ナイトゥルース マリア

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全5作という壮大な計画で始まった未完成のアドベンチャー「ナイトゥルース」シリーズを解説

「ナイトゥルース」シリーズは、主にSS用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲームです。このシリーズは有名声優を迎え、全5作という壮大な予定で開発が進められました。しかし、1996年8月に第1作『闇の扉』、同年12月に第2作『Maria』が発売された後、1997年に発売元であるバリエ（ソネット）がレイアップに吸収合併され、第3作『二つだけの真実』が発売されたものの、開発は中止となりました。このページではそんな未完成のアドベンチャー「ナイトゥルース」シリーズを解説します。

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レビュー

• カズタマ

  ★★★ ★★ 3.0

  投稿日：2024年5月19日

  ナイトゥルース マリア

  『ナイトゥルース マリア』は、1996年12月20日にソネットよりセガサターン用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲームです。このゲームは前作『ナイトゥルース #01 闇の扉』の続編であり、タイトルにある通り登場人物の「マリア」を中心とした3つのエピソードを楽しむことができます。前作とは異なり、選択肢がなくなっており、まるでアニメを見ているかのような感覚で物語を進めることが特徴です。
  
  本作では、プレイヤーはサウンドノベル形式で進行するストーリーを楽しみます。マリアを中心に繰り広げられるエピソードは、それぞれ異なるテーマと展開を持ち、プレイヤーを引き込みます。選択肢がないことで、より一層ストーリーに集中でき、物語の深みを感じられます。プレイヤーは、ゲームを通じてマリアの過去や彼女を取り巻く謎を解き明かしていくことになります。
  
  グラフィックやサウンドも前作同様に高品質で、特にキャラクターの感情表現が豊かです。声優陣の演技も素晴らしく、キャラクターに命を吹き込んでいます。これにより、プレイヤーは物語の世界に没入しやすくなっています。
  
  このゲームの魅力は、何と言ってもそのストーリー展開にあります。マリアを中心に織りなされるドラマチックな物語は、プレイヤーの心を掴んで離しません。また、選択肢がないことで、プレイヤーは物語の進行に集中でき、まるで一つの完成された作品を鑑賞しているかのような体験ができます。
  
  総じて、『ナイトゥルース マリア』は、感情豊かなキャラクターとドラマチックなストーリーが魅力のアドベンチャーゲームです。前作を楽しんだプレイヤーはもちろん、初めてプレイする方も満足できる内容となっています。物語に浸りたい方には特におすすめの一作です。

• ★★★★★ 5.0

  ずいぶん昔のゲームだが面白い

  文章がとても拙いのに、声優が無駄に豪華でその筋では有名なナイトルゥースの続編。
  今回は3つのエピソードを取り入れ、タイトル通りマリア中心の話になる。
  しかし、このゲームはサウンドノベルのくせに選択肢が一切ありません。
  前作はあったのに、今作は何故か選択肢が一切ないのでゲームをしているというより
  アニメを見ている感覚に近いかもしれませんね。ゲーム性は皆無。
  
  シナリオのオチも少々微妙で、プレイヤーを納得させる要素がないし、「おお、そうだったのか!」と思える部分がないのは辛いかも・・・。演出も拙い。一度クリアしたら、そのままお蔵入りかもしれません。
  
  でも、愛すべきクソゲーではあるので、それを念頭に置いてプレイしてみるといいかもしれません。

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関連ゲーム

ナイトゥルース #01 闇の扉

ソネットより1996年8月9日にセガサターン用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。上田裕司、宮村優子、氷上恭子、かないみか、緒方恵美といった当時人気だった声優を起用している。さらにオープニングとエンディングには氷上恭子が歌うテーマソングが流れる。少女が炎に包まれて絶命するというショッキングな事件でこの物語の幕は上がる。それはこれから起こる不思議な世界の入り口だった...。

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ナイトゥルース 闇の扉

ソネットより1996年11月1日にプレイステーション用ソフトとして発売されたホラーアドベンチャーゲーム。学園の怪奇現象に巻き込まれた高校生5人組の活躍を描いたゲーム作品となる。マルチシナリオ&マルチエンディング制を採用し、選択肢によって異なる物語が展開。上田祐司や宮村優子、氷上恭子といった豪華声優陣を採用しており、ミステリー、サスペンス、アドベンチャーと様々な要素が詰まったストーリーを堪能しよう。

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ナイトゥルース 二つだけの真実

ソネットより1997年7月25日にセガサターン用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。同社より発売されていた「ナイトゥルース」シリーズの最終作となった。ゲーム内の声優陣は当時の人気声優を起用しており、ゲーム中はほぼフルボイスで表現されている。ただし、数時間で攻略できてしまうボリューム不足やほぼ一本道のストーリーなど、ユーザーからはシリーズを通して完成度が低いと評価されてしまう傾向にある。

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ザ・メイキング・オブ・ナイトゥルース

ソネットより1996年6月28日にセガサターン用ソフトとして発売された。『ナイトゥルース #01 闇の扉』発売前の設定資料データベース。ゲーム内で使用されている、オープニング&エンディングテーマの視聴や登場キャラクターの紹介、キャラクターの原画資料が閲覧できる。また、かないみか、氷上恭子、折笠愛といった本作でキャラクターボイスと担当している声優へのQ&Aも収録されている。

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ザ・メイキング・オブ・ナイトゥルース2 ボイスセレクション

ソネットより1996年11月8日にセガサターン用ソフトとして発売された『ナイトゥルース』のデータベース。アドベンチャーゲームナイトゥルースの続編に関する映像特典、設定資料や声優インタビューを収録している。キャラクターボイスを担当している声優の氷上恭子のラジオ番組「氷上恭子のエル.ステーション」の映像をはじめ、ナイトゥルースラジオドラマ版の紹介やナイトゥルース3の紹介が収録されている。

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ナイトゥルース ボイスセレクション ラジオドラマ編

ソネットより1997年3月14日にセガサターン用ソフトとして発売された。同社から発売されたアドベンチャーゲーム「ナイトゥルース」のファン向けディスク。収録風景の動画や、ラジオのコーナー説明を当時の人気声優である氷上恭子自らが説明した動画。後に発売される「ナイトルゥース」ラジオドラマ出演者のコメント動画などもある。声優のかないみかのナレーションで紹介するナイトルゥースの第三弾の予告も楽しめる。

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