ゲーム概要

日本一ソフトウェアより2007年2月15日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたシミュレーションRPG。ファンタジーテイストの世界設定とシナリオが展開する作品。突如現れた巨人「世界を喰らう者」によって混乱した大陸プロデストが、ゲームの舞台。主人公は、かつて世界を滅ぼした男ギグと融合。ギグに体をのっとられないよう、ギグの強大な力を使い、崩壊へと向かう世界を救うのが目的となる。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2024年6月18日

    ソウルクレイドル 世界を喰らう者

    『ソウルクレイドル 世界を喰らう者』は、「ディスガイア」シリーズのスタッフが手掛けるシミュレーションRPGです。ファンタジーの王道を行く世界観とキャラクターデザインが魅力で、新進気鋭のイラストレーター「toi8」氏のビジュアルが重厚な世界を彩っています。シリアスなシナリオと多人数対多人数の新機軸シミュレーションバトルが特徴です。

    物語は200年前に突如現れた「影」と3体の巨人が世界に混沌をもたらし、王女レナによって「影」は打ち破られたものの、巨人たちは今なお大陸にそびえ立つ状況から始まります。200年後、主人公は漆黒の長剣を手にした瞬間から運命が動き出し、ギグの力を借りて世界を救うために立ち向かうことになります。

    戦闘システムは、フィールド上に部隊を召喚し、多人数でのバトルが展開されます。部隊の編成は「部屋」を作成して行い、特殊効果を持つ部屋にキャラクターを配置することで、さまざまな戦略を練ることができます。また、「ギグコマンド」による特別な力を使うことで、戦闘中に敵部隊から部屋の特殊効果を盗んだり、味方部隊を合体させたりすることができます。

    実際にプレイしてみると、シリアスなシナリオと戦略性の高いバトルシステムが非常に魅力的でした。部隊の編成や特殊効果の組み合わせによって、戦闘の幅が広がり、何度もプレイしたくなる要素が満載です。また、開始10分でラスボス級の敵に挑めるなど、従来のRPGの常識を破壊する大胆なシステムも新鮮でした。

    このゲームの魅力は、重厚なシナリオと独自の戦闘システムにあります。ファンタジーの世界観に浸りながら、戦略性の高いバトルを楽しみたい方にぜひプレイをお勧めします。このゲームを通じて、ギグの力を借りながら壮大な冒険を体験してみてはいかがでしょうか?

  • ジーティン

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2024年6月18日

    「ディスガイア」シリーズのスタッフによる超本格派シミュレーションRPG

    『ソウルクレイドル 世界を喰らう者』は、「ディスガイア」シリーズのスタッフによる超本格派シミュレーションRPGである。このゲームは、ファンタジーの世界を舞台にした壮大なシナリオと戦略性の高いシミュレーションが特徴である。

    物語は、人々が“世界を喰らう者”と呼んで恐れる3体の巨人を倒すための秘策が発動されたことから始まる。しかし、その秘策には伝説の魔人・ギグの封印を解き、その力を人間が制御するという危険な試みが含まれていた。ギグの魂と融合することになった主人公は、ギグの強大な力を使いこなしつつ、彼に体を乗っ取られないようにしなければならない。

    ゲームの舞台は、巨人「世界を喰らう者」によって混乱に陥った大陸プロデストである。プレイヤーは、かつて世界を滅ぼした男ギグと融合した主人公として、崩壊へと向かう世界を救う使命を果たすことになる。ギグの力を駆使して戦う戦闘システムは、非常に戦略性が高く、プレイヤーの判断力が試される。

    本作の特徴は、緻密に作り込まれたファンタジー世界と、キャラクター同士の深いストーリー展開にある。戦略性の高い戦闘システムと、ギグの強大な力をどう使いこなすかという駆け引きがゲームの醍醐味である。また、プレイヤーの選択によって物語が変化するため、何度もプレイして異なる結末を楽しむことができる。

    このゲームは、シミュレーションRPGが好きなプレイヤーや、重厚なファンタジーストーリーを楽しみたい人に特におすすめである。本作をプレイして、世界の運命を握る壮大な冒険に挑んでみてほしい。

  • ★★★★★ 5.0

    ストーリー重視、正真正銘のラスボスになりたい人なら「買い」でしょう

    ゲーム性は日本一から同じく出ているディスガイアと比較すると劣る部分はあるでしょう
    転生がない、装備育成がない、やり込みが浅い等々……

    しかし、それ以上に物語が大変素晴らしかったので個人的には大満足です
    ゲーム性の可否は他の方がレビューしているので私はこちらの感想を

    個人的に向いている方を絞るとしたら
    ・ゲーム性が悪くともストーリー、音楽、キャラが良ければいい
    ・日本一のゲームでは魔女百、ルフ魔女が好き(ダークシナリオ系、部隊編成はルフ魔女に通じるものがある)
    ・最悪な結末を迎えてもいいから悪役ラスボスになりたい!
    ・一対一の関係が好き(キャラ別EDありますがギグとリベア女は恋愛関係になります)
    ・恋愛ゲームでなく普通のゲームでのささやかな恋愛表現(上記の通りギグとの関係、シナリオが濃いので自身で補間出来るなら尚更)
    ・物語考察が好き(二週目をプレイしてからの一週目は思うことが多くありました、対比描写が凄い)
    という感じでしょうか

    一週目だけですと死者を出しつつもハッピーエンドのような終わり方をしますが、二週目からの裏ルートで己の置かれた境遇に絶望した主人公リベアの反逆が始まります

    「世界なんて知るか」

    秘密裏に勇者としてなるべくと育てられてきた事への虚無と怒りです
    ネタバレになってしまうので具体的には書きませんが、要するに魔王になります
    それも城に勇者が来るまで構えて動かない魔王でなく、自ら好き放題進んでいく魔王です
    死神と共に世界を喰らい蹂躙し、魔王となったリベアの結末とは……分岐しますが是非とも自身の目で確かめて下さい

    この物語の面白い所は主人公が悪側につくゲームは探せばあるのですが、それがエンディングでほんの短い尺の間で終わるものが多くソウルクレイドルはそれをストーリー一本まるまる使ってやってくれます

    そして主人公であるリベアは無個性に見せかけて台詞がちゃんとあります(声は戦闘と例のEDだけですが)
    主人公の名前や性別が選べるゲームは主人公にほぼ台詞がないという寂しいことが多いのですが、個人的にはあった方が考察しがいがあり嬉しい(プレイヤーである自分は観客席から物語を観賞する立場であり主人公ではないという、自分と主人公は別の存在であるという考えなので)

    口数は確かに少ないのですがだからこそ傍若無人なギグと上手く付き合いが出来、まただからこそ悪ルートでは恐怖感が増します。寧ろ開放的な悪ルートのほうが言いたいこと言ってたかな?
    また、悪ルートではリベアや一部のキャラの戦闘声が変わります、暴言だったり精神崩壊してたりと……

    主人公の悪行にここまでするか?という疑問の声もありますが、自分だったら同じ事をするでしょう
    自分が信じていたものがその愛が偽りであり、自分の意見を述べたら「いつもの貴方らしくない」と切り捨てられ
    それでも世界を救えと言われたら
    他者には決して理解出来ないであろう虚無感、破壊の神の囁き、己を否定されたのならば
    世界を救う力は世界を滅ぼす力に等しいのです

    ちなみに主人公の名前と性別は自分は一週目も二週目もデフォルトネームのリベア、女性を選びました
    ギグとの関係性もそうですが、悪い女の子が好きですので。

  • ★★★★★ 5.0

    善と悪が楽しめます!

    皆さんが書かれているとおり、裏ルートの印象が強烈です。ストーリーもなのですが、主人公の戦闘ボイスも表とは異なるので、是非聞いてみてください。凄く格好いいですよ…!
    もちろん、表ルートもとても満足です!主人公とギグの絆や仲の良さが特に!まさに一蓮托生。
    一番気になったのは、女主が必殺技で言うことがあるかけ声だったり…。
    『なめこーーっ!!』って…何かの略?ナメンナコラとかですか…ね?

  • ★★★★★ 5.0

    ラスボス視点で物語を体感したい方へ!

    他の方も仰っているように、ゲーム性は他のゲームと比べて劣るかもしれませんが、シナリオ、BGM、キャラクターに重きを置く方であれば楽しめると思います。
    個人的には、人生で一番好きなゲームといっても過言ではありません。
    プレイされる方には是非二週目の”裏ルート”までプレイして頂きたいですね。
    このゲームの面白さの神髄は裏ルートにあると個人的には思っています。

    というのも、裏ルートは主人公闇堕ちルート。
    世界を救う為に生まれ、育てられたという事実に絶望し、世界に反旗を翻し、破壊神「ギグ」と共に悪逆非道の限りを尽くします。
    一周目で絆を深め共に世界を救った仲間たちを含めた、全世界の人々が主人公という圧倒的な悪を前にして一致団結して挑んでくるのですが、その全てを相手取って暴れまわるの、とっても楽しいですよ!
    ちょっとしたエンディング分岐といった感じではなく、かなり長尺で描かれるので見応えがあります。

    主人公に宿る「ギグ」というキャラクターはクセが強いですが、この作品のファンからはかなり人気のあるキャラクターでして、表裏どちらのルートでも主人公と共に在り、無口な主人公の代わりに喋ることが多いので彼のキャラクター性が好きになれるなら特に楽しめると思います。
    一言で言うと、実力の伴い過ぎた中二病ツンデレ破壊神様という感じですね。
    一番好感度の高いキャラクターとの個別エンドのあるゲームなのですが、彼のルートもありとてもおすすめです。

    是非プレイしてみてください!

  • ★★★★★ 5.0

    大好きなゲーム!

    日本一ソフトウェアのソフトは原田たけひとさんがキャラクターデザインのゲームは全て持ってます。このゲームは原田たけひとさんではないですがファントムキングダムで見たときからけっこういい絵だなと思っていたので発売日に購入しました。予想していたよりはるかにすばらしいゲームでした。ストーリーが最高!キャラ別EDがあるのもうれしい。発売してからだいぶたちますが今だにギグの大ファンです(笑 悪ルートはあのすばらしいEDを見た後にプレイするとちょっと悲しい部分があります。もちろんこちらの話も面白いのですが主人公の変わりようがちょっと…。やりこみはほかの作品にくらべてちょっとやること少ないです。まあ面白いんですが。けっこうサクサク上がるしたまにやりこみ再開したりしてます。評価は対してよくないみたいですが大好きなゲームです。音楽も最高です。

  • ★★★★★ 5.0

    一筋縄ではいかない

    コツが分かるまでは辛いです。編成も頭使うし、部屋効果もいろいろあって戦闘前の準備が大変だと思いました。
    でもコツが分かればサクサク進みます。他の方がランダムダンジョンのボスのレベルが高すぎると言っていましたが、勝てます。
    このゲームはレベルよりユニットの相性に重点を置いてるからです。だからいくらレベルが離れていても技やギグコマンドでドーピングした相性の良い奴をぶつければ勝てるんです。
    もちろんレベルも一気に上がりますし。逆もまた有り得るのですが。
    今回のやり込み要素はここですかねぇ。レベルの離れた強敵にいかにして挑んでいくか、です
    不満な所を言うと、後から入ってくる名前付きユニットがあまり使えない。後半になれば汎用ユニットで名前付きよりもレベル高いのが買えますから。だからレベル上げの必要があるのは主人公だけです。あとはお金で雇えばなんとかなると思います。
    女主人公のナメコ!に激しく笑った。

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最終更新日:2024年6月18日 PR