ゲーム概要

ビクターより1997年12月18日にセガサターン用ソフトとして発売されたシミュレーションゲーム。時は江戸時代、プレイヤーは世間一般にはワイロ政治などで知られている老中田沼意次になり、財政難の幕府政権を立て直すのが目的。住宅などを建設するという「直接操作型」のゲームではなく、プレイヤーが行えるのは「政策の指示」がメインとなる。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★★ 4.0

    雰囲気出てます

    田沼意次となり江戸の町を発展させていくシミュレーション。
    江戸の抱えるさまざまな問題を解決しよう。
    主人公が筆頭労中、田沼意次ってところがいいというかただならぬ雰囲気なのだ。
    そして平賀源内なんかも出てきて楽しいやら忙しいやら。
    シミュレーション部分もしっかり構築されていて遊びやすいと思う。

  • ★★★★ 4.0

    江戸の町をレンガ造りに? 平賀源内大活躍の江戸幕府財政再建・都市建設シミュレーション

    キッャチーなタイトルにしてはマニア向けな、そして意外によく練られている内容の都市開発シミュレーションゲーム。ただ、同指向の『シムシティ』や『A列車で行こう』などと違い、プレイヤーが直接都市計画を綿密に指示して住宅などを建設するという「直接操作型」のゲームではない。プレイヤーが行えるのは「政策の指示」がメインである。
    時は江戸時代、プレイヤーは世間一般にはワイロ政治などで知られている老中田沼意次になり、財政難の幕府政権を立て直すのが目的。財政を健全化するために、発明家の平賀源内などへ依頼をしながら江戸の町自体や色々な産業を発展させる政策を実施していく。歴史上の時代設定(政敵との対立や将軍の浪費など)も反映され、江戸情緒を楽しめる。
    一方、平賀源内の発明によって江戸町内がさまざまな、そしてプレイを楽しませる変化をしていくのがゲームのメリハリともなり、同時にプレイヤーの助けにもなる。例えばレンガ関連の技術を源内が生み出せば、江戸の町はレンガ造りの家となる(火事発生率が減る)。
    数少ない「間接関与型」のシミュレーションゲームの中でも、さらに江戸時代をテーマにするという、マイナーさでは他に類を見ないタイトルではある。しかしゲームとしてのバランスや作りは秀作と言っても過言ではない。このタイプのゲームが好きな人には長きに渡って楽しめる一作となるだろう。
    ちなみに原作はパソコン版。セガサターン版以上に入手は困難と思われる。

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最終更新日:2021年5月22日 PR