウンドは完全に別の曲。
    SFC版はPC版ほど使えるモンスターの種類が多くないかわり、クラスアップ要素が加わっている。
    ラスボスは弱い人間から極悪仕様の巨大モンスターに変更。エンディングはダークさが減ってややマイルドになった。
    2020年現在、SFC版は移植されていない。

    攻略のヒント
    味方はそう強くなく、乱戦になるとすぐ誰か死ぬので、こちらが有利に戦える状況をうまく作ろう。
    例えば、囮を立てて敵を少数ずつ釣ったり、狭い入口の先で待ち伏せたり、別動隊を背後や側面に回り込ませて袋叩きにする。囮部隊は後部が敵につかまりやすいので、少人数がやりやすい。突撃の際は戦力を集中して短期決戦を。
    どのキャラがどの部隊とこだわらず、臨機応変に組み替えて立ち回ろう。魔法の種類も必要に応じてこまめに設定し直してやること。ダメージが蓄積したキャラを回復魔法を設定したプリーステスと同じ部隊にまとめてやる、とか。
    複数部隊の隊列がもつれて動けなくなった時は、近くにいる者同士で動きやすいよう部隊を分け直し、速やかに脱出して体勢を立て直す。
    狭い入口を通り抜ける時は、一気に通すと渋滞するので、順番に通してやる。気分は避難訓練。
    渋滞からUターンして脱出する時は、ごちゃごちゃと方向転換するのを待つより、後ろにいるやつを前に隊列を組みなおしたほうが早い。右向け、右!
    よく観察し、部隊がうまく動けるように計らってあげよう。まったく、世話のやけるゲームだこと!

  • ★★★★ 4.0

    意外にはまる、ただどのキャラを残しどのキャラを魚の餌にするか悩む。

    ストーリーは一人の精霊による過去の話、それは緋王と言われた男の話。

    リチャードはとある国の王子であるがマコーレィ率いる軍団におそわれて逃げいてる最中。
    リチャードは搭の中に逃げ込みベアトリクスと呼ばれ、森の精霊にあう。
    リチャードの事情を知ると、女神は魔物を仲間にすることができる指輪をもらう。
    指輪の力により魔物を中身にし、次々と搭の奥に進む。
    敵の将軍を倒した後に、国を侵略する理由を知る。
    それはキバ民族が近くの国々を侵略し、いずれ敵が追ってくる、その前にいくつかの国を併合させ巨大な帝国を造ろうという話。
    リチャードは魔物たちに戦いが終われば君たちを開放するという中、魔物は自分たちの王になれと。
    その戦いの裏でマコーレィも魔の力に魅了されつつあった……


    緋王という、いわゆる悪魔のような呼び名をつけられた悲劇的な男の伝記。
    ディスガイアなど大群ゲームが多いようで、実際には全く違うリアルタイムシミュレーション。
    4人1チームで敵と戦っていく、ちなみにくリチャードは魔物たちよりはるかに強いですがボスとやりあうほど強くはありません。
    物理だとボコスカウォーズのごとくあたったらポコポコする中。
    もともとパソコンのゲームらしいですね。
    わりとはまるんですけどね、知名度が低いのが何とも、10面過ぎたあたりで難しくなってきます。
    ラスボスは予想が出来ないとできるとかいうレベルじゃないですな。
    言うまでもなくパソコン版の方が出来はいいです、ただラスボスはゲーム版とパソコン版は違います。
    パソコン版は雑魚ラスボスで有名ですが、SFCラスボスは極悪です。

    利き手システムがあり、右手の方が能力が上がる使用、余りにも独自すぎますな。
    石造のように封印されてる魔物を解くと、次々に仲間になっていくキャラクター。
    仲間が多い場合は、左上にある魚に食わすことで消すことができます。
    緋王&主人公に匹敵する、専用装備で最強キャラになれるけどボスより弱い、剣は左手盾は右手に。
    装備豊富のゾンビ系、スケルトンだと骨で全快で弱いです、序盤は役に立ちますが後半は能力の低さから役立たずに。
    ちなみに斧を使ってヘッドが装備できなくなるが弓が使えるようになるデュラハン
    装備は少ないが強力な怪物系、タイタンが最強候補、ちなみにゾンビはリチャードとほとんど変わらない。
    回復や妨害が使えて闘うごとに所属チームをちょくちょく変えるのを強いられるエルフ系、最終回復がまさかの9999。
    魔法攻撃が出来る魔法系、雑魚限定の即死魔法とか使えます、最後に覚えるのが「エクスプロード」、ちなみにラスボスは連射してきます。
    進化しないと雑魚だけど、進化すると攻撃&防御が大幅に上がる竜の爪が装備できるようになり1週目最強ユニットのドラゴン、竜の爪も集めないと。
    二周目限定の近接が強い侍、飛び道具が使える忍者、装備はフライパンだけだけど事実上は強化ドラゴンですな。

    このゲーム二周目があって、一度クリアすると敵が強くなり、隠しステージの扉もでて、二周目限定のキャラが出ます。
    ゾンビ系は装備で強くできるため序盤で役に立つんですけど、物語進むたびに非力さが目立っていきますなぁ……
    昔は凄い詳しい攻略サイトあったんですけど、現在は閉鎖済みですね……
    一週目はドラゴン強いんですけど、蛇の数より羽や爪がたりないため非力に。
    ちなみに魔法アイテムを使う→ロードすると、何故か魔法アイテムが発動します。

  • ★★★★★ 5.0

    桜庭ファンなら!!

    システム、ストーリーよりも熱く語らねばなるまい…。
    「このゲームのサウンドは最高だーっっ!!」
    あの桜庭氏の曲ですよ?SFCだからってバカに出来ません。SFCの音源を逆に活かして感動させてくれます!
    OPは伝説を語るに相応しく荘厳で、ステージによってあの桜庭ビートバリバリのやら、静かで繊細なものやら、たっぷり。EDは軽いジャズ。
    恒例のサウンドテストもあって、いたれりつくせり。
    ストーリーは国を追われた王子が、国を取り戻すために魔物と契約して軍を作り戦うものですが、バカが多いせいかイベントはまったり。EDだけは重厚な雰囲気で締めてくれますけど。
    システムは、魔物の部隊に行かせたい場所を命令して、敵とあったらどうするかを設定。あとは自動でうごきます。戦闘前の編成と移動がカギ。バトル中はアイテムで回復してあげましょう。フクロにするのが基本。

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最終更新日:2021年7月11日 PR