ゲーム概要
任天堂より2011年10月27日にWii用ソフトとして発売されたアクションゲーム。『星のカービィ』のWii版となる。基本的には十字ボタンと「1」「2」ボタンだけで簡単に操作となる。敵やブロックを吸い込み、吐き出し、敵の能力をコピーして攻撃して進めていく。Wiiリモコンを振りながら吸い込む「がんばりすいこみ」で大きなものを吸い込み、強力な星を吐き出せる。また最大4人のマルチプレイが可能となっている。
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2023年2月19日
星のカービィ Wii
『星のカービィ Wii』は、据置ハード向けとしては11年ぶりの「星のカービィ」シリーズ作品となります。
すって、はいて、敵の能力をコピーする、能力をうまく使い分けることがクリアへの近道となります。
今までのシリーズにはなかった新しいコピー能力も用意されており、フィールド内の敵やブロックをすい込んで、はき出して攻撃!十字ボタンと(1)(2)ボタンだけで簡単に操作可能となっています。また、Wiiリモコンを振りながら、すいこむ「がんばりすいこみ」で通常よりも大きなものをすい込み、より強力な星をはき出すこともできるようになっています。さらに、最大4人のマルチプレイは出入り自由となります。好きなとき、好きな人数で、みんな気軽に楽しむことができます。 -
★★★★★ 5.0
原点回帰
カービィシリーズはいろいろとやりましたけど、テクニック性の夢の泉やパズル性のSDXやUSDXが久々に帰ってきた感があります。
一度アイテムを取り逃がしても、「あれ?もしかして…」と、戻ってみるとやっぱり、ってな感じで意地悪な難しさではなく、しかし、カラクリを推理していく上で能力を勉強できるパズル的な要素は、カービィの原点に還った感じがあります。
また、スーパーコピー能力で敵やブロックを一掃できるのは単純ながらも面白く、それで倒すボスもあります。
ラスボスに関してはマルスと被るかなって感じですが、多分これはわざと「ああ、やっぱりね」と思わせるファンサービスだったのかなって思います。
また、今作ではカービィの声以外キャラボイスはなく、(しかもキャスト表記ではなく、ボイス・大本眞基子として表記)また、マホロア以外にセリフもないため、カービィもアニメ同様言葉を発しませんが、かえってプレイヤーにセリフを読ませたり、セリフのないシーンを動きだけで表現した方が童話的な世界観が引き立って良かったです。
しかし、Fの音を奏でる大本さんの声が某推理ゲームの影響で怖いイメージが着いてしまいましたけど、でもやはりカービィ可愛いですね。
(向こうでは「美声」というスキルを持っていましたが、逆にカービィは音痴という設定だから、面白いですね) -
★★★★★ 5.0
王道のおもしろさ
最初のステージをクリアした段階では、簡単だな…という感想。
ちょっと先行きを心配させる出だしだったが、最初の方から新コピー能力、スーパーコピー能力が出てきて手さぐりしながら進めたのは、初めてプレイしたときのワクワクが損なわれず良かった。
それと、GBAの夢の泉デラックスを彷彿とさせるようなステージに入る前の扉。
懐かしくてそれだけで次に進むのが楽しくなった。
また、その扉はその部屋(?)にあるスフィアを全て集めると色が変わる仕様で一つでも色が変わっていようなんざ、もやもやしてしょうがない!(笑)
集めること自体はそこまで難しくはないがいつもコースに緊張感を持てる。
どこにあるのか、逃してないか、ドキドキしながら楽しめる。
スフィアの場所やなぞ解きは、やっぱりここか!と思うところが多数。
カービィならではと思った。そして、一回で全部集められないとすごく悔しい。
Wiiリモコンを振るという動作があるが、あれは決して邪魔でなく、場所によっては、すごくいい演出だった。
そして、スーパーコピー能力の爽快、楽しさ。
画面いっぱいに広がる豪快さ。見た目のおもしろさ。
ステージごとにスーパーコピー能力が楽しみになる。
一部のボスに使えるという演出がこれまたいい。スーパーコピー能力を堪能できた。
これで終わり…と思うことなく、どんどん出てくる難しさ。
ストーリーを楽しむのはそんなに難しくないだろうが、星のカービィWiiを全部楽しむにはそれなりの努力が必要となる。えぇー!?と何回言っただろう。いい悲鳴を沢山あげた。
特に退屈なことはなく、さくさく進めたし、強い相手にはコツをつかめば何とかいける!
と思えるところがあったので勝つまでずっと挑戦できた。
コピー能力を駆使してクリアするチャレンジステージも金を取るまで必死に奮闘。
金が取れると達成感がどっとくる。この達成感は爽快。
何といっても、カービィの一つ一つの仕草はかわいかった。 -
★★★★★ 5.0
星のカービィのお手本と言える作品
据え置き型ハードでは星のカービィ64から約10年ぶりである、「ハル研製星のカービィ」の新作です。
今作は「夢の泉の物語」、「スーパーデラックス」をいいとこ取りした内容になっていて、星のカービィのお手本と言える作品です。
他の人が上げていない点や気になった点を…
◆操作性
操作しているだけで楽しいです。コケるモーションもちゃんとあります。
今回「リモコンを降る」が追加されています。が、レバガチャでも大体代用できるので(「スーパー能力」は無理なのもありますが…)
「リモコンを降る動作はちょっと…」という方の考慮もされていて好印象です。
◆コピー
SDX仕様です。SDXの爽快な効果音もあり!
今回導入された「スーパー能力」は使用しているとき、画面が止まりますが、テンポを崩さない程度になっています。
◆ステージ
カービィシリーズで使われていたギミックやマップ、隠しドア等を再現している所がありファンは思わずニヤニヤしてしまうと思います。
個人的には「夢の泉の物語」を特に意識しているように感じました。
また、寄り道用のドアは星の色が違うなど、親切な作りになっています。
各ステージクリアごとのカービィダンスが復活してとても嬉しい!
テンポもいいです。
1ステージが長めだとテンポが悪くなりがちですが、中ボスや無敵キャンディ、スーパー能力エリアなどのギミックが多数で全然飽きません。上手く作られています。
◆音楽
音楽は長年カービィシリーズに関わっている安藤浩和氏と石川淳氏です。
カービィらしい音楽でゲームを盛り上げてくれます。
◆不満点
・各レベル開始時のショートコントがない
・ガードがトリガーボタンでなく、Aボタンなので押しづらい
セリフは最低限、ボイスはカービィのみと非情にシンプルです。そのおかげで純粋な「アクションゲーム」を楽しめます。
テンポ、操作性も良く、ゲームが苦手な人にも考慮されたステージ、ゲームバランスなど、カービィらしさが沢山詰まっていて、長年待っていたファンとして大満足の内容でした。
鏡の大迷宮以降の新作のカービィは、どうもカービィらしくない…と思った方も満足してプレイ出来ると思います。 -
★★★★★ 5.0
子ども向きと言わせるのはもったいない!
私は、小学生の低学年に「夢の泉」、高学年に「スパデラ」を夢中にプレイした世代です。
どうせ子ども向きでプレイしても簡単にクリアできちゃうんでしょ?、と思いつつもちゃっかり購入。
そして、見事に裏切られました。
まず、雰囲気がいい!
カービィの世界観が損なわれないまま、シリーズの良さが今作には溢れ出ています。
ステージ、背景、敵キャラ、そしてなんといってもBGM。BGMがいい、、、!
新曲から過去作のアレンジまで、まさにやられた感じがハンパないです。
「鏡の迷宮」以来カービィのゲームからは離れていましたが、今作のプレイで懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
アクションですが、明らかに「スパデラ」を意識した操作性です。
今作がマルチプレイを売りにしていることから、ヘルパーシステムに定評があるスパデラをもとにしたのだと思われます。
今作にヘルパーシステムは無いものの、4人でのマルチプレイ、デデデ、ワドルディ、メタナイトが操作できるのは据置機で発売されたシリーズには無かったことなので、家族や友達など大人数でプレイされる方は盛り上がること間違いないでしょう。
もちろんひとりでプレイしても充分楽しめる内容になっているのでご安心を。
ひとりプレイではカービィの王道アクションゲーム、大人数ではよくできたパーティゲームに仕上がっているので、ニーズとしては広い層のユーザーに受け入れられるゲームだと思います。
ちなみに、今作に登場するコピー能力ですが、主に劣化要素がありません。むしろ強化されています。
能力の数もたくさんあるので、自分のお気に入りの能力を見つけて極められたら楽しさもひとしおです。
新しく追加された能力もあるのですが、過去作でお気に入りだった能力がなくなっていたりもするので、そこが少し残念です。。。
難易度ですが、なかなかのバランスです。
序盤の方は「ヌルゲーかな?」と思っていましたが、ステージが進むにつれ大ダメージや即死の仕掛けも多くなりそれなりの歯ごたえのあるゲーム内容です。
スフィアの収集要素も相まって、子ども向きと思わせるゲームのわりには、ゲームになれた方にも楽しめるやり込み要素があることは評価できますね。
あと、ボスが強い!
強いと言っても理不尽な強さではなく、それなりの攻略を見つけ出さないと長期戦になってしまいます。
その間にボスからチクチク攻撃を受けて、中盤からのボスでは必ず一死はしていました。
数をこなしてボスの隙をみつけるなり、相性の良い能力でやっつけちゃいましょう!
全体の評価として
子ども向けのゲームなんでしょ?、と言いながらも購入した今作ですが、内容としてはもちろん子ども向きです。
しかし、このゲームを子どもだけが楽しむのはもったいない!
大人が楽しむにも充分なやり込み要素と、クリア後のお楽しみ。。。じっくりプレイして損はありませんよ。
特に、カービィシリーズファンには是非プレイしていただきたいです。
じっくり遊ぶのにも向いていますが、このゲームの真価はマルチプレイにあります。
お子様がいる家庭では盛り上がること間違い無し!友達とプレイする機会がある方にもおすすめです。
アクションが得意なひとでも苦手なひとでも、カービィを知っているひとでも知らないひとでも誰でも楽しめるゲームなので、カービィのほんわかとした世界観についついWiiリモコンを握りっぱなしの生活になることをお約束します。 -
★★★★★ 5.0
カービィシリーズの傑作!!
2020年現在での最新作スターアライズをプレイして、そしてカービィ主要シリーズの「初代」「夢の泉の物語」「2」「SDX」「3」「64」「鏡の大迷宮」「ドロッチェ団」「USDX」「トリプルデラックス」「ロボボプラネット」をプレイした後にWiiをプレイしました。
「ステージ」「ボス」の難易度は絶妙といってもいいです。
なによりもBGMが良くて、サントラを買ってしまったほどです。
コントローラはプロコンが使えないため、Wiiリモコンでまともにプレイできるか不安でしたが、何とか全部クリアすることができました。Wiiリモコンではガードがしにくいため、ガードはほぼ使用せずに頑張りました。
間違いなくお勧めできます。
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最終更新日:2023年3月27日 PR