ゲーム概要
角川書店より2005年2月24日にプレイステーション2用ソフトとして発売された本格シミュレーションゲーム。隣国に占領された祖国を解放するため、反乱軍の傭兵として戦う作品。戦闘はリアルタイムシミュレーション形式で進行。戦闘の合間には各部隊の特徴を活かした訓練指示を出したり、各ヒロインたちとの親交を深めることが可能。戦記ものとしての重厚な側面と、ヒロインたちとの楽しい日常を楽しめる。※限定版
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2024年6月2日
キャッスルファンタジア エレンシア戦記 プラスストーリーズ DXパック
『キャッスルファンタジア エレンシア戦記 プラスストーリーズ DXパック』は、美少女ゲームメーカー「スタジオエゴ」の人気シリーズ「キャッスルファンタジア」のPS2版です。隣国に占領された祖国を解放するため、反乱軍の傭兵として戦う本格的なシミュレーションゲームであり、「キャッスルファンタジア 聖魔大戦」の続編にあたる作品です。
PS2版では、シナリオの大幅な増量やイベントグラフィックの描き下ろし、新規イベントCGなどの追加要素が多数含まれています。戦闘はリアルタイムシミュレーション形式で進行し、戦略的なプレイが求められます。戦闘の合間には、各部隊の特徴を活かした訓練指示を出したり、ヒロインたちとの親交を深めることができます。
ゲームのストーリーは、重厚な戦記ものとしての側面と、ヒロインたちとの楽しい日常がバランス良く描かれています。プレイヤーは、祖国の解放を目指して戦う中で、さまざまなキャラクターとの関係を築き上げていくことができます。
このゲームの魅力は、深みのあるシナリオと戦略性の高い戦闘システムにあります。また、美麗なグラフィックと魅力的なキャラクターたちとの交流も楽しめる点が魅力です。戦記ものの重厚さと美少女ゲームの楽しさを兼ね備えたこの作品を、ぜひプレイしてみてください。
また、本作は本編のゲームディスクの他に「映像ドラマCD」が同梱された限定版となります。 -
★★★ ★★ 3.0
ねらいが多過ぎ、ぼやけ気味
Studio e・go!製のPCゲーム「キャッスルファンタジア〜エレンシア戦記〜リニューアル」の移植。攻略可能キャラクターが2人増えています。キャラクターデザインはご存知山本和枝女史なので、ファンの方は要チェックでしょう。
ゲーム内容は、アドベンチャー+リアルタイムシミュレーション+育成シミュレーション、そこへ恋愛要素を追加といったところで、盛りだくさんといえばいえるのですが、残念ながらどの要素もキャラクターデザインの魅力に勝るほどではなく、全体としてまとまりのない印象を受けます。
シナリオは、滅びた祖国を仲間とともに復興していく主人公を描いた英雄物語で、敵味方双方の理想のぶつかり合い、友情や裏切り、恋愛といった人間ドラマを中心に、多くの登場人物のサブエピソードを交えて描いているのですが、ファーストプレイに要する時間はメッセージスキップ未使用の場合20時間以上、これをやり応えがあると感じるか、冗長を感じるかは微妙なところです。画面変化に乏しいためか、個人的にはかなりタルく感じました。
リアルタイムシミュレーションパートは、フィールドを一望しながらのコマンド入力が出来ないし、最大11ユニットそれぞれに指示を出すには、ユニットの選択に手間がかかる、ユニットの区別がつきづらいなど、操作性の悪さを感じました。また、ユニットの個性がせいぜい接近戦型か遠距離攻撃型かの違いくらいしか目立たないので、戦略がどうしても単調になりがちなのも残念です。
育成パートははっきり言えば、恋愛攻略の手段以上のものではなく、育成の仕方によって戦闘に個性が出るほどのものではありません。また、11ユニット全てに指示を出さねばならないのは、正直言って辛かったです。
システム面でも、セーブやロードののろさがタルさに拍車をかけています。
ただ、2周目以降は戦闘パートがスキップできますので、攻略対象のキャラクター以外はメッセージスキップしていけば、かなりサクサク進められるのが救いです。
おまけDVDは、松来未祐・金田朋子・村田あゆみによる、実写版ミニドラマと村田あゆみのプロモーションビデオ。ミニドラマ(というよりむしろコント)ははっきり言って学芸会レベルですが、微妙に笑える内容なので、彼女たちのファン以外の方でもそういったものが好きな方なら楽しめるかもしれません。ただ、あえてこれのためにDXパックを購入する意味があるかどうかは微妙ですが・・・
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最終更新日:2024年6月2日 PR