ゲーム概要
キッドより2005年5月12日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたサスペンスアドベンチャーゲーム。複雑に絡みあう2つのシナリオをクリアして、用意された複雑な「謎」を解明する作品。「ココロ編」と「サトル編」の2編のシナリオを収録。2人の主人公のそれぞれの状況によって引き起こされる事故・事件に居合わせた人々と共に、限られた時間を生き延びよう。最後に待つ衝撃の真実とは?※廉価版
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2024年4月3日
Remember11 the age of infinity(SuperLite2000シリーズ)
『Remember11 the age of infinity(SuperLite2000シリーズ)』は、2つの現場で男女の主人公となり、その場所からの脱出を目指すアドベンチャーゲームです。プレイヤーは、人格交換というシステムを利用して主人公の意識を交換し、複雑に絡み合うシナリオの謎を解き明かします。
雪山での事故により閉じ込められた女の子「冬川こころ」と、日本海にある閉鎖施設で謎の殺人者から逃れる男子大学院生「優希堂悟」という2つのシナリオが用意されています。これらのシナリオをクリアすることで、双方の物語の謎を完全に解くことができます。
本作は、人気アドベンチャーゲーム『infinity』シリーズの続編でもあります。美麗な2Dグラフィックと演出が、サスペンスストーリーをさらに盛り上げています。
本作の魅力は、まず複雑なストーリー展開にあります。二つの異なるシナリオが絡み合いながら物語が進行し、プレイヤーを魅了してくれます。また、美麗なグラフィックと演出が、サスペンスの緊張感を高め、プレイヤーを没入させてくれます。このゲームは、謎解きやサスペンスが好きなプレイヤーにお勧めの作品となっています。
また、本作は先にプレイステーション2で発売された『Remember11 the age of infinity』の廉価版となります。 -
★★★★★ 5.0
この作品はもっと評価されてよい。
私が最初にプレイし終えた際の感想は、不満未練たらたらでした。
この作品にはあらゆる解釈ができる、と思ったからです。
明確な答えが載せられていない以上、疑問は尽きないものだと思いました。
私はなぞなぞが得意ではないので、すぐ答えを求めてしまう、というのも原因でしょうか(笑
この作品について改めて考えようと思ったのは昨年の暮れでした。
実は、Infinityシリーズで最初に始めたのがRemember11で、昨年の暮れにEver17をプレイし、
ラストに半ば衝撃を受けつつ、このシリーズの最新であるこの作品について考え出したのがきっかけでした。
私は、この作品には明確な答えがある、と思いました。
この作品の良いところは、明確な答えが記述されていないため、一部のプレイヤーの満足度が"高まる"ことだと思います。
要は自己満足的なものでしょう。
張り詰められた伏線を紐解き、論理的な解釈をする…それが当てはまったとき、作者(悟)の意図がわかります。
この意図がわかったときの衝撃は、Ever17より大きかったです。 -
★★★★★ 5.0
この作品は芸術です。
かの有名な芥川龍之介の代表作「羅生門」の結末は発表当初
「下人は、既に、雨を冒して、京都の町へ強盗を働きに急ぎつつあった」
であったそうな。しかし、その後芥川はこれを
「下人のゆくえは、誰も知らない」
という表現に変えました。
なぜだかわかりますか?わからない人にとってはこのゲームはつまらないかもしれませんね。 -
★★★★★ 5.0
おもしろいですけど選びます・・・
infinityシリーズってことで買いました。
今作品は恋愛モノではないのでバッチリ違う雰囲気バリバリです。
このゲームは評価が真っ二つに別れる作品で、かなりの迷作です。
ラストの感じはかなり「え?」ってカンジです。
いろいろなサイトでこのゲームの真相を明かそうとしていますがかなり謎の多い作品です。
しかしストーリーはかなり面白いし、ハラハラしました。
声優さんも好きな子安さんや友永さんなどが出演していましたし。
このゲームは前作と関係ない感じがしますが、やっぱり繋がっていますのでシリーズ好きな方はオススメ。
シリーズやってない方でもありです。 -
★★★★★ 5.0
まさしく『問題作』!
何十時間にも及ぶプレイを経て、私は「これこそゲームという媒体の新たな形だ! 今世紀最大の問題作だ!」と思いました。
世間的にこの作品の評価は決して良いものではないと思います。これは前作の大傑作Ever17の影響が強いでしょう。Ever17では巧妙に張り巡らされた伏線を見事にひとつに収束し、たとえようのないカタルシスをあたえてくれました。このRemember11はその対極です。あたえられたピースはひとつに収束されず拡散されたまま、与えられるカタルシスもありません。そこにあるのはピースだけです。最後までひとつに収束されることがありませんでした。それはなぜか? そうあるべきだったのです。パズルというのはピースを組み立て完成するからこそ楽しみがあります。この作品もそれです。たとえるなら、膨大な量のピースで作られる絵柄のない真っ白なパズルといったところです。このピースをはめていくのは私たちです。私たちがパズルを完成させれば、この物語も完成するのです。もちろん私もパズルを組み立てようと奮闘奮闘奮闘しました。徐々に形が見えてき、そしてほぼ完成。鳥肌が立ったなんてものじゃないですよ。体の中にたまった形容しがたい感情を、暴れて吐き出したくらいです(良い意味で)。もちろん、私がほぼ完成させたパズルに信憑性なんてあったもんじゃありません。このパズル、実は同じ形のピースがあったりするんです。そして真っ白。出来上がるパズルは皆違った形になります。無限の答えがあるんです。まさにinfinity。
ここで、すべての回答をプレイヤーにゆだねるのはどうよ?と思われるでしょう。しかし、新しいものというのは大抵ほとんどの人は受け入れられないものです。こういうゲームがあったって構わない。新しいゲームの形だと、私は思います。まさしく『問題作』なんです。
蛇足ですが、同時にサスペンス的緊迫感や絵、音、システム、その他の質の高さ。星十個くらいあげたいです。 -
★★★★ ★ 4.0
とんでもなく不完全で完成された世界
Infinityシリーズのラスト。シリーズとはいえ、ライプリヒ製薬やモリノ博士等世界観が多少被っているだけでストーリーは別物です。
打越&中澤両氏の得意とするトリックと言えるのではないでしょうか。今回は人格が入れ替わるという設定のもとに、サトルとココロの2人を主人公として操作します。
Never7、Ever17と違い、恋愛アドベンチャーではありません。
サスペンス的な意味合いが強く、極限状態の雪山、殺人者の徘徊する施設、周りの者からはDID扱いをされ、身体だけではなく、精神的にも追い詰められていく2人……
さらに、周りの人間までもが臨界点スレスレ状態にあるため、これまでにない緊迫感が味わえます。これはEver17で指摘されていた「緊張感の無さ」を解消できていると言うことです。
考えても考えても謎が現れ矛盾を呼ぶ。
2人のシナリオをクリアしてもプレイヤーに明確は「答え」は提示されず、コンプリートして始めて材料が揃います。
そこから先はプレイヤーの調理法次第。ですが、道筋は示されているのでおぼろげながら答えは見えてくるはずです。
真相が中途半端であるという点は確かにそうなのですが、この作品は全部最後に説明を入れると無粋なような気がします。
中だるみは無く、先をどんどんしたくなるから注意ですよ。
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最終更新日:2024年4月3日 PR