ゲーム概要

カプコンより2005年12月1日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。サバイバルホラー『バイオハザード』シリーズの第4作目となる。『2』の主人公・レオンを操作し、謎の群集から大統領の娘の救出を目指す。ボタン1つでさまざまなアクションが可能になる「アクションボタンシステム」を採用。従来のシリーズの概念を超えた「ゾンビ」ではない新たな敵との戦いが幕を開ける。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年8月9日

    刷新された恐怖体験

    『バイオハザード4』は、『バイオハザード』シリーズ従来のゲームシステムから大胆に変化した作品です。操作方法の刷新と操作感の向上により、プレイヤーは没入感と一体感を高めながら斬新な刺激を楽しむことができます。主人公レオンと共に恐怖の世界を体験し、かつてない緊張感がプレイヤーを襲います。

    「THE ANOTHER ORDER」という追加シナリオでは、本編の舞台裏で暗躍するエイダの物語が展開されます。ラクーンシティの惨劇から6年後、合衆国のエージェントとなったレオンは、欧州で大統領令嬢誘拐事件の捜査を始めます。しかし、聞き込み先での出来事から恐怖が始まります。緊迫感溢れるストーリー展開はプレイヤーを引き込み、スリリングな冒険が展開されます。

    本作の最大の魅力は、恐怖と戦略の融合です。恐ろしい敵やトラップに立ち向かいつつ、限られた資源を巧みに活用しながら生き延びることが求められます。緊迫感あふれる戦闘とリアルな環境描写は、プレイヤーをゲームの世界に引き込みます。

    『バイオハザード』シリーズファンにとっても新たな魅力が詰まった一作です。シリーズの枠を超えて、恐怖とサバイバルの興奮を楽しむことができるゲームとなっています。一度プレイすれば、その緊迫感と没入感に引き込まれること間違いなしです。

  • ★★★★★ 5.0

    シリーズで一番の良作かと☆★

    はまりました。

    まず大きく変わったことが、敵がゾンビから人間になったこと。これは、バイオファンにとっては少し残念な気もしますが、そんなことも忘れさせてくれるような面白さです。
    これまでだと逃げることが前提でしたが、今回は全滅させて進んでいくことが基本になります。敵は爆弾を投げてきたり、大岩を転がしてきたりと頭を使って攻撃してきます。
    今回から自動で狙ってくれるシステムがなくなったので、自分で敵を狙わないと次々に攻撃されます。敵の数も、これまでのバイオとは比べ物になりません。
    また一撃死が多いうえに、イベントだと思ってボーっと見ていたら死んでしまう場面が多々あります。
    よって、アクション度はかなり高めになっているかと思います。でも難易度は、アマチュアからプロフェッショナルまでありますので、どなたでも遊べるかと思います。
    「飛び越える」「避ける」といったアクションが出来るのですが、ボタン操作で簡単に出来ますし、それらのアクションが出来る場面ではご丁寧に画面にあらわれて教えてくれます。

    キャラも個人的に好感が持てました。特にアシュリーはかわいかったですね。この子を守っていきながら進んでいく時があるのですが、絶対守るぞ!って気分になれます。

    ストーリーは薄いです。アンブレラなんていつのまにか崩壊?しちゃってるし、あまり前作とのつながりがありません。レオンとエイダの再会くらいです。

    あとこれまでのバイオは、謎解き難易度が高い印象がありましたが、今回はかなり簡単です。
    これは少しさみしい感じがしますが、きっと今作ではアクションに重点をおいたんでしょう。

    今までのバイオハザードとは雰囲気がガラリと変わってますが、是非プレイしてみて下さい。

  • ★★★★★ 5.0

    シリーズ最高傑作

    このシリーズはほとんどプレイしてますが、まぎれもなく最高傑作です。
    視点がサードパーソンに変わって非常に期待してたのですが、操作が旧作とまったく変わっていなかったため、かなり不安だったのですが、いざ始めるととても快適で操作性に関するストレスは最後まで感じませんでした。
    安易にFPSの操作を踏襲せずに、従来のRボタンで銃を構え、□ボタンで射撃するというアクションに拘ったスタッフに敬意を払いたいと思います。
    またこの為、移動攻撃が出来ないので戦闘が緊張感あるものになったと思います。
    今回からコマンド入力による戦闘や、回避アクション等が追加されて面白いなと思いました。
    しかし回避アクションはいいのですが、後半のクラウザーとのナイフバトルは何度もやってると正直ウザイと思いました。
    フラフィック、サウンドは素晴らしくロードもそれほど気にはなりませんでした。
    とにかく戦闘全般が最高に楽しく、何度も遊びました。
    クリア特典のサイドストーリーはなくてもよかったかな?
    しかしマーセナリーズが最高で、もっといろんなマップで遊びたかったです。
    1〜3もこのシステムで作り直して欲しいのですが、まぁ無理でしょうねw

  • ★★★★★ 5.0

    奇跡の作品

    バイオシリーズは一部を除いて殆ど何周もやりました。特に2はパターンを完全に覚えこんでしまうぐらいにハマりました。
    それを受けて、4もやったわけですが・・・

    他の方も言われているように、今までお使い要素が強かったのを完全に方針転換し、TPSゲームとして新たな境地を開いたところが大きいでしょう。
    確かに今までのバイオと違いすぎるため、バイオとは別ゲームと言われますが、
    逆に今までのシリーズからここまで方向転換して、更にそれが大成功になった例も少ないのでは?
    よって、4はシューティング、アクション要素がかなり強まり爽快感を重視する出来になっています。

    個人的にお使い要素を殆ど無くしたにも関わらずちゃんとギミックやアイテム集めは両立させているのは秀逸でした。
    進むべき場所も逐一マップで表示されるため、迷いにくいのも嬉しいです。

    戦闘もロックオン機能を無くして部位攻撃といった概念を導入し、TPSにふさわしい仕様になりました。リトライが楽なのも良かったです。
    また、PS2版は追加要素が更に増え、やり応えはたっぷりです。また、閉塞感はないものの村人に集団で襲われたりすると結構ドキドキもので、十分ホラーとしても楽しめます。

    4にして新たなゲーム性を開拓したのは偉大ではないでしょうか?唯一の難点としてはムービーアクションが突然来るので、コントローラを置いてゆっくり見てるとまず間に合わないことですw
    と言っても直前からリトライできますからそこまで不都合はないですが。後はシリーズとしてのシナリオは全く進まない形なので、そちらの進展を期待すると期待外れかも。

    といっても他が十分楽しめるので非常に長く遊べました。ホラーゲームとしても、TPSゲームとしても是非お勧めできる逸品です。

  • ★★★★★ 5.0

    新システム

    『2』で登場したレオンが再び登場。ラクーンシティの出来事から6年。
    今度はさらわれた大統領の娘のアシュリーを捜索するためにある国の村に向かうところから始まります。
    今回はシステムが変わり、プレイする前は不安でしたが思ったより違和感が少なかったです。
    視点なんですが、今作は今作の、前作までは前作までの良さがあるので、どちらが良いとは言えませんが個人的には今作の視点の方が操作しやすく緊迫感もあったので、こっちの方が好きでしょうか。
    ゾンビではなかったけれど敵はなかなかでした。チェーンソーを振り回しながら迫ってくる大男などもいて焦りました。
    ウェスカーやアンブレラも関係しており、このシリーズの話の根本は変わってなかったので良かったです。
    そして雰囲気も今までのシリーズどおり良かった。むしろ、視点が変わった分こちらの方がびっくりすることが多かったかも。
    本編とリンクしておりエイダ視点でプレイする「THE ANOTHER ORDER」も良かったですね。
    武器商人の存在や、二週目以降はデータを引き継いでスタート出来るのも良かった。
    前作までのノーセーブなどでクリアしての特典も悪くはないと思いますが、用事が出来たり、時間がなかったりすると厳しいので。
    とにかく話はシリーズを通してはまだ完結していません。次の5にも期待したいです。
    その時にウェスカーと決着が付くならば、クリスとクレアの兄妹はもちろん、
    今回のレオンやコード:ベロニカで可能性を残したスティーブなども登場させてほしいですね。

  • ★★★★★ 5.0

    世界観が秀逸

    従来のバイオハザードとは視点もシステムも全く違うし、そもそもゾンビは出てこない。基本的にはFPSやガンシューティングに近い作りになっており、個人的にはこれは大当たり。PSのバイオハザード1発売以来、サイレント・ヒルを始め似たようなシステムのホラーゲームが量産され、マンネリ化していた中でのこの変革は評価されていい部分だと思う。

    舞台もこれまでの化け物屋敷〜ちょっとしたサイバーパンク感が薄れ、中世ヨーロッパの雰囲気が残った廃村や城などで、世界観が一新。より映画らしい演出が味わえた。特に中盤の宗教教団施設でスペイン語でブツブツ文言を唱える邪教徒がだんだん近づいてくるさまはなかなかの恐怖。従来作の「いきなりドーン!」みたいな怖さはほとんどないが、代わりに沸々とした恐ろしさを味わえる。四方から向かってくる集団との闘いも新しい。

    また従来までの謎解き要素が少し減り、アクションゲーム感が強まった。最初はなかなかポインタの操作が難しいものの、慣れるとサクサク進むことができるし、視点も固定カメラでなくなったのでストレスなくプレイできる。難易度の設定もちょうど良い。

    ストーリーにボリュームがあり長く楽しむことができる上、いつものクリア特典も満載なので2周目、3周目も楽しむことが出来る。やはり集団をロケットランチャーで吹っ飛ばす気持ちよさは何ものにも変えがたい。シリーズファンとしては複雑なものがあるかもしれないが、一つのゲームの形としてかなり完成されていると感じた。

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最終更新日:2023年8月9日 PR