ゲーム概要
米Sir-Tech社が開発、ショウエイシステムから販売されたセガサターン用ゲーム。従来のウィザードリィとはゲームシステムや設定などの共通点は無く、開発の時点ではウィザードリィとは銘打たれていなかった。プリレンダCGのダンジョンを3D視点で一歩ずつ進む点でウィザードリィに共通するが、常に一人で謎解きをするアドベンチャー色が強く、バトルはアクションを採用している。
プレイ画面
※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるショウエイシステム様が権利を所有しています。
© 1998 ショウエイシステム All Rights Reserved.
ピコピコ大百科 公式YouTubeチャンネル [PR]
ピコピコ大百科の公式YouTubeチャンネルでは画像からゲームのタイトルを当てるクイズのショート動画やゲームシリーズの紹介動画を中心に配信してます。面白そうなゲームを探す時にも気軽に視聴できるので、もしよろしければ観てみてください!
※気が向いたらチャンネル登録もよろしくお願いします...!
レビュー
-
カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2024年6月5日
ウィザードリィ ネメシス
『ウィザードリィ ネメシス』は、米Sir-Tech社が開発し、ショウエイシステムから販売されたセガサターン用ゲームです。従来のウィザードリィシリーズとは異なり、ゲームシステムや設定に共通点はあまりなく、開発当初はウィザードリィの名を冠していなかったことも特徴です。
ゲームはプリレンダCGを使用したダンジョンを3D視点で一歩ずつ進む形式であり、この点でウィザードリィの伝統を感じさせます。しかし、本作は従来のシリーズと比べてアドベンチャー色が強く、常に一人で謎解きを進めることが主なプレイスタイルとなっています。
特筆すべきはバトルシステムがアクション形式を採用している点です。これにより、従来のターン制バトルとは異なる緊張感とリアルタイムの戦略性が求められます。プレイヤーは瞬時の判断と操作スキルが試されるため、アクションゲームとしての魅力も兼ね備えています。
また、ダンジョン内の謎解き要素が非常に充実しており、プレイヤーは様々な仕掛けやパズルに挑戦することになります。これらの謎解きは、物語の進行やキャラクターの成長にも大きく影響するため、じっくりと考えながら進める楽しさがあります。
グラフィックは当時の技術を駆使した美しいプリレンダCGで描かれており、ダンジョン内の雰囲気作りにも一役買っています。音楽や効果音も雰囲気を盛り上げる要素として非常に効果的に使用されています。
このゲームは、ウィザードリィシリーズのファンはもちろん、謎解きやアクションバトルを楽しみたいプレイヤーにもおすすめの一作です。独自のシステムと緻密な謎解きが魅力で、挑戦しがいのあるゲームとなっています。 -
★★★ ★★ 3.0
ウィザードリィではなくネメシスという別ジャンル、とソフトをくれた友人は言った
ウィザードリィと名がついてはいるものの、関係ない3D探索アドベンチャー。
名もなき主人公の一人旅。
取扱説明書は必須。読まないと世界観も用語も人物もさっぱりわからない。
謎解きの正解に近いヒントも載っている。
必須テクニック「戦闘中の方向転換」のやり方もひっそり書いてある。
これができないと横や後ろから一方的に殴られて死にます。
戦闘は一人称視点の武器振るだけアクション。
魔法で工夫する必要はあるものの、基本的にはタイミングよく殴るだけ。
単調極まりない。
武器は道中で結構な種類が手に入り、種類ごとに習熟度が設定されているものの、ほぼ最強の剣が最初のダンジョンクリア時点で手に入るので、ほかを使う理由はあまりない。
これに限らず、装備が手に入るタイミングが非常に適当。
使いどころのない装備が多い。
ヒントは少ないが、ファミコン時代のアドベンチャーほど難しくはない。
エリアマップは最初から見ることができ、イベントや仕掛けがある地点には印がある。
クリックポイントを全部調べて、入手したアイテムや魔法を総当たりする気力があれば、クリアはできる…と思う。自分はできたが友人は諦めたとのこと。
どうでもいい所を調べると「それはいらないよ」「ああ、それって何かの教科書だろ」など、主人公が微妙にイラっとする感想を言ったり。
なにかと挙動がもっさりしていたり。
いちいち入るムービーがもっさりカクカクでスキップ不能だったり。
面倒くささを感じる部分は多い。
ストーリーはわかりづらい。
台詞を全部聞いて、書物をしっかり読んで、主人公の日記も読んで、それでも完全にはわからない。
おまけに翻訳がうまくなくて意味が通じてないっぽい部分あり。
攻略本にしか書かれていない情報もあるらしい。
全体的に「初めて訪れた地方の人に、その土地や人物の知識があること前提の話を、母語じゃない言葉で、事情がさっぱりわからないのに聞かされる」感がある。
相手は忙しい人、酔っぱらい、説明が得意じゃない人、死にかけの人、混乱してる人、詐欺師など。
自分が事件の中心人物なのにあまり真剣さのない主人公は何も知らない旅人で、日記から何を考えてるかはわかるが、頭もよくなくあまり頼りにならない。
重要そうな会話は自分でメモし、情報も自分で整理しよう。
作者が情報を出し忘れたために主人公が聞いた覚えのないことを日記に書く、まだ見てないものの日記を書いてプレイヤーを混乱させてくる、確定済みの情報を無視して騙され続ける、といった情報管理やフラグ管理の失敗もある。
ツッコミどころ満載。
泥棒の死体と一緒に埋葬されたものを、別の人物の墓と同じ墓地にあるからといって、その別の人物と共に埋められたとはふつう言わないのではないか。
ソテツ人間みたいな種族が普通の人間の名前してて人間と同じ声で流暢に英語をしゃべるとか、折角のルーン文字で綴るのが英単語とか、興ざめだよ!
護符7つを組み合わせるのをためらって6つにした時点で事故ったから、残りの一つは当時と同じ場所に隠されたまま、という設定なのだが、イメージ映像ではなぜか7つ置いてある。
なぜ黒幕は、主人公の探索の旅を知りながら、主人公に見られるとまずい日記を、主人公が来てあたりまえのダンジョンに置いたのか。
なぜ、子孫という言葉にこだわったのか。単語自体はどうでもいいだろ!そのキーワードが、彼の敵の家の本にあったのはなぜなのか。なぜ主人公は、その本を読めもしないのにそのキーワードが重要だと思ったのか…クリアに必須の仕掛けの鍵なのになんだこりゃ…
結局必要だったのは魔除けだったのか、ある者の血だったのか、それとも血筋のことなのか。
なんかぽっと出のかっこ悪いボスが意味わからんこと言ってたら、突然の乱入者が攻撃しかけて、反撃されたわけでもないのに倒れたよ!?
状況を理解するために必要な情報を出し忘れているような気がしてならないんだが…
でも荒んだ世界の雰囲気は、登場人物の少なさをよくカバーしていて嫌いじゃない。グラフィックはきれいで、音楽もいい。そんな、ウィザードリィ関係ないアドベンチャー。
画面が暗すぎるので、必要に応じてテレビの方で明るさを上げよう。 -
★★★ ★★ 3.0
ウィザードリィの異端児
コンピュータRPGの元祖、ウィザードリィ。
その新シリーズ、ウィザードリィ・ネメシス・アドベンチャーというパソコンゲームを移植したものです。
今まではダンジョンの中をひたすら冒険するのがウリでしたが、「ネメシス」はまるで絵画のような美しい世界風景の中を冒険するウイザードリィという事で話題になりました。
一応ストーリー性があるというのも異色でした(Wizってストーリーあるようで無いので有名)。
通常の冒険シーンは止め絵で、「MYST」のようなクイックタイム系アドベンチャーです(サターン版も画面は美しい)。
戦闘シーンが一人称視点のアクションというのも面白い。
私は結構ハマりましたが、謎も多くて、途中詰まる事もしばしば(プレイしようという方、ご覚悟ァ?。)。
Wizのスタッフは、昔からストーリーをはしょる癖があり、説明不足で意味不明な展開も多いのですが、「Wizだからしょーがないや」と割り切れるWizフリークなら許せる範囲でしょう。
難点としてはこのサターン版は、動画部分でPCのようなきれいなムービーでないのが残念ですが、パソコンとサターンとでは性能が違いすぎるのでそれは致し方ないでしょう。
私としてはパソコン版のほうがお勧めですが、内容はサターンでも同じですし、パソコン版は極度に入手困難かと思いますので、これでも良いかと思います。
※本ページに記載されているコンテンツの内容は当サイト利用規約を元に表記されています。
他のセガサターン(SS)ソフトを探す
セガサターン(SS)売上ランキング +
最終更新日:2024年6月5日 PR