ゲーム概要

ガンホー・ワークスより2005年9月1日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。夏の田舎町を舞台に3人の少女との出会いと交流を描くPCで人気のゲームを移植。幼いころから母に聞かされてきたメッセージの意味を捜して、旅を続ける主人公・国崎往人は小さな町で出会った3人のヒロインと、不思議な体験をしていく。往人は果たして母のメッセージの意味を知る事ができるのか?※廉価版の後期版

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2024年5月18日

    エアー(ベスト版)

    『エアー(ベスト版)』は、PCやドリームキャストで発表され、多くのユーザーから絶賛されたアドベンチャーゲームのプレイステーション2移植版です。このゲームでは、ドリームキャスト版と同様に登場キャラクターはフルボイス仕様ですが、プレイステーション2版では主人公の声などがさらに追加録音されています。また、別売りのソニー製「デジタルフォトプリンターDDP-MP1」を使えば、ゲーム中の好きな場面を写真のようにプリントアウトできる機能も追加されています。

    ゲームのストーリーは、空の上にいるといわれる少女を探し旅をする主人公の青年が、夏の田舎町で3人のヒロインと出会い、交流していくものです。無邪気で空が大好きな少女の神尾観鈴、腕にバンダナを巻いた元気少女の霧島佳乃、天然ボケでミステリアスな優等生の遠野美凪など、ヒロインたちは皆個性的で魅力的です。

    ゲームは画面下部に表示されるウインドウのテキストを読み進めることで進行し、発生する選択肢の選び方によって物語がヒロインごとのシナリオに分岐していきます。プレイヤーは、ヒロインたちとの交流を通じて、日常の悲喜劇からファンタジックなエピソードまでさまざまな展開を体験することができます。美しくも儚い夏の情景の中で繰り広げられる、多くの驚きや感動に満ちた物語です。

    物語のラストでは、胸を締め付けるような強い感動が用意されており、非常に完成度の高いストーリーとなっています。プレイヤーは、思わず涙を流してしまうことでしょう。このゲームの魅力は、感動的なストーリーと美しいビジュアル、そしてフルボイスによるキャラクターのリアルな表現にあります。『AIR』をプレイして、夏の田舎町で繰り広げられる感動の物語を体験してみてください。
    また、本作は先にプレイステーション2で発売された『AIR』の廉価版となります。

  • ★★★★★ 5.0

    アドベンチャーゲームの可能性を感じさせてくれる

    夏といえばAir。Airと言えば夏。そう思わずにはいられなくなった作品がAirである。

    Airのあらすじは表面をなぞっただけの説明だと、『ひと夏の少年少女の恋愛劇に、ファンタジー要素や不思議要素を絡めた作品』となるが、実際はそんなもので済ませられるはずもない。もっと掘り下げていくと、この作品は輪廻・転生の世界観、そしてその裏にある世界の美しさや人生の素晴らしさを描いていることが分かる。

    本作はDream編、Summer編、Air編の3部構成となっているが、それは物語を読み進めていく上で意識しなければならない点で、
    「現代→1000年前の夏→現代(夏の始まり)→過去(主人公とメインヒロインの出会い)」
    とループ状に転生する様を強調する役割を持つ。

    Airは緻密で論理的に作られた作品で、話を読み進めていくにつれ整った論理を展開したシナリオライターの巧みさが垣間見れる。これ程の物語を描き切った麻枝氏には脱帽する。難解な作品ではあるが、繰り返しテキストを読むと、自ずと理解できるはず。真骨頂を見ようとする姿勢が求められる。

    Airはアドベンチャーゲーム界における不朽の名作で、ぜひプレイするべき作品。この作品は紙媒体の小説では決して成立せず、アドベンチャーゲームの表現の幅がいかに広いかが分かる。この手のゲームをプレイしたことがない人にとっては、今と違った何らかの視点も得られるのではないかと思われる。

  • ★★★★ 4.0

    自分のせいで泣けなかった!

    感動できると評判の『Air』。期待していたのですが、しかし泣くことができませんでした!
    ちょっとキャラの絵には 抵抗を感じたのですが、背景、音楽などは凄く良かったです。
    Air編で感動できるとのことで、内容的に親子の絆を感じ、とても感動的だと思います。しかし、感動したい方は、いっきに話を読み進めた方が良いです。自分は、30分置きでプレイしたせいか、前回の少し感動場面がすっからかんになって、感動出来なかったです。涙一つでませんでした。ギャルゲー初心者の私にとって今後の教訓になりました。

  • ★★★★ 4.0

    話の繋がりが絶妙

    ヒロインよりも主人公の男性の人柄に魅せられたプレイヤーも多かったのではないだろうか?
    自分もその中の一人で、仁義があり、かといってギャルゲーの主人公典型の偽善者でもない、
    そんな主人公とちょっと間の抜けた女の子とのほのぼのとした会話の方が自分的には楽しめました。
    攻略できる女の子は3人なのだが、ストーリーが3段階に分かれており最初の3人をクリアした後次のストーリーで真相に迫っていくというもの。
    ただ正直なところメインヒロイン以外の他2人のシナリオはイマイチ。この2人のルートはいらなかったなと....
    話に深みがなく、ただ結ばれるだけで以後のストーリーには関与しなくなるのでこれだったらメインヒロイン一人のシナリオでその中のサブヒロイン的な扱いで十分ではなかろうか?
    ただ話の繋がりは絶妙で最初の方でしんどいと感じた人でもラストまでの滑走路だと思って、最後までプレイして頂きたい。
    ラストだけを見ると確かに悲しい物語ではあるのだが、決してバッドエンドではないのでそこまでの過程を楽しんだ方がプレイしやすいと思う。
    ただ僕は周りの高評価ほどの感動はなかった。この作品に過度の期待は禁物であることを付け加えさせてもらう。もっと深く、かつ泣ける作品は他にもあります。ただ値段を考慮すると買って損はしないと思いますよ。

  • ★★★★★ 5.0

    いい作品です。

    Key3部作の2作目。
    まえだワールド全開のとてもいい作品です。

    感動すること間違いなし

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最終更新日:2024年5月18日 PR