ゲーム概要
タイトーより2004年7月29日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。中学生時代の記憶を辿りつつ、謎を解いていくという不思議で懐かしい匂いのするゲーム作品。「白中探険部」のメンバーが8年ぶりに故郷で再会。中学生時代のエピソードが紹介される「少年編」と、実際に謎を解明していく「現代編」が絡みあい、記憶にない7人目のメンバーの存在が明らかになっていく。※廉価版
プレイ画面
※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるタイトー様が権利を所有しています。
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2024年3月6日
白中探険部(タイトーベスト)
『白中探険部(タイトーベスト)』は、中学生時代の夏と20歳になった現代の夏を行き来しながら、ふるさとの郷愁と今の自分を見つめ直すことができるアドベンチャーゲームです。全編にわたるフルボイスと立体音響システムが懐かしいあの頃を思い出させてくれます。
物語は主人公が久しぶりに故郷の海と山に囲まれた町に里帰りする場面から始まります。ゲームは、故郷に集まってきた古い友人たちと共に夏を過ごす「現代編」パートと、その友人たちと過ごした8年前の中学生だった頃を回想する「少年編」パートで構成されています。プレイヤーは「少年編」でエピソードを集め、過去の出来事を思い出し、「現代編」のアドベンチャーモードで行動することで、消えたヒロインを救い出すことに繋がっていく。
少年から大人へと変わってしまった自分や仲間の関係は他人事とは思えない。そんな気持ちにさせてくれるストーリーと田舎の美しい風景や自然の環境音が心地良く、癒し系ゲームとも言えます。
また、本作は先にプレイステーション2で発売された『白中探険部』の廉価版となります。 -
★★★★★ 5.0
隠れた名作発見!!
なんとなく…、店頭でパッケージを見てもピンと来なかったのについ購入してしまいました。
プレイしてみたら・・・これは面白い!!そう思いました。と言っても実際遊べるゲーム、と言うよりアニメを楽しんでいる感覚です。
立ち絵は所々で動きますし、ボタン一押しオートモードにすれば次の選択までキャラがずっと喋ります(もちろん主人公も)。
音も綺麗なので自然と引き込まれます。RPG・格闘・やりこみアドベンチャーで少し疲れた人にはもって来いです(私もそんな時期に購入したので)。
あと、謎を解くなどの小難しい点もないので本当に気楽です。
私自身、成人を過ぎた年齢(25オーバー)なので逆に楽しめたのかも知れませんね(笑)。
また、バッドエンディング後にアドバイスを話してくれるキャラがいるのですが、声優さんのヘタさ。
いや、あれはワザト下手に演じているに違いない口調・言いまわしには毎回爆笑させられます(爆)。
私は、この声優聞きたさにバッドエンディングにハマりました。
ポテチ片手に気楽にアニメ感覚で1人楽しみたい。そんな方は是非!!! -
★★★★★ 5.0
名作です。
この白中探検部はゲームというよりビジュアルノベルといいますか・・ドラマに似た感じのものです。
簡単にあらすじを書くと・・・
20才になった主人公に8年ぶりに故郷である「白ヶ浜」からハガキが届く。
それは8年前の自分からのハガキ。
そのハガキがくるまですっかり忘れていた故郷。
なぜ故郷を離れなくてはいけなくなったのか。
それがなぜかわからない。
そして故郷に出向く主人公。
そこでかつての白中探検部の6人が再開することとなる。
再開のきっかけは、主人公と同様に8年前の自分から届いたハガキ。
8年前に離れ離れになった絆が再び結びつくとき、忘れている大切な何かを思い出し始める。
こんな感じのあらすじです。
話は青臭いところもありますけど、ドラマ的感覚で話が進んでいくのであまり負荷を感じずにプレイできると思います。
負荷を感じる以前に、進めば進むほど感情移入していきますが^^;
私の個人的要望としては、20歳辺りの方や女性の方にもやってほしい一品です。
かなり熱いです。
青春を感じさせてくれます。
安価な値段でなので、買っても損はしないと思います。
騙されたと思ってこれをプレイしてみてください。
絶対に気に入ると思います。 -
★★★ ★★ 3.0
熱いぜ青春
サウンドノベル形式のゲームです。
中学生の自分からの手紙が届き、8年前の夏の記憶がスッポリ抜け落ちていることに気付く主人公…。
故郷である白ヶ浜へ戻り、仲間達と自分の記憶を探します。
なぜ仲間たちは皆そろってこの街を離れたのか…
なぜ皆あの夏の記憶が無いのか…
自分達はいったい何をしたのだろうか。
メインはシリアスなストーリーですが、選択肢次第で記憶の謎など放り投げて夏を満喫することもできます。
その場合バッドエンドにはなりますが、これが種類が豊富でおもしろい。
既読スキップ機能のおかげで2回目以降のプレイもそんなに苦になりません。
「会話のテンポがやや遅いかな」というのと、「女性はちょっとイライラするかな」というのはありますが…。(女の水着が出てきても嬉しくないですからねぇ)
フルボイスですので、お目当ての声優さんがいればお買い得かも。 -
★★★ ★★ 3.0
忘れられない夏を友達と共に「探険」する
この「白中探険部」良いゲームである
難解なシナリオに、猟奇的な展開などその時のトレンドにプレイヤーを巻き込まずに、懐かしい感傷と、人の温かみ、牧歌的な雰囲気を纏った世界観を持って、彼らとの夏を追体験できる
物語は、STB(ShirachuTankenBuの頭文字)のメンバー全員に届いた一通のハガキから始まる
腐れ縁の続く親友に、興味本位で付いてきたバイト先の少女を伴って、かつての自分の故郷、白ヶ浜に帰省した主人公
旧友たちとの再開を喜ぶのも束の間、かつての探険部全員の記憶が、8年前の夏にあったこと全てが空白のように消え去っていることに皆違和感を抱く
少年から大人へ、互いに距離を置いていた彼らは、消えた記憶に導かれるように、一つの事件を遡り、大切なことを思い出してゆく
このゲームを端的に表現するとテキストADVという括りになるが、
一般に見られるような、グッドエンディングやトゥルーエンディングをひたすらフラグや謎解きを解いて追い求めるようにゲームデザインされていない
このゲームは大筋の話は一つと厳正に決まっているものの、あくまでそれは河の上流から流れる本流の一部に過ぎなく、ざっくばらんに言ってしまうと、バッドエンディングを楽しむように出来ている
バッドエンディングと一言に言ってしまうと、なにやら嫌なイメージを持ってしまうだろうが、そんなことはない
その多くは、語弊を覚悟して言うなら「馬鹿ゲー」テイストに満ちあふれた、荒唐無稽、奇妙奇天烈、時間軸無視、などの何でもありなギャグ展開にプレイヤーを巻き込んでくれる
これから手がかりの一つを探そう、という時に「ミスコン行こうぜ!」なんて言って、女性陣が水着になって争う展開に向かうこともある
僕はこれを見て、直感した「ああ、このゲームはどこまでもプレイヤーに『探険』させたいんだ」と
僕は何回も(わざと)バッドエンディングを見ているうちに、ゲーム全体の展開や筋書きがまるでマッピングしたダンジョンのようにイメージすることができた
この自身の経験からも、このゲームの開発者の方々は、やはりタイトル上の「探険」ではなくアドベンチャーのシステムで物語を隅々まで『探険』してもらいたかったのだと思う
そう、このゲームのキモは「探険」である
探険は彼らの少年時代のキーワードの一つだが、突拍子もないバッドエンドや時間軸を無視したような展開は、迷宮をさまよっているうちに見つけた宝箱であり、その宝箱のなかにはミミックよろしく謎のマスコットキャラクターによるツッコミという遊び心がふんだんに詰まっているのだ
だから、このゲームに対する、常識的なリアクションをすれば簡単にトゥルーエンドを迎えられるという批判は筋違いだろう
失敗を楽しむゲームであり、元筋から外れることを推奨しているゲームなのだ
そして、プレイヤーに探険してもらうにあたり、このテのゲームにシステムの利便性は不可欠だ
この点、このゲームには抜け目がない
既読文章のスキップや展開したやりとりの文章履歴のチェック機能、決定ボタンによるボイス読み直し、環境設定、軽快なセーブ&ロードなど、アドベンチャーゲームに欲しい機能は基本的に完備している
キャラクターのリアクションにもアニメ演出が入り、重要シーンには美麗なアニメムービー、そのシーンに併せた水彩調の美麗な一枚絵も素晴らしく、またアニメ調のCGも用意してある
個人的には、このゲームのキャラデザ関連のイラストレーター、そしてCG部分を担当された絵師の先生は本当に良い仕事をされている
露骨な萌えを強調したデザインではなくあくまで人間の骨格を意識した説得力のある絵、大胆な構図による無駄のない線運びは素晴らしい
それに、忘れてはならないのは、このゲームの効果音や音楽、声優陣の熱演を支える、立体音響システムである
ゲームのワンシーンで、滝の近辺にてキャンプを張るイベントでは、僕は一瞬、外で強い雨でも降っているのかな、とわざわざ外を見て勘違いしてしまうほど臨場感に溢れている
これは是非、簡易なオーディオ環境を持っている方は、テレビのイヤホンジャックに接続して体験してもらいたい
とにかく拘っているなあ、と僕はこのゲームに大きな好感を持った
全ての創作者は、自分の創ったものを、人それぞれながら、それなりに愛していると僕は思っている
そこには大人の事情があったり、厳しい現実に呑まれてまるで廃棄されたような悲しい作品はそこらにあるが、愛されるべき作品というものは実在するものであり、このゲームの存在がそれを証明している
青春の一夏のように早く過ぎ去る思い出に感じる人もいるだろう
ボリュームの面や、元筋のエンディング、それ以外でも多少のご都合主義があるのは否めない小さくまとまったゲームであると思う
そして僕は、このゲームは名作であるとは言えないだろう
だが、果たしてゲームというものは名作である必要があるだろうか?
僕はゲームの娯楽性というものは最終的にプレイヤーが感じた思い出にこそ結集するものであると考えている
永く記憶に残るゲームは、それを語るものに、強い愛着を心に焼き付けているものだ
そして、このゲームの思い出は、まるで吹きすさぶ夏の嵐のように「瞬間風速最大」なのである -
★★ ★★★ 2.0
数時間でコンプリートできちゃう……。
各所に配置されたバッドエンドを回避orコレクションしながら、グッドエンドを目指す感じは「やるドラ」シリーズにやや近い感じ。
既読スキップでリトライの面倒さを解消できるし、ツッコミ所はあるものの、ストーリーもちょっと今までにない感じ……だけど、全てのルートを攻略しても5、6時間でコンプリートしてしまう、あまりにも薄い内容はどうなのか。
キャラの立ち絵から、ムービーまで、劇中に挿入される水彩画タッチの絵に統一すれば、もっと個性が出たと思うのは僕だけでしょうか……。
(ネタバレ大注意!)何年もの間、異世界を漂っていたヒロインが、謎の光で時間をとり戻して大人になって、普通に主人公達との生活に帰れるのか……?
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最終更新日:2024年3月6日 PR