ゲーム概要
ビクターより2002年5月23日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。小説家の赤川次郎が原作・監修のミステリーサウンドノベル。主人公は新任教師として山奥の「鐘園学院」へと迎えられ、様々な謎と、殺人事件に立ち向かう。全3話を通して事件の謎を追い、プレイヤーの選択で物語は変化していく。生徒間で噂の「学院七不思議」の情報を集めるなどサイドストーリーも盛り込まれている。
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2024年9月4日
月の光 沈める鐘の殺人
『月の光 沈める鐘の殺人』は、赤川次郎氏の小説をベースにしたサウンドノベルシリーズの3作目で、プレイヤーは森の中にたたずむ女子高「鐘園学園」で発生する数々の怪事件を解き明かすことが目的です。赤川氏自らが監修を担当していることもあり、独特のミステリアスかつホラータッチなストーリーが忠実に再現されています。全3シナリオで構成されており、プレイヤーを引き込む展開が続きます。
このゲームの大きな特徴は、ただ物語を進めるだけでは真相にたどり着けない複雑な構成にあります。続編シナリオシステムによって、プレイヤーが一つの事件を解決するごとに新たな事件や謎が登場するほか、過去にクリアしたシナリオ中にも新たな事件が発生します。これにより、物語の中で多くの事件や謎が複雑に絡み合い、最終的に真実に迫るための多彩な展開が楽しめます。プレイヤーは、赤川次郎氏ならではの深みある世界観をじっくりと体験することができます。
さらに、本作には「学院七不思議」というサイドシナリオも収録されています。このサイドシナリオでは、本編中に気になる場面で「ミステリーボタン」を押すことで進行し、実際にその不思議(恐怖)を体験することができます。これらの不思議をすべて集めると、さらなる展開が待っているため、プレイヤーの好奇心を刺激します。また、エンディングも3話のメインシナリオにそれぞれ複数存在し、隠しシナリオも多数用意されているため、非常に満足度の高いボリュームとなっています。
このゲームは、赤川次郎氏の世界観を楽しみながら、複数の事件や謎を解き明かしていくスリリングな体験を提供してくれます。複雑なシナリオと多彩なエンディングが、プレイヤーに何度も遊びたくなる魅力を感じさせる作品です。ミステリーやホラーが好きな方には、ぜひ一度プレイしていただきたいゲームです。 -
ジーティン
★★★★★ 5.0
投稿日:2024年9月4日
赤川次郎原作・監修の人気ミステリーサウンドノベル第3弾
本作は、赤川次郎原作・監修のミステリーサウンドノベルシリーズの第3弾である。今作は、赤川次郎の得意とする学園ミステリーを中心に展開し、プレイヤーは森の中にある学園で発生する数々の事件を解き明かしていくことになる。物語は全3話で構成されており、第1話を解決すると第2話、第3話へと進む形式を取っている。その過程で一見バラバラに見える事件が、学園の深い秘密へとつながるストーリーが展開される。
このゲームの特徴は、その豊富なシナリオ量とマルチエンディングのシステムにある。プレイヤーの選択次第で結末が変わるため、繰り返しプレイすることで異なる物語の展開を楽しむことができる。さらに、物語中に隠された「学園七不思議」を探し出す新たな要素も追加されている。この機能により、登場人物の会話や行動に細かく注意を払う必要があり、物語の奥深さが増している。
また、今作の話題の一つとして、アイドル・酒井彩名が主題曲「月の光」をピアノで演奏している点が挙げられる。これはゲームの雰囲気を一層引き立て、プレイヤーに独特の感情移入を促す要素となっている。
本作は、学園を舞台にしたミステリーを楽しむための豊かな要素が揃った作品である。シナリオの量とマルチエンディング、そしてサイドストーリーの「学園七不思議」が、プレイヤーに新しい発見と驚きを提供している。学園ミステリーが好きな人、深い物語に引き込まれたい人にぜひプレイを勧めたい一作である。 -
アマチャ
★★★★★ 5.0
投稿日:2024年9月4日
小説家の赤川次郎が原作・監修のミステリーサウンドノベル
このゲームは、小説家の赤川次郎が原作・監修を務めるミステリーサウンドノベルで、物語の深みと緊張感が絶妙に融合した作品です。ゲームを始めると、プレイヤーは新任教師として山奥の「鐘園学院」に赴任し、次々と起こる謎めいた事件や殺人に立ち向かうことになります。ストーリーは全3話で構成されており、それぞれのエピソードを通して徐々に学院の闇が明らかになっていくため、プレイするたびに新しい驚きや発見があります。
このゲームの魅力の一つは、プレイヤーの選択によって物語が多岐に変化する点です。選択肢を通じてキャラクターとの関係性が変わり、異なる結末にたどり着くため、何度もプレイすることで新しい展開を楽しむことができます。また、メインのストーリーだけでなく、「学院七不思議」というサイドストーリーが存在し、プレイヤーは生徒たちの噂を集めながら、謎解きの手がかりを得ることができます。このサイドストーリーの要素が、物語にさらなる深みを与え、プレイ中に一層の没入感を感じさせます。
プレイしていて常に次の展開が気になる緊張感と、選択によって物語が変化する自由度の高さが印象的でした。赤川次郎氏らしいシナリオの細やかな緻密さが光り、プレイヤーを飽きさせない工夫が随所に施されています。このゲームは、サスペンスとミステリーが好きな方にとっては、ぜひ遊んでみる価値があるゲームだと思います。プレイを進めるごとに、より深く作品の魅力に引き込まれていく、そんなゲームでした。 -
★★★★★ 5.0
美しい画像
まるで映画のように美しかった。
ミステリーは夜やるのがおすすめ。
切なかったり、ゾッとしたり、落胆したり、
謎のままだったり...とにかくエンディングは多彩。
納得いかない結末も多いので、必ずリベンジしたくなって、
繰り返しやることになる。
すべてのシナリオをクリアしたい初心者は、少々面倒でも
選択肢をメモしていった方が良い。
同じような結末かと思われる選択でも、
どこかで一つ異なっただけで、終わり方が変わる。
七不思議の見つけ方はカンタン。
クリアすれば隠しシナリオもどんどん出てくるので、
最後まで楽しみながらがんばりましょう。
...個人的には、七不思議よりも高田事務長が
カッ!と目を見開くシーンが怖かった。
何度やってもあれだけは慣れない。
あとは、主人公の性別ごとのシナリオが
別々の展開になれば、より楽しめたと思う。
まぁ制作側は悲鳴をあげそうですが。 -
★★★ ★★ 3.0
画像はキレイですが・・・。
前シリーズまでを踏襲して、本棚システム(シナリオを最後まで読み終わると本にタイトルが付き、本棚に収容される)を採用。前シリーズまでのユーザーには親しみやすいつくりになっていると思います。また、そんなに難易度も高くないと思うので、初心者にも向いてるのではないかと思います。しかし、PS2でタイトルを発表したのは映像だけ?と少し残念で、ヤリコミ派の私個人としては、シナリオの分量・難易度に不満が残りました。サクサクと進むので、私はすべてのシナリオを10数時間でクリアしてエンディングを見ることができました。1日1時間しかプレイできなくても約2週間〜3週間で終わるのではないかと思います。
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★★★ ★★ 3.0
赤川次郎原作
このゲームの良いところは赤川次郎原作としか言い様がありません。
シナリオは確かに面白いのですが、ゲームとしてみるとインパクトに欠けます。
本格推理モノともホラーとも言いがたいもので、ボリュームもありません。
おまけで追加される学園七不思議も 学校の怪談的なネタをちょっと挟んでいる程度で
物足りなさが残ります。
赤川次郎の爽やかな空気の文章、ミステリーなど深みがあり
小説としては惹き付け読ませますが、
やはりかまいたりシリーズと比べるとゲームとしての魅力は見劣りするのは確かです。
最後に犯人を見つけるのに、何となくしらみつぶしで選択肢を選んで証拠を見つけてクリアーするという流れが面白みに欠けると思います。 -
★★★★ ★ 4.0
グラフィックがナイス!!!
とても怖い!さすがPS2のグラフィックと、それを駆使した恐怖の演出。何かが起こりそうなドキドキ感がたまらない。「速読ボタン」や「高速スキップボタン」もあり、プレイヤーを思いやった操作性もよし。あの名作「かまいたちの夜」に負けず劣らずのストーリー展開。サウンドノベルファンの人も、そうでない人も、ぜひやってもらいたいゲームだと思う。
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★★ ★★★ 2.0
赤川次郎ファン向け
まず言いたいのがシステムの悪さ。
既読スキップなし、選択肢でセーブできない、セーブ数八って、かなりきついですよ。ただシナリオを進めて完エンド目指すならこれで十分かもしれませんが、全エンド、全キャラ、七不思議の完全収集を目指すなら、まったくもって足りないです。
次に、画像に関してですが、ムービーと背景は綺麗です。当時の先端技術を取り込んでいて、ゲームでいうなら高レベルの内に入るんじゃないでしょうか。ですが、キャラの絵が……。平べったいというか、素人っぽいというか。多分、『かまいたちの夜』みたいな立ち絵にしつつ、差別化を図ろうとしたんでしょうが、それが見事に裏目に出てます。
音楽に関しては、文句は言いません。雰囲気に調度あっているという感じがします。
最後にシナリオですが……。正直に言うと、原作を読んでいたら、絶対に買わなかっただろうなって感じです。謎やトリックもベタですし、学園七不思議も他のレビューをしている人が言うほど、僕は怖いと感じませんでしたし。
ですので、僕としては、本格的なミステリーや思わず悲鳴を上げてしまうようなをホラーを求めているような人には、お勧めできませんね。ちょっとしたミステリーやホラーを求める人には、いいかもしれませんが……。でも、ライトユーザー向きかというと、それは違いますね。ライトユーザー向きにしては、あまりにシステムが不親切です。
ということで、やはりこれは、赤川次郎ファン向けだと思います。赤川次郎ファンなら、買っても充分楽しめるのではないかと……。それ以外の人でも、多少の興味があるならやってみてもいいと思いますよ。ベストだから、安いですし。
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最終更新日:2024年9月4日 PR