メモリーズオフ それから 初回限定版

レビュー

• カズタマ

  ★★★★ ★ 4.0

  投稿日：2024年4月14日

  メモリーズオフ それから 初回限定版

  『メモリーズオフ それから 初回限定版』は、「想い」をテーマにした恋愛アドベンチャーゲームの第4弾で、切なくも美しい恋物語を描いています。このゲームでは、浜咲学園に通う高校3年生の鷺沢一蹴が主人公で、彼は突然ガールフレンドの陵いのりから一方的に別れを告げられるという痛みを体験します。その衝撃的な出来事から物語は始まり、一蹴は失いたくない想いと新たな出会いの中で、重要な選択を迫られます。
  
  物語は5人のメインヒロインたちとの関わりを軸に進行し、それぞれの個性的なキャラクターがプレイヤーの心を引きつけます。一蹴の妹で動物好きの鷺沢縁、呉服屋の娘でなぎなたの名人藤原雅、モデル業もこなすお嬢様花祭果凛、そして空想好きの眼鏡っ娘野乃原葉夜と、多様な背景を持つヒロインたちとの交流は、ゲームを一層楽しませてくれます。また、シリーズのファンにとっては、過去作のヒロインが脇役として登場する点も魅力的です。
  
  ゲームのビジュアルとキャラクターデザインは、松尾ゆきひろと輿水隆之によるもので、感情を豊かに表現しています。各ヒロインごとに異なるエンディングが用意されており、何度もプレイすることで異なる視点から物語を楽しむことができます。
  
  本作は、その複雑で感動的なストーリー展開と、魅力的なキャラクターたちによって、恋愛アドベンチャーゲームの真髄を味わうことができる作品です。各ヒロインとの深い心の交流を通じて、嘘と真実が絡み合うドラマを体験することができます。このゲームの豊かな物語性と感情移入を求めるプレイヤーにとって、ぜひプレイしてみてほしいタイトルです。
  また、本作は本編のゲームディスクの他に「イラスト設定集」「BGM集」が同梱された初回限定版となります。

• ★★★★★ 5.0

  完成度の高さが光るMemories Off第4作

  「初めから好きじゃなかったの・・・」
  
  ・・・彼女の突然の別れから始まる本作。
  2004年にKIDから発売された『Memories Off』シリーズ第4作にあたり、第1作の切ないシナリオの完成度の高さ、第2作(Memories Off2nd)の充実、第3作(想い出にかわる君)の新たな試みの全てを内包した完成度の高さを誇ります。
  
  阿保剛氏の手がけたピアノサウンドメインの優しく柔らかい丁寧な作曲と共に彼女の真意と彼の拭えぬ過去の姿が明らかになるにつれ、さらなる切なさが彼らを彩ります。
  サブヒロインの存在やシナリオも主人公や旧作ヒロインの行動などと繋がっており、単発のギャルゲーとは一線を駕す見事な構成力に溢れています。
  
  とりわけ本作は過去シリーズを踏まえた集大成としての存在感もピカイチで、前作『想い出にかわる君〜Memories Off〜(以下、想君と略)』から完全にシナリオが繋がり、カフェならずやの代理店長として動き始めた白河静流(『Memories Off2nd(以下、2ndと略)』のサブヒロイン)の話題から舞台は整っていきます。
  
  そこへ集うバイトとして働く主人公や、成長した2ndのメインヒロイン白河ほたる(静流の妹)や想君のメインヒロインの一人黒須カナタ、シリーズの良きアドバイザー稲穂信に加え、カナタの親友にしてライバルの花祭果凛(新キャラ)など多彩な顔ぶれが揃います。
  
  確実に旧作品から時間経過しているので、各キャラの成長ぶりにこちらも楽しくなってしまいます。
  千羽谷という町を舞台に進むMemoriesOffシリーズの意外な人物関係にも驚くこと必至です。
  本作からメモオフを始めてもOKですが、旧作をプレイしてこそ本作の真の醍醐味が味わえると言えるでしょう。

• ★★★★★ 5.0

  いのり健気すぎる

  私はヒロインの中ではいのりと義妹の縁がお気に入りです
  いのりに突然振られた主人公を慰めようとする縁の姿に思わず涙してしまいました
  いままでのmemorys offも名作でしたが それから は飛び抜けての良作でした
  ギャルゲー好きでない人でも十分にオススメできます

• ★★★★★ 5.0

  すばらしい。

  メモオフシリーズ最新作!
  というわけでかなり期待は大きかったです。設定資料もなかなかでしたし。
  ストーリーは全作品中1番ではといった感じです。買って損はしないはずです。

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