月の光 沈める鐘の殺人
(スーパーベストコレクション)

Tsuki no Hikari - Shizumeru Kane no Satsujin - Super Best Collection
★★★★★3.8(4件)
機種
プレイステーション2 (PS2)
ジャンル
アドベンチャー (ADV)
発売日
2005年3月24日
メーカー
マーベラス
定価
1,800

ゲーム概要

マーベラスより2005年3月24日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。小説家の赤川次郎が原作・監修のミステリーサウンドノベル。主人公は新任教師として山奥の鐘園学院へと迎えられ、様々な謎と殺人事件に立ち向かう。全3話を通して事件の謎を追い、プレイヤーの選択で物語は変化していく。生徒間で噂の学院七不思議の情報を集める等サイドストーリーも盛り込まれている。※廉価版の後期版

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2024年9月4日

    月の光 沈める鐘の殺人(スーパーベストコレクション)

    『月の光 沈める鐘の殺人(スーパーベストコレクション)』は、赤川次郎氏の小説をベースにしたサウンドノベルシリーズの3作目で、プレイヤーは森の中にたたずむ女子高「鐘園学園」で発生する数々の怪事件を解き明かすことが目的です。赤川氏自らが監修を担当していることもあり、独特のミステリアスかつホラータッチなストーリーが忠実に再現されています。全3シナリオで構成されており、プレイヤーを引き込む展開が続きます。

    このゲームの大きな特徴は、ただ物語を進めるだけでは真相にたどり着けない複雑な構成にあります。続編シナリオシステムによって、プレイヤーが一つの事件を解決するごとに新たな事件や謎が登場するほか、過去にクリアしたシナリオ中にも新たな事件が発生します。これにより、物語の中で多くの事件や謎が複雑に絡み合い、最終的に真実に迫るための多彩な展開が楽しめます。プレイヤーは、赤川次郎氏ならではの深みある世界観をじっくりと体験することができます。

    さらに、本作には「学院七不思議」というサイドシナリオも収録されています。このサイドシナリオでは、本編中に気になる場面で「ミステリーボタン」を押すことで進行し、実際にその不思議(恐怖)を体験することができます。これらの不思議をすべて集めると、さらなる展開が待っているため、プレイヤーの好奇心を刺激します。また、エンディングも3話のメインシナリオにそれぞれ複数存在し、隠しシナリオも多数用意されているため、非常に満足度の高いボリュームとなっています。

    このゲームは、赤川次郎氏の世界観を楽しみながら、複数の事件や謎を解き明かしていくスリリングな体験を提供してくれます。複雑なシナリオと多彩なエンディングが、プレイヤーに何度も遊びたくなる魅力を感じさせる作品です。ミステリーやホラーが好きな方には、ぜひ一度プレイしていただきたいゲームです。
    また、本作は先にプレイステーション2で発売された『月の光 沈める鐘の殺人』の廉価版となります。

  • ★★★★ 4.0

    いざ、赤川ワールドへ

    『魔女たちの眠り』『夜想曲』に続く、赤川次郎氏原作のサウンドノベル第3弾!
    今作はタイトルにもなっている、ドビュッシーのピアノ曲『月の光』の静かな旋律から始まります。

    ライトなノリでありながら幻想的で、ほんの少しドキドキするようなスリルも味わえるシナリオは、
    赤川作品が好きな人なら存分に楽しめると思います。

    映像はリアルなようでよく見たら粗くもあり……という程度ですが、
    それが却って絵本の中に入り込んだような気分になれます。
    うるさ過ぎないBGMも臨場感たっぷりです。

    システム的にはセーブするタイミングに迷い、「しおり」が8箇所しか保存できないのが難点。
    『かまいたちの夜』シリーズのようなフローチャートはなく、途中から始める事もできないので、
    繰り返し最初から始めては試行錯誤しながら選択肢を選んでいくしかありません。
    既読の文章の読み飛ばしはけっこう速いので、何度も同じ文章を読むというストレスはありませんが、
    エンディングをコンプリートしようとすると、どうしても「作業」のようになってしまいます。
    「七不思議」のパートはヒントが少なく、攻略サイトさんのお世話になりました。
    その点を差し引いて全体的な評価は星4つとさせてもらいました。

    しかし、サウンドノベルが好きなら「買い」でしょう。

  • ★★★★ 4.0

    オススメです

    赤川次郎さんのシリーズ第3弾の作品です。私は夜想曲の頃からプレイしていていましたが、今回は学園物だという事で購入を見送っていました。
    しかし夜想曲や赤川次郎ファンであれば問題無く楽しめる作品になっています。登場人物の複雑な感情が切ない様な世界に引き込んでくれます。
    星4つの理由は少しボリュームが少ないと感じたからです。
    見かけたらプレイしてみて下さい。

  • ★★★ ★★ 3.0

    サウンドノベルはいいですね

    シナリオの完成度は文句なしです。学校七不思議などのおまけ要素もありますし値段以上のものは楽しめます。
    しかし、怖くはありませんね。そのおかげか多少緊張感は薄れてしまうかもしれません。
    一番の悩みどころを言わせてもらえば選択肢が出てきたときにセーブができないことです。これは痛い。このおかげでスムーズにゲームが進行できませんでした。

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最終更新日:2024年9月4日 PR