ゲーム概要

日本一ソフトウェアより2007年4月12日にプレイステーション2用ソフトとして発売された魔法ファンタジーリアルタイムシミュレーションゲーム。魔法学校が舞台に、登場人物の会話で進む「ドラマパート」と使い魔を召喚して戦わせる「魔法戦」の2つのパートで構成。主人公のリレとなり、4系統ある魔法で「使い魔」を召喚して戦い、校舎の「銀の星体の塔」が襲われた災厄と何度も訪れる5日間の謎に迫っていく。※限定版

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2024年6月17日

    グリムグリモア 初回生産版

    『グリムグリモア 初回生産版』は、繰り返される5日間の中で、魔道書を胸に少女リレが魔の塔に挑むリアルタイムシミュレーションゲームです。このゲームは、初心者でも簡単に学べる親切なチュートリアルを備えており、ミステリアスな物語が息もつかせぬ展開で進行します。プレイヤーは様々な使い魔を大量召喚し、召喚師同士の魔法バトルを繰り広げます。

    リレ・ブラウは、その秀でた魔法の才を認められ、魔法学校「銀の星体の塔」への入学を許されました。しかし、入学から5日後に原因不明の災厄が学校を襲い、リレを除く全員が命を落としてしまいます。リレは不思議な力で時を遡り、入学初日に戻されてしまうのです。時間の環にとらわれたリレは、災厄を回避し、塔に隠された秘密を解き明かすことができるのでしょうか。

    ゲームは、使い魔を召喚して戦うシミュレーションとなっています。召喚魔法は魔導書「グリモア」に描かれた魔法陣を駆使して使用します。召喚の方法には「精霊召喚」「錬金術」「交霊術」「黒魔法」の4つがあり、それぞれの方法で異なる使い魔を召喚できます。複数の使い魔を一度に召喚できるため、戦略的に使い魔を配置して戦闘に挑むことが求められます。

    使い魔は、「ムーブ」アイコンで移動を指示したり、「アタック」アイコンで攻撃を指示したりすることができます。他にも「ヒール」「ディフェンス」「パトロール」といったコマンドが用意されており、これらの指示を戦略的に駆使して次々と襲い来る敵を打ち破ることができます。

    このゲームの魅力は、繰り返される5日間という独特のタイムループ設定と、戦略性の高いリアルタイムシミュレーションにあります。使い魔の多様な召喚と戦術を駆使して、深い物語と共にリレの冒険を楽しむことができます。ファンタジーの世界観や戦略ゲームが好きな方に、ぜひプレイをお勧めします。リレとともに、魔法学校の謎と災厄を解き明かす冒険を体験してみてはいかがでしょうか?
    また、本作は本編のゲームディスクの他に「崎元仁氏プロデュースサウンドトラックCD」が同梱された限定版となります。

  • ★★★★★ 5.0

    音楽も良作

    崎元仁氏は10年程まえのPS作品「Final Fantasy Tactics」(以下略:FFT)の曲をかなり手がけており、そのサントラCDも気に入っていたので、このグリムグリモアを購入しました。

    ゲームをやらずに音楽のみ聞くとFFTとは全然違う印象で、映画ハリーポッターの曲を意識しているように感じました。

    少し落胆し、期待していなかったゲームをやり始めると予想に反して非常に面白く、また、作曲が内容に調和していることが理解できました。

    ゲーム中に使われた曲の中でもっとも印象深いのは、サントラCDの8曲目「焦燥」です。これは戦闘用の曲ではないのですが、主人公のリレ・ブラウが決断を迫られる状況でたびたび使用される曲です。リレ・ブラウの勇気と決意の美しさがよく表現されていると感じました。(当然、ハリーポッターのBGMの印象と全く違うものです)

    FFTサントラのDisc2の3曲目「Antipyretic」ほどに印象深い曲はないですが、楽曲の完成度は極めて高く、ゲームミュージック好きにはお勧めです。

  • ★★★★★ 5.0

    なかなかの秀作です。

    主人公が可愛いので買いました。
    リアルタイムで動くために爽快にプレイできます。しかし、RTSとしてはやはり家庭用ゲーム機の限界というか、若干操作しづらさ・システムの甘さを感じます。グループ選択がしづらい、使い魔を動かすにも同じ種族でないと動かせない、使い魔がごちゃこちゃと重なってしまい視覚的に数を認識しづらい、使い魔の行動が頭が悪くイラつく、などです。しかし、パソゲーファンにしかいまいち認知されてないこのジャンルを家庭用に持ち込むという意気込みは評価できますし、むしろその中でここまでの戦闘システム・バランスを実現できたのは非常に感心します。

    また、RTSといえば、内政を荒らして敵の勢力を内部から剥いでいくのが面白さですが、このゲームは強力な使い魔と量でかなりゴリ押しで勝ててしまったりします。ただ、戦略性に関してはこのように若干劣りますが、その分、普通のアクションやシミュレーションに馴れていてRTSを知らない人にもとっつきやすいと思います。

    ストーリー、絵、音楽、世界観に関しては秀逸につきます。特に、「魔法」のとらえ方が、けして子供じみておらず、幻想世界や魔法学に興味のある人はとても楽しめるのではないかと思います。

    列挙した問題点も、総合的に見ればさしてる問題でもないくらいに、ゲームとしては優れています。惜しいのが、ストーリーが短めなところ。ストーリーモード以外にも対戦、あるいはさまざまなキャラを倒してゆくモード、育成モード等、色々な遊び方ができれば完璧だったと思います。せっかくこれだけのシステムを作っただけに。
    また、戦闘中は相手の魔法使いと戦っている感を出すため、リレと対戦相手の顔グラなどが登場し、挑発や焦りなどの戦況に応じた言葉を発したり表情をしたりしたほうが面白かった、と思います。

  • ★★★★★ 5.0

    バニラウェア最高です

    複雑に絡まったキャラクター達の思惑が交わり、最悪の結末を生む。
    それらを一つ一つ紐解いて、事件を解決するのがこの作品のシナリオ。
    シナリオはよくあるタイムトラベルモノとして古典的、王道である。
    すべてのキャラクターが油断ならないハリポタといった感じだろうか。
    次々に発覚する新事実が続くために、次の話への興味の持続がモタつくこともなく、面白い。

    RTSゲームや防衛ゲームはインターネットのフラッシュゲームで広く人気のあるジャンルだが
    それをまったくコンシューマのハイクオリティに移植するとこうなるわけだ。

    短所としては他のレビューにもあるように、これまでコンシューマゲームとして普及してこなかったことからも推して知れる。
    どうやったところで1マップに5〜30分かかることから、RTSゲームは確実に向いていない。
    ただRTSゲームとして、これまでプレイしたどんなゲームよりもハイクオリティだし、奥も深い。
    ボリューム不足なのは否めないが、確実によく出来ているはずだ。
    なので80点満点中80点といった感じ。

    RTSを一度もプレイしたことなく、時間がある人はぜひ一度体験してもらいたい。

  • ★★★★★ 5.0

    これは是非やるべきだ。

    店頭に並んでいたグリモアを、なんとなく手にしてプレイ。

    いやー、まいったね。

    世界観を分かりやすく言えば『ハリーポッター』。
    もうちょっと低年齢向けかと思いきや、どちらかといえば大人向けの絵本のよう。

    会話と戦闘にパートが分かれ、各一話ごとに精霊(召喚)が増えていきます。

    会話のほうはなんてことないアドベンチャーなんですが、戦闘がとにかく素晴らしい。

    各世界の精霊を召喚して、マナ(召喚エネルギー)を回収しつつ敵陣に侵入。
    占拠してまた次の拠点へ…。

    広いマップを2Dキャラが、ところ狭しと暴れまくります。

    一段落つくと少し作業感が否めませんが、それでも序盤は緊張し放っしで、そのうっぷんを晴らすかのごとく終盤は物量にものを言わせタコ殴り。

    これは爽快そのもの。

    一回の戦闘は長いけれど、いちいち敵のターンを待つばかりの既存のシュミレーションに活を入れるゲームだと思いました。

    (このゲームをやっていて、昔のレミングスというゲームを思い出しました)

  • ★★★★★ 5.0

    クリアしました!

    このゲームの画面すごくきれいです。キャラも魅力的です!戦闘は最初とまどいましたが楽しいです。わたしは全てSWEETでクリアしました。どうしてもだめな人はドラゴンを何体も召喚したら何とかなりますよ。動きはおそいですがドラゴンだけで楽勝です。先が気になるのでがんばれました。まあわたし的にキャラを愛せたらクリアできます。バティドかなりかっこいいです!リレとしあわせになってほしい!絵が気にいった方にオススメします。戦闘もなれたらなんとかなりますよ。

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最終更新日:2024年6月17日 PR