ゲーム概要
データイーストより1994年10月21日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。主人公と、一緒に冒険するプラトンは精神のみの存在で身体を持っていない。旅の先々で会う人間や動物などのキャラクターに次々乗り移りながら冒険を進めるという「トランスファーシステム」が採用された。乗り移っている間は、主人公たちの特徴でもある「不老不死」の体質はそのまま受け継がれる。
プレイ画面
※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるデータイースト様が権利を所有しています。
© 1994 データイースト All Rights Reserved.
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レビュー
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★★★★★ 5.0
システムが珍しい!
肉体を持たない魂だけの存在の主人公と親友。
女神から任務を言い渡されて人の体に乗り移る能力を授かり、英雄ヘラクレスや母親思いの少女ディアリを仲間に加えつつ冒険する物語です。
時には戦士に時には巫女に乗り移って旅する主人公と親友は面白いほど強かったり弱かったり…好きなキャラに乗り移って冒険するのも楽しいですよ。 -
★★★★★ 5.0
4もシナリオ重視
3のシナリオがあまりにも秀逸なので、どうしても比べられてしまうのですが、4のシナリオも良いですよ。
物語は古代都市から始まります。学者によるある実験が発端で戦争が起こり、都市は滅んでしまいます。仕掛けたのは大神ゼウス・・・。その直前、地中深く封印されたパンドラの箱が開けられ、主人公達の時を越えた物語が始まります。
輪廻転生、永遠の命、遠い昔に残した足跡、そしてパンドラボックスの災厄・・・。
人類の夢は、ときに欲望となり、神をも巻き込んで主人公達を翻弄します。
ギリシャ神話の世界観・思想がシナリオに密接に絡んできます。「死」に対する考え方など興味をそそられました。
見た目やシステム回りが改善され、また新たな楽しみ方も多数追加され、3とはまた違った楽しみ方ができる作品です。
3ほどではないにせよ、シナリオで引き寄せる力を十分に持った、シナリオ重視の方にもおすすめの作品です。 -
★★★★★ 5.0
やりこみ度は間違いなくトップクラス
舞台は伝説の島アトランティス。
肉体をなくした(けど死んでない、肉体は別のところにある)魂だけの存在になってしまった主人公たちがほかの老若男女や動物たちに乗り移って話を進めていきます。
最後には本人たちの体は見つかるので、安心してください。
その乗り移れるキャラクターの数が膨大で、やりこみたい人にはとことんやり込めるゲームです。
ギリシャ神話をモチーフにしながらも、これをプレーした世代なら誰もが知っているギリシャ神話のため、世界観はわかりやすい。
神話の世界を崩さずかつオリジナリティあふれるシナリオは素晴らしい。
ちゃんと今作も、タイトルの元になっているヘラクレスは脇役として登場します。そこもいい。
しかし、ハープを弾く場面だったかな、苦手でした(笑)。
クリアはした覚えがあるのですが、クリア後ダンジョンはどこまで進めたか覚えがないのでまたVCかカセットかを買い直してやってみようと思います。 -
★★★★★ 5.0
他のRPGにはない面白さ
他人に乗り移り冒険しながら自分の身体を探すという他のRPGにはない新しいスタイルのゲームです。
乗り移れるキャラそれぞれ固有の技を持っているのですが、戦闘で使えるキャラは数えるほどなので全部を育てる必要はないので楽です(レベル上げは少しめんどくさいですが)。
本編のストーリーも短めでザコ敵も弱いですが、クリア後ににしか行けない驚異的な長さのダンジョンに加え本編ラスボスとは比べものにならないほどの強さのボスの数々。やり込み要素も結構あってかなり良いです。
個人的にはRPGの中でも最高傑作と言えるレベルだと思っています。
ドラクエやFFに比べると知名度は低いですが、やったことがない人はWiiのバーチャルコンソールにて800ポイントで売られているので、ぜひやってみる価値はあると思います。 -
★★★★★ 5.0
今現在の我々の世界とシンクロする。
先日、当時未プレイのままだった「ヘラクレスの栄光3」をクリアし、続けてこの「4」をクリアしました。
(1)
3で不評だったシステム周りが完全に改善されていて、それどころかドラクエやFFよりも快適になっていて(横(右)ボタンで魔法やからだのコマンドを次々に選んで行ける。戦闘は前回選んだ選択コマンドにカーソルか固定される。オートにしてると混乱等したら「そのターン中でも」すぐに治してくれる(そして回復したらそのターン中にすぐに攻撃ができる)など。)、前作のユーザーの評価をしっかりと反省し改善するデータイーストの「姿勢」に感動すら覚えました。
唯一の不満点は一点のみ、3のようにセーブ時に他のファイルを選択できるようにして欲しかった。いちいちリセット押してタイトル画面でセーブを写す作業をしなくてはならない点。
また、これがあればより良かったなぁと思うのは、乗り移れるからだを選ぶ画面で マスターしたキャラは赤文字、マスター途中のキャラは緑文字などと色付けして視覚的に分かるようになっていると尚良かったです。(なんせ100人もいるので)あとは3のように街中でもノアルーンを使えるようにきて欲しかったかな。
(2)
1番印象に残ったのはアトランティス時代(ゲーム序盤)に主人公・プラトン・エピファーの3人で壁に刻んだ言葉(自分は「ゆうじょう さんにんの」と刻みました)を、「9000年後」の滅びた後のアトランティス(ゲーム終盤)でまた3人で刻んだ文字を見る所がジーンと来ました、9000年の時を経て…かぁ、と、なんだか壮大な気持ちになりました。
自分達も今こうして暮らしている家族や伴侶などが、何千年の時を経てまた出会った人達だったら、などと感慨深く考えてしまいました。アトランティスで流れる音楽も良いです。
(3)
「3」でも言える事ですが、この作品の1番良いところは、我々基本無宗教の日本人が漠然と感じている「神のイメージ」…神は人間を救ってくれるものだ、人間の事を想ってくれているものだ…という固定観念をもろくも崩してくれるところです。神は人間が神の存在を忘れ 感謝を忘れ 自然や大地との共存を忘れれば、簡単に人間を消し、また新たな人間を作り、何千年という長い進化の年月を一からやり直す事も考えるのだ、人間とは年月の感覚も全く違う、何千年という年月など神にとってはノミの一歩ほどの一瞬の年月なのだ、という事です。これはまさにある意味世紀末な今現在我々が生きている世界の状況に合致するのではないでしょうか。(発売当初から20年月近く経った今ほど余計に。)
毎年上がる温暖化による気温の上昇、異常気象、パンデミックウイルスの蔓延の可能性… 温暖化で海水が増えれば世界の主要都市はことごとく沈み、人類が今の数%になる可能性だってありますし、パンデミックウイルスによっても…。これを神が、もしかしたら人間を消してまた人類のシナリオを一からやり直そうと考えてる、と、考えられなくもなりません。その意味でこの作品は、ただゲームでなくて、何か心の中に深く感じるものを得られる貴重な作品だと思いました。
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最終更新日:2024年10月20日 PR