ゲーム概要

拓洋興業より2008年6月19日にプレイステーション2用ソフトとして発売された女性向けミステリックラブ・アドベンチャーゲーム。悪魔と人間の共生を描いた作品。悪魔・ルーエンに仕える使い魔達の特殊能力を借りる選択肢など斬新なシステムを搭載し、何気ない選択肢も重要になる。ボリューム満点のおまけモードも収録。主人公・皐月は、ルーエンや指輪との出会い、ゆっくりと夢とも現実ともつかぬ世界に飲み込まれてゆく。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2024年8月28日

    ソラユメ

    『ソラユメ』は、悪魔と人間の共生を描いたミステリックなラブアドベンチャーゲームです。物語は、夏休みの終わりに骨董屋の一人娘である守永皐月が、偶然見つけた黄色く輝く指輪をはめたことから始まります。この指輪には悪魔であるルーエンが封印されており、彼を呼び出してしまった皐月は、半ば強制的に「もの探し」を手伝うことになります。ルーエンが探しているのは、持ち主を狂気に陥れる「ヘリオトロープ」という破滅の指輪です。皐月は軽い気持ちでその要求を受け入れ、やがて彼女は夢と現実が曖昧になっていく世界に引き込まれていくことになります。

    ゲームの展開は、両親が旅行に出かけた8月24日から始まり、約3週間にわたる物語が展開されます。プレイヤーは、テキストを読み進めるオーソドックスなアドベンチャー形式でゲームを進めますが、特筆すべきは、悪魔ルーエンに仕える4人の使い魔の力を借りることで進行する特殊な選択肢の存在です。この選択肢は、物語の進行に大きな影響を与え、場合によっては物語の重要な岐路となることもあります。

    また、本作には便利なシステムが充実しており、一度見たシナリオを再生できる「シナリオ再生モード」や、CG鑑賞画面から該当シナリオを逆引きで再生する機能、さらにスキップ機能も充実しており、プレイヤーが快適にプレイできる工夫がされています。

    このゲームの魅力は、ミステリアスな物語と緻密に設計されたゲームシステムにあります。特に、使い魔の力を借りることで選択肢が広がり、プレイヤーに深く考えさせる要素が多い点が特徴です。悪魔と人間の不思議な共生関係と、夢と現実が交錯するストーリーが好きな方には、ぜひプレイをお勧めします。このゲームは、独特の世界観と魅力的なキャラクターたちが織りなす物語に引き込まれることでしょう。

  • ジーティン

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2024年8月28日

    人気原画家「仁神ユキタカ」が描く魅力的なキャラに注目

    本作は、骨董屋の一人娘である守永皐月が、ある日偶然手に入れた指輪をきっかけに、悪魔と共に謎めいた世界に引き込まれていくミステリックラブ・アドベンチャーゲームである。物語は、夏休みの残り一週間という設定から始まり、両親が旅行で不在の中、皐月が自発的に光る指輪を見つけ、その指輪をはめたことで自称「悪魔」であるルーエン=エグランティーンが目の前に現れるという驚きの展開で幕を開ける。

    ゲームの進行は、ルーエンとの共生がメインテーマとなり、彼と共に破滅の指輪を探し出すという目的を達成するために物語が展開される。プレイヤーは使い魔を巧みに召喚し、その能力を活かして物語の核心に迫っていくことになる。選択肢によって物語が大きく変わるため、プレイヤーは慎重に選択を進める必要がある。

    特筆すべきは、人気原画家である仁神ユキタカが描く魅力的なキャラクターデザインである。キャラクターたちは個性豊かで、ビジュアル面でも非常に魅力的に描かれているため、プレイヤーはすぐに物語の世界に引き込まれるだろう。また、ミステリアスなストーリーと共に、悪魔との共生やファンタジックな要素が巧みに絡み合い、プレイヤーを飽きさせない展開が続く。

    本作は、ミステリーとラブストーリーが絶妙に融合したアドベンチャーゲームである。骨董屋の娘としての平凡な日常が、指輪をきっかけに一変する非日常的な物語に魅了されること間違いなしである。幻想的な世界観やキャラクターに興味がある方には、ぜひプレイを勧めたい一作である。

  • アマチャ

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2024年8月28日

    悪魔と人間の共生を描いたミステリックラブ・アドベンチャー

    このゲームを実際にプレイしてみましたが、このゲームは悪魔と人間の共生をテーマにしたミステリックラブ・アドベンチャーとして非常に魅力的な作品でした。物語は、主人公の皐月が悪魔ルーエンや不思議な指輪と出会い、徐々に夢と現実が曖昧になる世界に引き込まれていくという、非常に幻想的で奥深い展開が特徴です。

    ゲーム内では、ルーエンに仕える使い魔たちの特殊能力を借りる選択肢が登場し、これがプレイヤーの選択に大きな影響を与えてくれます。何気ない選択肢が後々の展開に大きく関わってくるため、プレイ中は常に緊張感を持って進めることができました。このシステムは斬新で、プレイヤーに考えさせる要素が多く、ゲームの奥深さを感じさせます。

    また、ボリューム満点のおまけモードが収録されており、本編をクリアした後も長く楽しめる要素が用意されている点が嬉しいです。キャラクターたちの魅力的なエピソードや、ゲーム本編では語られなかった裏話などを楽しむことができ、ファンにはたまらない内容となっています。

    このゲームはストーリーの魅力、斬新なシステム、そしてキャラクターたちの個性が光る作品でした。特に、悪魔と人間というファンタジックな設定がうまく活かされており、物語に引き込まれる要素が多かったです。ミステリアスな雰囲気の中で、深い物語と選択肢の緊張感を楽しみたい方には、ぜひプレイをお勧めしたいゲームです。遊び終わった後も、登場人物たちの世界に浸り続けたくなるような余韻が残る作品でした。

  • ★★★★★ 5.0

    当たり♪な作品でした。

    「ひめひび」が良かったので買ってみた作品です。

    このメーカーさんではあまり感じませんでしたが、
    ルートによってサブとなるキャラの立場が思いっきり変わってしまうゲームって
    ありますよね?
    私的には、それがすごい嫌で、せめて攻略するキャラたちは
    みんな良い人であって欲しい!!と思います。

    その点、この「ソラユメ」は最高でした!
    ルーエンを一番初めにやって、他のキャラたちをやっていきましたが、
    ルーエンは本当に良い奴です!
    彼のルートではないのに、本気で応援したくなってしまうほど、良い奴でした。

    話はホラーちっくで、私はそういうのが大の苦手ですが、
    さほど怖くは無かったです。
    エンディングも朝峰のときは泣きました。
    彼は最後にやるべきじゃないかな。と思います。

    システム面も、繰り返しの場合は次の選択肢まで一気に飛ばせる機能もあり、
    おまけではいつでもシナリオが読めるので良かったです。

  • ★★★★★ 5.0

    楽しめました(パニパレとの比較有り)

    同じTAKUYOさんのゲームで、パニパレで少々苦痛だったシステム面が改善され、とても快適にプレイする事が出来ました。

    基本選択肢を選んで進めるだけなので、パニパレよりも(オーラ集め等が無い)楽にEDへ行けると思います。
    話の随所に登場する使い魔の選択も左程悩みません。

    声優さん達の演技も文句無し。ストーリーはキャラによってダーティーな物も有りますが、私は気になりませんでした。
    余程ホラーが駄目な方以外なら受け入れられる範囲かと。

    キャラ毎のシナリオについてはネタバレしない程度に…

    各キャラの個別ルートに入ると大して被る事も無くEDまで進みますが、キャラによっては私的に微妙な展開もあったりしました。
    まぁ…良い意味で裏切られたのかな。

    純粋な学園ほのぼの系に飽きた方は是非プレイを。

    クリア後のおまけにはシナリオ再生やギャグ、キャラ崩壊有りのミニドラマ、ED後の甘いボイス等満載なので是非コンプ目指して下さい。

  • ★★★★★ 5.0

    不憫な若い者達

    最初はとにかくグダグダとテキストが長い(*'Д`)=з
    読書好きにも、ちょっとキツいカンジしましたが、クリアーメンバーによっては、とにかくテキスト長々をぶっ飛ばすくらいの破壊力はありました
    突っ込みたい所は(設定の甘さ)相当あったのに、余りの主人公カップルの健気さに、泣けた
    余りの哀れさに、ただ涙、涙になってしまいました

    テキストは、ホラー系と聞いていたので多少期待ありましたが、そちらに期待はしない方が正解かも
    怖さは全くなかったです
    っていうか…不憫だ…幸せって儚いよね…と、一部ルート、余りに印象深かったです

  • ★★★★ 4.0

    現実?夢?

    TAKUYOさんの作品は今まで何作かプレイしてきましたが、前半のギャグ・各ルートのシリアス
    な内容はやはりTAKUYOさんの持ち味ですねw
    攻略キャラがどのルートでも立ち位置変わらないで接してくれるのは嬉しかったです。
    主人公も今までの中で私は一番好きです。可愛らしさもありつつ突っ込んで欲しい所は
    突っ込んでくれるという。

    気になったのは恋愛過程に強引なルートがあったのとスチルの落差が激しい点です。
    せっかくキュンとしたい場面で消化不良・・・。

    しかし声優さんの演技は素晴らしいですし、全てのルートをクリアして一つの作品と
    なっていますので、最後まで楽しめるゲームだと思いました!

  • ★★★★ 4.0

    かなり堪能しました。

    某サイトで「何かいい乙ゲーないかな〜」と調べていたら
    泣ける乙ゲー上位ランキングだったのでPS2版購入してみました。

    個人的には選択形式の乙女ゲームが好きなので
    (好感度を上げなきゃいけないタイプは時間が掛かるので…)
    私と同じ嗜好の方には向いていると思います。

    システム的には、強制Skip/既読Skipがあってフルコンプ派には有難かったです。

    ストーリー的には非現実的なので返ってそれがゲームっぽくて良かったと思います。
    開始直後は、コミカルな部分が多く「本当に泣けるのかしら?」と思いましたがw

    私もグロいのは好きではありませんが、絵がきれいなせいか怖くなかったです。
    感じ方はそれぞれだと思うので一概には言えませんが、それほどでもないかと。

    攻略対象が6人いるので量的にも満足でした。
    寝る前しかゲームする時間がないのでこの期間かなり寝不足でした(苦笑)

    メインキャラっぽく見えたルーエン編では、私は泣けませんでした。
    もう少し恋愛関係に至るまでの描写が欲しかったなーと思います。
    他の方のレビューにもあったように、なんとなく短く感じましたし
    後半畳み掛けるような展開でした。
    ゲーム内とEDスチルのルーエンが違いすぎて違和感ありました(笑)
    なので★4つです。

    泣きポイントは人それぞれだと思いますが、
    糸目・・・じゃなかったw曉兄編と餘部先輩編は私はうるっときました。
    個人的には餘部先輩が好きです♪

    予想外だったのが、攻略後に見える特典映像・ボイスの豊富さでした!!
    良くある登場人物のままの特典ボイスだけじゃなくて
    登場人物が演じる○○編みたいないろんなパターンのボイスがたくさんあってとっても面白かったです。
    OP/ED曲も聴ける様になっています。いい曲です。

    このゲームコンプ後にPSPを買ったので、PSP版でも良かったかな〜と思いましたが
    販売本数が少ないせいか高値みたいですね。。。
    でもPSPだと布団の中で出来るので、寝るゲーム派にはPSP版魅力的です(笑)

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最終更新日:2024年8月28日 PR