ゲーム概要

プリンセスソフトより2003年5月1日にプレイステーション2用ソフトとして発売された恋愛アドベンチャーゲーム。主人公・鳴海孝之を取り巻く男女の切ない恋愛模様を描いた作品。大ヒットしたPC版を移殖で、効果音・画面効果・BGMの相乗効果で臨場感あふれるプレイを実現し、追加要素も満載。友達の水月の親友である遙から告白され、付き合うことになった主人公の孝之。3人の運命の歯車が回りはじめる。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2024年5月12日

    君が望む永遠 Rumbling hearts

    『君が望む永遠 Rumbling hearts』は、多重恋愛アドベンチャーゲームとして多くのユーザーを感動させてきた作品です。このゲームは、PlayStation2版で新たなシナリオと共にリリースされ、主人公の鳴海孝之と彼の友人たちが織り成す切ない恋愛物語を描いています。物語の中心は孝之で、彼は将来の明確な目標を持たずに日々を過ごしていましたが、悪友の平慎二やクラスメイトの速瀬水月とともに楽しい学園生活を送っています。孝之の人生は、水月の友人である涼宮遙との出会いにより大きく変わります。遙からの告白を受け、二人は恋人関係へと発展していきます。

    孝之と遙の関係は、遙の妹茜や水月の彼氏問題といったさまざまな出来事を経て、さらに深まっていきます。夏休み中には、勉強にも熱心に取り組むなど、充実した時間を過ごしていました。ゲームの魅力は、ヒロイン遙だけでなく、魅力的なサブキャラクターたちも豊富に登場することです。PS2版では、新たなシナリオが加わり、物語はより一層ボリュームを増しています。また、新しいオープニングムービーや栗林みな実による新曲のオープニング曲が追加されるなど、ビジュアルと音楽の両面で魅力がアップしています。

    このゲームは、感動的な恋愛物語とともに、友情や夢に向かって葛藤する若者たちの成長を描いており、プレイヤーに深い共感を呼び起こします。各キャラクターが持つ独自の魅力と、それぞれの物語が織り交ぜられた深いストーリーテリングは、このゲームを特別な体験にしています。

  • ジーティン

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2024年5月12日

    男女の切ない恋愛模様を描いたアドベンチャーゲーム

    『君が望む永遠 Rumbling hearts』は、2章構成のシナリオが特徴的なアドベンチャーゲームである。このゲームはテキストを読み進めながら選択肢を選ぶタイプであり、ヒロインごとに用意された様々なエンディングに到達するために、プレイヤーの行動次第で変化するマルチエンディングシステムを採用している。キャラクターデザインはバカ王子ペルシャ先生によるもので、その魅力的なビジュアルが物語を一層引き立てている。

    主人公・鳴海孝之の複雑な恋愛関係を描いた本作は、PC版の大ヒットを受けて移植されたもので、効果音、画面効果、BGMを駆使して臨場感あふれるプレイが可能である。物語は、孝之が友達の水月の親友である遙から告白され、付き合うことになる場面から始まり、3人の運命の歯車が回り始めるという展開が描かれる。追加要素も満載で、再プレイ時に新たな発見がある設計となっている。

    本作の特徴は、複雑に絡み合う人間関係とそれによって生じる切ない感情の描写が巧みであり、プレイヤーが直面する選択が重大な影響を及ぼす点にある。また、豊かな音楽と美しいビジュアルが物語の雰囲気をさらに深め、感情移入を促す。これらの要素が組み合わさり、プレイヤーにとって引き込まれる体験を提供する。特に、ドラマチックな恋愛物語を好むプレイヤーにとって、このゲームは非常に魅力的であろう。多様なエンディングを迎える過程で感じる満足感と、キャラクターたちへの感情の投影は、このゲームをプレイする大きな理由である。

  • ★★★★★ 5.0

    時間は優しくて残酷なもの。傷付いた心を癒してくれる代わりにあなたへの気持ちを移ろわせてゆく・・・。

    元は性描写のある18禁ゲームでしたが、シナリオの秀逸さで話題になり一般ハードにも次々と移植された成功作品。
    大人しい遥と活発な水月の2大ヒロインと主人公の3角関係も、主人公が遥と付き合い始めたことで上手くいくかと思われた。
    が、それが暗転する事件が起きる。

    このゲームの真のあるべき話の結末は、やはり「水月トゥルーエンド」だと思う。
    確かに主人公と遥は高校時代に愛し合い付き合っていた。
    が、遥は事故に遭い意識不明の重態になり、そのまま目を覚まさない状態で時だけが流れた。
    遥の時間は止まってしまったが、その他の人間の時間は変わらず動いており、遥と主人公・水月の間には決定的な時間の溝が生まれてしまう。

    所謂「浦島太郎」状態の遥とは結ばれず、その間も主人公を支え続けた水月を伴侶としていくという物語こそが
    この作品が真にユーザーに伝えたいことを示唆している。
    それは「時の流れ」の残酷さであり、「永遠に続く想い」など実はないのだという悲しい事実。
    だからこそ「単なるハッピーエンド」な物語とは一線を画して今も多くのユーザーに傑作として語り継がれているのである。

    ただ全体を通して主人公のヘタレぶりにはイラツク可能性高し。
    物語によっては水月や遥だけでなく、遥の妹の茜とも関係を持ちいずれをも「妊娠させる」可能性があるほどフラフラと女に流れます。
    「積極的に運命を切り開いていくタイプ」ではないです。主人公。

    しかし、過酷な現実を突きつけられたら多くの人はこうなるのがむしろ真実なのかも。

  • ★★★★★ 5.0

    時間と優しさ。

    この作品では『時間の過酷さ』と『人の優しさ』と言う二つ事について考えさせられました。『時間の過酷さ』と言う面では、時間というものは時に残酷なまでの現実を人に見せます、反面その傷を癒すのもまた時間なのです。時間というものの「残酷さ」と「優しさ」をこの作品では見事に表現していますね。『人の本当の優しさ』と言う面では、人は万能ではない、ゆえに例え相手に誰を選ぶもただ一人…。「本当の優しさ」とは目先のほんの一時の優しさではなく、もっと深く長く相手の事を考え、時には自分を傷つけ他人を傷つけてでも心を鬼にして突き放し、その人が本当の幸せを見つけられるように新しい道へと導いてやるのも「本当の優しさ」の一つなのである、このような事を深く考えさせられる内容になってます。精神的にとてつもなく重く、心が痛くなる内容ですが、やった人は必ず最後に感動を味わえるでしょう。絶対オススメな作品です。

  • ★★★★★ 5.0

    大いなる後味の悪さは、まさに青春の味

    青春時代になんらかの「傷」を持つ男性なら、感情移入せずにはおれないシナリオを持つ異色の快作。
    「究極の二者択一」をプレイヤーに迫り、大いに悩んでもらおう、というのが本作の真意なのはありありなのだが、しかしそれだけで済まされなくなるレベルまで昇華しているのが最大の特色。「トコトン考えさせ、トコトン悲しませ、トコトン悩ませ、そして最後に大いなる後味の悪さを残す」という意味では、映画「タイタニック」にも共通するものがある。しかし「タイタニック」との最大の違いは、その拘束時間の長さだ。映画なら数時間で解放されるが、本作は、プレイ時間が長くなるほどバックグランドの情感が抜けにくくなり、ついには実生活上の精神状態にも影響を及ぼす。多かれ少なかれ、誰でも軽度の鬱状態を経験するはず。
    実際、この選択はどのエンディングを取ってみても「理想的に解決される」ということが絶対にあり得ないわけで、その意味ではどのエンディングも大いに後味の悪さを残す。しかしこの後味の悪さこそが本作の味、そして青春の味だ、と解釈できなくもないわけで、しかしそれならば理不尽さはそのまま理不尽に捨て置くべきだったろう。無理に破綻なくまとめようと努力すべきではなかった。
    さらに一つ納得できなかったのは、私は「究極の泣きゲー」との前評判から、青年時代に戻って怒号したいがために実にマジメに、真摯にプレイした。しかしその結果、私がたどり着いたエンディングは、実にクレイジーで投げやりなバッドエンディングであった。他の部分の丁寧な心理描写からは考えもつかない酷いエンディングで、「これが数十時間を費やして真摯にプレイした見返りなのか?!」とのショックは隠せなかった。むろん、すべてのプレイヤーに同じ「豪華な泣きエンディング」が用意される必要はないし、これが2回目以降のリトライであれば私も不満は言うまい。しかし、本当に私の実存を賭けてプレイし、すべての台詞を割愛することなく丁寧に読み、声優陣の渾身の演技を真摯に受け止め、すなわち私は身も心も誠実な青年になり切ったつもりだった。その挙げ句のこの仕打ち。これは、入り込みすぎていただけに、実生活で受けるショック並の衝撃であった。システムに欠陥はなかったか?それともヤッパリ私がおかしいのか?!
    しかし、私はだからといってこの作品の評価を下げるつもりはない。こんな気分になったのは、遠い昔ゲーテの「若きヴェルテルの悩み」を読んだとき以来で、それは遠く過ぎ去った私の青春時代の、もう絶対に得られない郷愁だからだ。

  • ★★★★★ 5.0

    PC版との違い

    PC版と比べると両者は同じストーリーなのに18禁制限というところに違いがあります。もちろん細部を比べればほかにも違いは多数あるでしょうが、最大の違いはここにあります。
    正直、PC版をプレーしたときに18禁表現のシーンはなくてもいいと思ったくらいにストーリーは完成度が高いものでした。つまり18禁表現のシーンを飛ばしても(そうなるとゲームの趣旨は変わってしまうのかもしれませんが)十分に楽しめたのです。むしろストーリーを楽しむのならこういったシーンは無い方が良いと思いました。で、出たのがこのPS2版の君が望む永遠です。思ったとおりストーリーが満喫できましたので、単純に感動したい人はこちらのほうが良いかもしれませんね。
    社会人になりたての人などは学生生活の延長上に成り立つストーリーに痛いほど共感できるんではないでしょうか。そういった点ではダメダメ主人公もピッタシ役にはまっていると考えることができます。

  • ★★★★★ 5.0

    選択の意味その先(少ネタバレ)

    作品の世界観や出来事は、多少特殊な事例の為、感情移入しづらかったのですが、プレイを終えて、思い返してみると、そんなことはきにならないくらい、その強烈なメッセージに深く感動し考えさせられました。本作の最大のテーマは、「選択」そのものだと思いました。選択とは、何かを選び何かを切り捨てることが本質であると思います。初めから決まっているなら選択は生まれません。私たちは常に日常の中で必ず選び選択して生きています。この作品では、人生を左右する大切な誰かを選べば別の大切な誰かを切り捨てるという理不尽な選択を突然迫られます。苦しみと葛藤のその先に選ばれた者、故に選ばれなかった者が必ず決まり、さらに本質の描写は選ばれなかった者に向けられています。その悲しみ、絶望が見ていて苦しく、しかし他を選んだ以上何も出来ないという主人公のやるせなさと決意が選択の重さを深く深く感じさせてくれてとても切なくなりました。しかし、苦しくとも時間は進んでいきます。時間も選択も辛いことばかりじゃありません。時間がたちたくさんの選択をしていく上で主人公たちの強さが壊れた絆を幸せな方向へ、実った様が見て取れる最後は、人の強さ、優しさ、あたたかさを感じ、涙が溢れました。選択の本質のその先の、人の強さに、勇気をもらえた。そんなすばらしい作品です。

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最終更新日:2024年5月12日 PR