ゲーム概要
ゼネラル・エンタテイメントより1995年7月7日にセガサターンで発売された落ちものパズルゲーム。赤塚不二夫の漫画を原作とするアニメ『平成天才バカボン』のゲーム化作品。ゲームシステムは同色のブロックをそれとは違う色のブロックで対に挟むことで初めて消せる。偶然に条件が整って、ブロックが消えることの方が多いので、偶然性にもゲームが左右される。天才バカボンのシュールな世界観をよく表現している作品。
プレイ画面
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レビュー
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★★★★★ 5.0
手抜きとこだわり、境界の見えない高レベルな融合が見もの
天才バカボンの、シュールな世界観を理解して、それが再構築されているのがいい。
短いアニメーション、ゲーム画面の壁紙のCGは、いい出来。
個人的に気に入ったのは音関係で、レベル1レベル2の、音程を外した昭和の歌謡曲みたいな曲に心和み、ジャリジャリと粗削りのサンプリングボイスは、妙に耳障りがいい。
ゲームシステムは、同色のブロックを、それとは違う色のブロックで対に挟むことで初めて消せる。よくある落ち物パズルより、ひと手間多い。
特徴として、先を見通すことが困難。
で、ありながら、後々の始末が頭の片隅になければ積み上がってしまうので、頭を使う。
偶然に条件が整って、ブロックが消えることの方が多いので、偶然性にもゲームが左右される。
必要なのは、テトリス、ぷよぷよのような、反射的、直感的なコントロールではなく、刻々と変化する状況の中で、出来る限りブロックの消える条件を整え、消していくこと。
状況対処と、先のことを考えるスリルが頭に快い。敵の妨害に、腹さえ立てなければ..(笑)
このゲームをやっていると、バカボンのパパの、よく分からない頭の中身を体験しているような、そんな気にもなってくる。
キャラクターの世界観が楽しめる傑作。
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最終更新日:2021年5月18日 PR