ゲーム概要
開発がCYNUS、販売がマイクロキャビンの3D格闘ゲーム。プレイキャラクターに名前やストーリーは無く、空手、テコンドー、ジークンドー、ムエタイ、伝統空手、ボクシング、フリースタイルから選択できる。60フレームで滑らかに動き、キャンセルなども可能。またこのゲームの特徴である「捌き」は成功すると相手にダメージを与える事ができ、失敗するとダメージを受ける為、緊張感のある駆け引きが楽しめる。
プレイ画面
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レビュー
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★★★ ★★ 3.0
駆け引きにこだわった格闘ゲーム
?500で購入。立ち技最強を決めるのが目的の格闘ゲーム。前述の目的が全てでストーリーはなく、キャラはそれぞれの立ち技格闘技(空手、テコンドー、ムエタイ、ジークンドー、伝統空手、ボクシング、フリースタイル)の使い手であり、キャラの名前すら設定されていない。ちなみに、フリースタイルはプロレスラーのようなキャラだが、本作品では「力業と体格に任せたスタイル」と定義されている。
本作品のポイントは、「攻撃・フェイント・捌き」の3すくみが全てである。攻めてばかりでは、捌かれて反撃される。フェイントで相手の捌きをすかして反撃。フェイントの隙をついて攻撃。これらが基本になる。もちろんガードもあるので、地道にガードして反撃の機会を伺う戦法も取れる。ただの攻め合いに終始しない、駆け引きにこだわったシステムが面白い。
攻撃がないがしろにされているかというと、そうでもない。技を出すための難しいコマンドはない。飛び蹴りの操作が少し難しいくらいだけである。方向キーとボタンの組合せだけで技が出せる(例:左上+Cで上段の強キック)。コンボもほとんど自由。なので、コンボが入ると一気にKOできることもある。しかし、コンボを喰らっている時も相手の攻撃は捌けるので、上段、中・下段を上手く織り交ぜる必要がある。コンボされても、逆転できる可能性もある。あくまで立ち技だけなので、投げやダウン中の攻撃はない。
練習モードがあるので安心。ゲームシステムだけで☆5つあげたい。しかし、全体的に地味。シンプル過ぎるタイトルや、微妙過ぎるキャラデザインに、ク〇ゲー臭を感じてしまう。当時の格闘ゲームとして見たら、特別スゴイわけでもないので、これくらいの評価が妥当か。
本作品は、かつて「空手道」を作ったスタッフが一人で制作したらしい。確かに、技の操作にそれを感じられる。ゲームのクオリティーは並程度であるが、一人で制作したにしては結構なクオリティーである。ファミ通で2点を取ったヘンな動きの格闘ゲームや、レゴブロック以下の微少女ポリゴン格闘ゲームに見習ってもらいたいものだ!!
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最終更新日:2021年5月22日 PR