ゲーム概要

『夢見館の物語』、『真説・夢見館 扉の奥に誰かが…』に続くシリーズ三作目。外伝的な位置づけの作品であり、旧作の登場人物の多くや舞台となった狩人の館は登場せず、前二作とストーリーの関連は薄い。シリーズ中の時間軸上では第一作目より前の時代の物語にあたる。3Dポリゴンで描かれた街を移動し、情報を集め「月の街」への道を探索するゲームである。現世を舞台とした凶兆編と、異世界を舞台とした崩壊編に分かれている。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★ ★★ 3.0

    霧の街/月の街

    記憶を失った青年フレッドは、自分が誰なのか探す旅を続けていた。
    その額には、謎の紋様。
    彼は、立ち寄った「霧の街」で街の支配者ゴードンに捕えられ、彼の口から紋様に関わる伝説について知らされる。
    それは、どんな願いも叶うという「月の街」の伝説。
    月の街から戻ろうとすると、記憶を失い、額に紋様を描かれるという。
    ゴードンから「月の街を探し出せ、出来なければ命は無い」と告げられたフレッドは、手掛かりを求めて霧の街を彷徨う事になる・・・・・・・。

    主観視点で探索するタイプのゲーム。
    実際、どこか奇妙で不思議な街並みを探索している気分になれる。
    クセのある登場人物、程良い難易度も一役買って、心地良く街の雰囲気を味わう事が出来た。
    ただし、「霧の街」と「月の街」では、雰囲気が大きく異なる。
    個人的には、漠然とした目的を持って彷徨う霧の街に対し、月の街探索は一本道を進んでいる様な印象が強かった。
    幻想的な街並みではあったが、ストーリーがクライマックスへと向かって大きく動く為、それに押し流される感は否めない。
    それでも、これらの街の雰囲気を味わえる様なゲームは多くないだろう。
    フレッド役の声優は、子安武人氏。
    当時流行したインタラクティブ・ムービーで、視点の移動や演出など全てがフルポリゴンのアニメーションで表現されている。
    粗さはあるが、それが舞台の雰囲気と絶妙にマッチしているのが面白い。
    又、マルチエンディングを称してはいるが、誰が生き残り、誰が死ぬか程度の些末な分岐しか無いので、真のエンディングを見るのは難しくない。
    全体的には、霧の街を舞台とした前半で盛り上がり、月の街からは失速気味。
    それでも、エンディングはキレイにまとまったと思う。

    真のエンディングを迎えると、隠しムービーを見られる様にもなる。
    エンディングの後、画面の指示通りにディスクを入れ替え、タイトル画面でX→Y→Z→A→B→C→L→Rを押す事で視聴可能。
    これによって、物語が更に深く補完されている。

  • ★★★★★ 5.0

    神秘的・幻想的な世界観

    私の人生に大きな影響を与え続けているゲームです。
    本当に月の街が存在すると信じたくなるほどに静かだけれど暖かい空気感…
    大気の塔では本物の風を感じさせるような音楽とグラフィック
    水の塔では水の静けさ、癒しを感じさせるしつらえと音楽…
    光の塔や大地の塔でも。
    そうです 音楽による表現が素晴らしく、よりその世界へと引き込まれてゆく。
    人物の表情の固さや動きのぎこちなさは どうか気にしないで。
    それ以上の 繊細さ、伝わって来るものを身体全体で感じ取って下さい。

  • ★★★★★ 5.0

    ミステリアスで感動的

    最近のゲームは私にはどうもついていけない部分があって、久しぶりにサターンを起動させてやったゲームです。

    「映像が汚い!」なんていったら、今でこそ言えることで、身も蓋もないですね。まま、画像が綺麗でも話が「なんだかなぁ…」なソフトは山ほどあるわけですから、私的にはこちらの方が何倍も面白いと思いました。

    内容的にはミステリーとサスペンスを、バランスよく散りばめたようなストーリーでした。幻想的で、それでもなぜか全く異質な空間ではないだけに、夢の中を歩いているかのような気持ちになります。

    謎解きも、攻略サイトを見ずにプレイしたほうが面白いと思います。私の場合は、当時17歳で総プレイ時間は6時間ほどでした。自分ではノーマルだと思っていますので、目安になるかと思います。

    サターンも最近はソフト一本分くらいの値段になっていますし、名作を掘り起こしてみるのもいいゲームライフだと思います。

  • ★★★ ★★ 3.0

    基本的な操作がシンプルなのと雰囲気がいい

    当時から気になってはいたのですが、やっとプレイすることができました。
    グラフィックは、人物がとても残念です。当時のことを考えるとこんなものなのでしょう。
    これはサターンが悪いというわけではなく、当時CGムービーを作成するコンピュータの性能がこの程度だったということでしょう。(ムービーですからね)

    で、まずこのゲームの操作性のシンプルさという点ですが、基本的に方向キーで歩きまわって上キーで見つけたものに移動しようとするので、なんか仕掛けがある部分はクローズアップされたりフレッドが喋ったりするので、アイテムを使ってみるだけです。
    これで物語が進んでいくので、画面上のカーソルを移動させ選択したり、コマンドを選ぶなどありません。
    本作品の雰囲気を味わうための、この操作性は完全に成功していると思います。

    また作品の雰囲気としては古い西洋のような霧の街にはじまり、どことなく未来感と古さを持つ月の街の2つを探索することとなり、それがなかなかいい感じです。
    ただ、月の街では物語が忙しく進んでいく感じがするので、霧の街のようにじっくり進められたほうが楽しめたかなと思います。
    役に立った

  • ★★ ★★★ 2.0

    良くできています

    非常に良くできていて一生記憶に残ります
    つじつまがちゃんとあってるのと後半の不気味さがこれの核です
    たださすがに今現在のゲーム達と比較すると画像がキツいです
    孤独で不気味な世界観はいいですがどのキャラも全て個性が非常に弱いです
    幻想的で不気味なのは間違いありませんし当時のレベルなら最高級でしょう
    たぶん売り上げ枚数はまったく売れなかったんじゃないかなと思います
    なぜセガが当時こんな不気味で後半幻想的な異世界の連続に賭けをしたのかを知るのがおもしろい作品です
    セガサターンだけで発売され一番記憶に残るゲームはこれでしょう
    世界観が隠れた名作です
    もちろん今現在やるとあらゆる意味でキツい部分があるのでこの評価としますが、本当は星3か4あげたい気持ちです

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最終更新日:2024年1月7日 PR