ゲーム概要

任天堂より2011年1月27日にWii用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。任天堂とミストウォーカーのタッグで贈る、新感覚のファンタジーRPGとなる。リアルタイムで展開する戦闘では、敵を引き付ける「ギャザリング」などで戦略的な戦いを実現している。オンラインで対戦・協力プレイも可能となる。任務で訪れた洞窟で謎の力を手に入れた主人公エルザ。騎士に憧れ、戦い続ける傭兵たちの物語が幕を開ける。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年2月19日

    騎士に憧れ、戦い続ける傭兵たちの物語

    『ラストストーリー』は、任天堂とミストウォーカーがタッグで贈る、剣と魔法を使うファンタジーRPGです。
    戦闘はリアルタイムで進行し、プレイヤーは主人公のエルザを操作します。
    戦場を自由に移動しながら、エルザに宿る特殊な力を使い、仲間たちをサポートしながら、戦闘を有利に進めていきます。戦場の地形を活用した戦略、戦術なども重要となっています。さらにオンラインでの対戦・協力も可能となっています。

    【ストーリー】
    騎士に憧れ、戦い続ける傭兵たちの物語。
    エルザは任務の遂行中に謎めいた力を手に入れる…。

  • ★★★★★ 5.0

    クリアした感想

    始めた頃は、 今までにない戦闘の仕方なので「どうすればいいんだろ…?」って戸惑いばかりでした。
    たぶん、ここでやめてしまった方も中にはいると思います。
    でも何時間かやり、リズムよくストーリーが進み始めた頃には「仲間と戦ってる」感が、すごく味わえて…!
    仲間の会話もリアルで面白い!
    王道ストーリーですが、 あまり王道をやってこなかった私としては期待通りでした。
    ただ一つ残念だったのは、 やっぱり仲間関連のイベントが少ないこと……かな。
    これから買いたいと思っている人。
    まずは公式のムービーを一度見てください。
    このゲームは、良くも悪くもムービー通りのゲームです。
    というより、ムービーの内容にこのゲームの楽しさほとんどが出ています。
    ムービー以上を望む方やストーリーを長くやりたい方は、ちょっと期待はずれと思ってしまう方もいるかもしれません。
    でも、逆に「これはほしい!」って思った方には、ぜひ買うことをおすすめします。
    きっと楽しめるはず…!
    私はまだまだ二週目も続けてやりそうです(・ω・*)
    P.S.参考までですが、これまでやったゲームは FFのcrisis core、キンハなどです。

  • ★★★★★ 5.0

    期待を裏切らないゲームです

    (まだクリアしていない方は少しだけネタバレを含みますので、読みたくない人はクリア後に読んでください。)

    30時間弱でクリアしました。サブクエストも結構やりましたが、ラスボスを倒した後のクエストは一部やっていません。
    ラスボスを倒した後はお城やら町を歩き回りましょう。いろんなサブクエストがあって結構やり込めます。
    エピローグにそこまで気合いを入れるかというくらい、伏線回収とかもされてました。
    ただ、酒場に行ってしまうと一気にエンディングまっしぐらで2週目に突入するしかなくなるので注意です。
    酒場に行く前にセーブしておきたいところですが、2週目にいろいろ持ち越せるようなので「酒場に行く前にセーブ=>とりあえずエンディングみる=>セーブしたところからやり直してサブクエストをする=>気が済んだら2週目」というのがよいかと。
    少なくともちゃんとした(?)結婚式のシーンをみてからエンディングを迎えた方がすっきりするでしょう。

    ストーリーは主人公がいろいろな経験をして大人になっていくという王道でしたが、最後までやると深みのある話だったことが分かります。変な用語も出てこないし、「わかりやすさ」に気を配られており、正直子供にやらせても全く問題のない、少年向けの小説のようなストーリーだと感じました。少しネタバレになってしまうかもしれませんが、誰も本当に悪意を持って動いているキャラがいなかった(むしろみんなよかれと思って動いていた)というストーリーにとても好感が持てました。

    全体的な操作はスムーズです。
    ヌンチャクで操作していますが、ちょくちょく入るチュートリアルで戦闘の操作もだいたい慣れました。
    戦闘のカメラワークについては、ちゃんとBボタンとZボタンを使えば問題ないと思うのですが。。。
    モンハンみたいなものだと思えばよいかと。

    グラフィックはたしかにちょっとぎざぎざが気になるときもありますが、ムービーシーンではまず気になりません。
    46型のプラズマテレビでやっていますが、正直テレビの高解像度化エンジンがあるので十分きれいだと思います。

    どうしてもFFと比較してしまいますが、
    戦闘のたびに装備を見直すということをしなくてもいいのはスピーディーでいいですが、マテリアとかこちょこちょやるのが好きだったので、物足りないところはあります。
    たぶん、アクションがメインになっているので、戦略で頭を使ってということなのでしょう。
    終盤になってくるとごり押しだけでは勝てないので、何度も負けてはやり直してました。

    少し気になったのは私のWiiが古いせいなのか、結構読み込みがうるさいこと。
    スムーズにシーンを切り替えるためか、がんがん読み込みを行っているようで、ラックに入れて扉を閉めていないとWiiがギコギコうるさいです。
    これについては専用のレンズクリーナーを使ったところ、一気にマシになりました。
    Wiiは発売日に購入して普通に使っていたつもりでしたが、結構ほこりが取れたのでびっくりでした。。。

    全体的な印象として「任天堂のわかりやすさ(ストーリー/操作)」とFFのファンタジーを融合させるとこういう形になるのかなと思いました。
    おそらくコアなゲーマーの人の評判は様々でしょうが、最近RPGやってないけど昔はドラクエやFFやってたな〜って人には取っつきやすいRPGだとおもいます。宝探しのようなサブクエスト探しもおもしろいのでオススメです。

  • ★★★★★ 5.0

    特典よかったです。

    特典のサントラもビジュアルブックとやらも丁寧に作られていて豪華です。永久保存ですねw傷をつけたくないw

    肝心のゲーム内容ですが、
    映像→とても綺麗で驚きました。wii舐めてたwすいませんw

    イベント→ネタばれになると迷惑をおかけするのでただの感想ですが、おもしろいイベントが多いですw色んな選択肢を試したくなります。

    BGM→さすが植松さんです。印象に残るものが多いです。仕事中にずっとカナンの鼻歌が頭の中に流れてくるw自分のお気に入りはオープニングかな。後バトル中の爽快なSEも気持ちいいです。サントラ購入予定してます。

    キャラ→傭兵団全員好きすぎます。みんな愛せるキャラ。デザインも私のツボです。藤坂さんには今後も注目するでしょう。Vジャンプ特別編集の本買っちまったわw敵もいいキャラしてるやつが多くて好きです。取りあえずみんな好きですwキャラの個性もはっきりしてるから会話おもしろいw後着せ替え楽しい。

    バトル→なかなか手こずってますw自分が単にヘタクソなのと久しぶりのゲームだからかもしれませんがwテンポいいです。爽快ですw戦術が豊富です。何が正解かわからないwニコニコ動画で実況縛りする方にはもってこいかもしれませんwっつーかいろんな人に実況してほしいなw戦い方見たいw

    演出→確かに古いなwって思うとこがありますが、またそれがなんか可愛らしくて温かいですw癒されましたw何回も見たいイベントシーンもありました。誰かアップしてくれんかなー・・iphoneに入れたいwシリアスなのにいきなりネタになったりしたときがあって笑えたw

    ラストストーリーのファンになってしまいましたw遊び心も満載でした。
    まだ初めてから数時間の意見です。クリアしたらまた編集し直しに来ますが、おそらく5星は変わらないと思います。ちなみに私の好きなゲームはラストストーリーの他にゼルダの時のオカリナです。←参考に書きましたw

  • ★★★★★ 5.0

    坂口氏による新たなるアプローチ

    このゲームをクリアして4日が過ぎた今日この頃、このゲームを買った多くのユーザーが既にこのゲームをクリアしていると思われる。当方は「ゼノブレイド」をプレイ時間がカンストするほどやり込んだヘビーユーザーだが、今回wiiの期待作として発売された「ラストストーリー」について思うことを述べたいと思う。

    まず私が初めに言いたいことは、(''地形を活かし戦況把握を要する、アクションRPGとシュミレーションゲームを合わせたような'')戦闘システムでも、(''イベント・ムービー時の自由なカメラワークと便利な早送り機能'')でもなく、(''王道すぎる物語・演出と耳を覆いたくなるほどバカップルぶりを見せる登場人物'')でもない。私が言いたいことは、(''やり込んでも30時間程で終わるゲームボリューム'')である。・・おかしい、何故多くの新しい要素を加えておきながら30時間程で物語が完結するのか?不慣れだった戦闘システムがほど良く慣れてきた頃に終わってしまうのは実に歯痒かった。ましてや坂口氏自身が集大成と自負しているにも関わらずである。きっと今作を期待した多くのユーザーが落胆したであろう。私もその一人である。「これが坂口氏がやりたかったこと?」 「確かにオンラインモードがあるけどさぁ」

    しかし、そんな考えは一蹴した。私は(''このゲームは2週目からが面白い'')と思うのだ。なぜなら、(''今作のシステムを全て味わえる'')からだ。例を挙げるなら、(''多くの場面選択において1週目とは別の選択肢'')選んでみたり、「1週目では多様するわけないじゃん」と思われる(''早送り機能'')、イベント・ムービーに反映される(''自由な装飾の変更'')や、戦闘中に(''むやみやたらに、バナナを打ち込んでみたり'')など、1週目ではきっとやらないことを自在に行えるからだ。 「つまりおふざけ」

    そしてこれから遊ぶ方へ、(''1週目はドップリと物語・町の喧騒を味わって、存分に世界観に浸って欲しい'')、いくら王道と言えど一慨に勧善懲悪ではなく、短いプレイ時間で二転三転し、なおかつ破綻しない物語は見事の一言。演出面も良い感じに「間」があり、時には笑わせてくれたり、プレイヤーを熱い気持ちにさせてくれる。そして(''2週目からは慣れてきたシステムでおもいっきり遊んで欲しい'')、装飾機能でムービー中、登場人物を可笑しな格好にするのも有り、道行く人にバナナを打つのも有り、自由にやっちゃいましょう。「オンラインモードもあるしね。」

    最後に、坂口氏が何故大ボリュームが当然の時代、たかだか数十時間で終わるゲームを作ったのか、それはきっと(''ユーザーに対する、自由に遊ぶことへのアプローチ'')だと思う。ボリュームが有ることは悪いことではない、しかしそれはあくまで制作者サイドが用意した「お持て成し」であって、ユーザー自らが能動的に遊ぶ訳ではない。これで何故坂口氏がPS3やXBOX360ではなくwiiをアプローチの場としたのか、理解していただけるだろう。これが坂口氏がやろうとした「新しい形のRPG」なのだ。
    けれど、悲しいかな他のレビューを見るとなかなか理解されていないようである。

    それでも私は、今作はライトユーザー・ヘビーユーザーの両者を(''遊び方一つ変える'')だけで、別の面白さを味あわせようとした素晴らしいゲームだと思うのだ。

  • ★★★★★ 5.0

    RPGの世界観

    私は発売以前よりこの作品に注目していました。FFシリーズの生みの親である坂口氏(ディレクター)&植松氏(サウンドコンポーザー)のコンビによる作品であることは勿論ですが、雑誌などの記事から感じられるゲームの雰囲気に、良作であると予感させる不思議なオーラのようなものを感じていたのです。
     
    そして、肝心の作品自体についてですが……大満足です!!
    私はHD対応のゲーム機は所有しておりませんので、グラフィックについて幾ら綺麗だと力説したところで説得力に欠けるのですが、本当に丁寧に描かれています。往年の名作RPGは中世ヨーロッパ辺りをドット画で表現した作品が中心です。そして、この作品は、かつて私のようなプレイヤーが(ドット画から)想像を膨らませていた世界観を忠実に3D化しているのです。この為、ルリの街を散策していると、まるで自分がRPGの世界の中にいるかのような感覚を味わうことが出来ます。"往年のRPGの世界"という言葉でピンと来ない方は、"ディズニーシー"や"パイレーツ・オブ・カリビアン"の世界を思い浮かべて頂ければ良いでしょう。
    ストーリーやキャラクターは基本的に"王道RPG"に分類されるものです。この王道感のお陰で安心して作品の世界観を堪能出来ます。昨今のRPGで時々見られるご都合主義的に物語の矛盾を無理矢理解消するようなこともありません。全編を通して安定感のあるドラマ展開が楽しめます。
    そして、お楽しみ(やり込み)要素も充実しています。私は"着せ替え"にハマッてしまい、プレイ時間を無駄に増やしてしまうこともしばしば。主人公(エルザ)とユーリスを格好良く、カナンとマナミアを美しくする為に頑張って試行錯誤するのですが、これがイベントや戦闘時の外見に反映される為、大変楽しく充実感があります。他にも"わらしべイベント"や商材による金儲けなど、やり込み要素なのにやろうと思えば自然に出来る(やらされている感覚がしない)ものなので、苦になりません。勿論、ストーリーだけを追いかけて2周目で街の生活を堪能するのもアリです。
    音楽は申し分ないです。サントラ発売日が待ち遠しいです。
    チュートリアルが親切なので、攻略本やwiki無しでもプレイ出来るでしょう。私は攻略本が好きな方ですが、この作品に関しては自力でプレイした方が冒険している感覚に浸れて良いのではないかと思います。
     
    良作RPGを求めている人には是非プレイして頂きたい作品です。まだ1月ですが、この先11ヶ月を見越しても、wiiのRPGとしては"best of 2011"ではないかと思います。ベタ褒めですが、それ程素晴らしい作品でした。

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最終更新日:2023年2月19日 PR